乾徳山(不帰嶮に行く前に、無事帰ってきた乾(徳山))

- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,277m
- 下り
- 1,261m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 7:50
| 天候 | 曇り時々晴れ 午後一時雷雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ポール
テント
|
|---|
感想
2014年より始まり奥穂高岳、槍ヶ岳、剱岳と続けてきた夏の北アルプス山行、今夏2017年は後立山(白馬岳〜鑓ケ岳〜不帰嶮〜唐松岳)縦走に決定しました。
本番に向けてメンバー4名は、ひそかに(実はバレバレ!)のトレーニングに精を
出しています。
2週間後に迫った梅雨の晴れ間、ヒミツトレーニング単独行に出向いたのは乾徳山。
・徳和からの八の字周遊ルートは、標高差1200m超、10キロ超の行程がある。
・山頂直下には、スリルに富んだ岩場が待ち受けている。
・樹林帯、平原、ガレ場と緩急織り交ぜたコースは変化に富んでいる。
この特徴は、白馬岳への長丁場、不帰嶮の岩稜帯、縦走路の七変化への対応として
正にピッタシと考えた為です。(実を言うと前夜まで、乾徳山に行こうか、妙義山に
行こうか、悩みに悩んで(._.)いたのですが、大師匠からのアドバイス「白馬に行くな
ら心肺機能を鍛えてから」の一言が最終の決め手となりました。「ある程度長い距離
を歩く山域に行こう!」と、、)
ひとつ注意は、「不帰嶮」に行く前に怪我でもして「不帰の乾(徳山)」(*_*;に
ならない事が肝心です!(マズイ! ギャグがStantonに似てきた!!)
私にとって2年ぶり2度目の乾徳山、前回は大平高原からのショートコースで山頂
間近の岩場を主目的に行きましたが、今回の八の字周遊コースは歩くペースも考慮
しつつ山全体を楽しむ事が目的です。
コース紹介
(乾徳山登山口〜銀晶水〜錦晶水〜国師ケ原十文字〜月見岩)
国師ケ原十文字までは、やや斜度のある樹林帯の中を、気持ちがよい程ぐんぐん
と標高を上げていきます。 2つの水場は火照った体に爽やかな「涼」を与えて
くれます。 冷たくきれいな湧水に、日焼け止めを塗った事を忘れ、思わず顏ま
で洗ってしまいました〜〜(;_;)/~~~
国師ケ原に近づくと、南方からは穏やかな表情を見せる頂が姿を現します。
更に進み 月見岩近くの木陰でひと休み(-_-)zzz
(月見岩〜扇平〜岩稜帯〜鳳岩〜山頂)
扇平でストックをしまい、斜度の増した岩稜帯を登って行くと、乾徳山のハイ
ライト 連続クサリ場劇場が開幕します。 髭剃岩〜胎内岩〜カミナリ岩〜凰岩
山岳雑誌でよく見る岩たちが、次から次へと「ようこそ」と出迎えてくれます。
この場にくると、不思議とそれまで1000m超登ってきた「疲れ」をすっかり
忘れます!(もっとも命に係わる問題ですので、疲れているワケにもいかない
のが実情なのですがネ。。。)
有名な「鳳岩」について一言、この岩、足をねじ込んだり、クサリに懸垂気味
に登る場面があります。 おそらく北アルプスの有名岩場であったなら、杭を
刺したり、補助的なステップを切ったり、2重3重の安全策が施されている
可能性が十分にあると思います。
それと比較して、この鳳岩は「素の岩場とはこうなんだ」とダイレクトなメッ
セージを伝えてきます。 自分のスキルがまだまだ未熟である事に気づく瞬間
でもあります。
私が到着時は、行列2名のクサリ待ちでしたが、30分後に上からのぞいてみる
と十数名の長い行列となっており、鳳岩は早めの時刻に通過がお奨めです。
(山頂)
今回、眺望はほぼゼロ(>_<) 富士山、南アルプス、八ヶ岳、金峰山etc
これらはみな雲の中に隠れて見えませんでした。 次回に期待です。
岩に寄り添うように咲く可愛らしい花に心を癒されたり、頂上祠近辺での相互
撮影交流を終え、北方 水ノタル方面へ下山を開始しました。
(山頂〜水ノタル〜迂回下山道〜高原ヒュッテ)
山頂から水ノタルに向けて、ロープ&ハシゴを頼りにゴロゴロした岩場を
下りていきます。 このロープ&ハシゴ、お世辞にも「丁寧に設置されている」
とは言い難く(個人的主観デス(+_+))、意外と緊張する場面です。
北方より振り返り眺める乾徳山山頂は、岩のカタマリとも言える厳しい表情を
見せて、迫力さえも感じられます。 「また来るネ!」と先を急ぎました。
迂回下山道 昭文社の地図では破線ルートとなっており、分岐入口看板にも
「ガレ場の急下降」と注意が促されています。
段差のある岩場、湿って滑り易い倒木&岩、ルート不明瞭な箇所、等々、シリ
モチ2回(>_<)、2時間近くの難儀の末 ようやく高原ヒュッテの野生鹿が
出迎えてくれました。
(国師ケ原十文字〜道満尾根〜道満山〜下山口)
八の字周遊ルートの下山は、急な尾根道を1時間強かけて下りていきます。
道は整備されていて歩き易く、今日の猛烈な暑さにペットボトル2本がカラ
になり、下界の自販機を求めて最後は駆け降りるように、駐車場近くの下山口
へ到着となりました。
(まとめ)
乾徳山 7時間の山中で、雪渓を除く多くの場面を体験できました。
日帰りで楽しめる名山として、その人気に納得できます。
柔と剛を合わせ持つ2面性は、案外?人間味に溢れた山なのかもしれません。
表向きを取り繕っても、隠し通せる事が困難な裏の本質は最後は見抜かれて
しまいます。
「自然体でいきましょう(^^)/」そんな言葉が聞こえてくるような山行となり
ました。 楽しかったです(^^♪
もちろん 良いトレーニングにもなった事は言うまでもありません。
お疲れ様でした。
(心配事)
迂回下山道で、足がつってしまい座り込んでいたベテランの方(2人パー
ティ)、その後無事に回復したでしょうか? 差し上げたサポーターは
効果があったでしょうか?
日が長い季節ですので、時間的なゆとりはありますが、辛そうでしたので
とても気になっています😞。
anagashima
















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