今度こそは!の塩見岳


- GPS
- 10:49
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 2,375m
- 下り
- 2,366m
コースタイム
- 山行
- 9:52
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 10:48
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
装備
備考 | 6/17にタイアバーストで登山口にたどり着けずに敗退した山 今回は無事駐車場に1:30に到着 出発の4時まで仮眠を取ることに 運転後の興奮した体でなかなか眠りに着けず その内うとうととし、浅い眠りについたよう。 |
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感想
3時起床、車中で朝食のおにぎり2個を食べながら準備。
3時30分、準備を整え車外に出る。
ここで本日最初で最後となるお手洗いに。
3時40分、登山届を提出し登山口ゲートをスタート。
最初の舗装路は暗がりの中、ヘッドライトを点けての歩行。
先行者1名の光が遠くに見えるので少し安心。やがて登山口のバス停に着。
さあ、これから登山開始。
いきなりの急登だが整備された土道、不安なく前に進める。
途中、三伏峠までのマイルストーンがあり、通過の度に元気が出てくる。
6/10地点を過ぎたあたりでしょうか、水場が現れる。
「ほとけの水」の名の通り、冷たく美味しく、一息着けて、そしてありがたい。
ヤマレコ写真でよく見る丸太の梯子が連続し始める。
思いの外滑る、下山時は気を付ける必要ありと思うが、その頃は疲労コンパイで覚えているかどうか・・・
一部開けたところから見える木曽山脈の山々、天気もよく素晴らしい眺め。
そろそろ三伏峠小屋か、「あと200歩」の看板が見えた。
皆さん測っているようで、私も歩測、う〜ん242歩、足、短い?
写真で見た通りの小屋、標高も2,580mとな、「日本一高いと言われる峠」って表現が素敵だ。
行動食の大福を食べ、前に進む。
小屋番のお兄さんが新館の掃除をしている折、塩見までの道を確認する。
「少し行くと荒川との分岐があるので左に行くように」との言葉をもらい緩やかな下りを進む。
昨晩は雨が多く降ったようで道の窪みぬかるみ具合がはなはだしい。
防水機能が怪しくなってきたシューズ、道の濡れていない部分をアクロバティックに歩いて進むことに。
三伏山に着くと若い男女が一服中、とても仲が良さそう、いいな。
女性の方は大変、日焼けの予防が大切。
「お先に」と声をかけて先に進む。
すぐ目の前に目的の塩見岳が見える。でも大きく左に回っての長いアプローチが必要。
ここら辺から一旦下る。大きな登返しが都合2回ある。昭文社のコースタイムで往復15時間を要する山。
地図を見るだけではそれほど辛そうには見えないが、こんなところがしんどい山の理由。
既にお日様も高くなり始めているが、道は樹林帯の中なのでそれほどの暑さは感じない。
コルに着いて、さあ登り返しスタート。
途中、開けたところで振り返ると「三伏峠小屋」が見える。だいぶ遠くなってきた。
ハイマツの林が突然開け、明るい空と一緒に塩見小屋の看板が目に入ってきた。
おおー、ここが塩見小屋か。
小屋番の方が布団を屋根に干している。最近はシュラフが主流のよう。
通過して、いよいよ山頂にアプローチ。
ん?と振り返って遠くに三伏峠小屋を再確認、同じ高さに見えるぞ!?
ってことは、ここまでかかった時間と同じ時間が帰りにも掛かるってことか。
どおりで登りも下りもコースタイムに差が無い訳だ。
少しうろたえたが先に進むしかない。
天狗岩って言うんでしょうか、たじろぐ岩壁、登山ではなく登攀の入口に入っている。
細かい砂も浮いているし、ここは雨の日は勘弁だな、と思いつつよじ登る。
どこかで登った記憶がある雰囲気、そうだ、早月尾根から登る剱岳の最終部みたいだ。
時間的にも同じ感じ。
そうか、塩見岳の核心部がここなんだ
なんとか登り切り最後の壁を登り切ると西峰の標柱が、う〜ん疲れた。
少し離れた所に東峰が、西峰は本峰のようだが向こうも行ってみる事に。
お年を召した方々のグループが頂上の岩場で車座になってお酒を飲んでいる。
だいぶご機嫌のよう。
他の方々は少し離れた場所で寛いでいる。
おっ、下を見るとちっちゃな女の子がこちらに登ってくる。
すごい!、あっという間にお父さんと一緒に見事登頂!
お父さんが嬉しそうに娘さんの写真を撮っている。
ご一緒にどうですか?と言って1枚にお収めする。
お子さんに聞くと10歳とのこと、いやはやすごい。
お父さんが言うには、以前に4つ上のお子さんと登った際、雨だったので下りに天狗岩を通るのは危険と思い、
熊ノ平小屋方向に引き返したとの事。
今日の状態を聞かれたが、やはり下りはざれた岩肌の上は少し危険か。
お父さんがロープ確保してあげれば何とかなるのではと思いますが、でも無理はなさらない方がよいのでは、と答える。
この後、親子水入らずでお昼を取っていました。
なんとも微笑ましい光景でした。
お嬢ちゃん、楽しい思い出になりましたね。
昨日、仙丈ケ岳に登り、今日は熊ノ平小屋から来たと言う男性と少し会話を。
この頃はすでに雲が遠くの山々を遮り始める。
彼いわく、「南アルプスは中央アルプスの間にある伊那の町が近くにあるため午前中の早い時点で雲が沸くんだね」と
確かに、北の場合は昼頃から雲に覆われ始めるな。
「この山で良い景色を見るのは山頂直下の山小屋泊で早朝に登らないとなかかな見れない」との弁。
塩見小屋がこの下にある理由が分かったような気が・・・
もう一人の方が天気予報を確認。
どうやら午後に一雨、雷付きで来そうだと。
ゆっくりもしていられないな。
蝙蝠岳は次回にお預けし、下山することに。
あ〜、来た時間と同じだけかかるんだ〜、三伏峠まで頑張って戻ります。
下りは確かに滑る。
途中、三伏山で逢った男女が登ってきた。男性が登ってくる女性を優しく見守る。いいなぁ。
岩道の途中途中で登りの方々とすれ違う、お互い気が張る瞬間。
無事岩場を通過し、塩見小屋で一服。
ここのトイレ、なかなか敷居が高いぞ!女性の方は要注意です。
この後はコルに降り、とても苦手な登り返しに。
本谷山では数人のグループがにぎやかに。
行動食の「一本満足」を食べる。これで1時間歩ける。
あたりの山々はすでに雲に遮られはじめている。
ここはもう峠小屋を目指して歩くのみ。
荒川との分岐が見え、そろそろ小屋に。
テント場には片付け中の方や、お昼のラーメンを鍋ごとやってる若い男性の姿が。
無事に小屋着。男女が小屋泊まり客用のテーブルで寛いでいる。
少し休んでもう一本の「満足」を
帰りは200歩の歩測はなし。
塗れた下り道は滑らないように気を付けるのみ。
1/10毎の看板を励みに下る。
下の方からバスの音が聞こえる、バス停も近い。
無事、バス停到着。
丁度14:00着のバスで1人の女性が下りてきた。
ひや〜すごい、こんな時間に1人で。関心する次第。
多くの方が帰りのバスを待っている。
すぐそこの駐車場までだけど乗れるのか?、先頭で待っている人に尋ねると、大丈夫じゃないか?との弁
バス中で立っているだけでも楽ですよ、でもバス時間まであと25分あるけど?
う〜ん、歩くことにして思い切って砂利道に出る。
やっとゲートが見えた、あ〜着いた、疲れた。
車に戻って社内に置いておいた熱々のコーラを飲む、が、これはこれで良しとしよう。
バスが着いて何人かが降りてきた。
皆さん片付けを始める、こちらものんびり片付けを。
満足感ひとしお、とても良い登山でした。
塩見岳日帰りすごいですね。
山頂から塩見小屋辺りまで同じ時間に歩いていたものです。
水色のヘルメットかぶっていたのですがけっこう写真に写っていて
すごくうれしくてコメント書かせていただきました!
写真記念にもらってよろしいでしょうか?
syjp2acy 様、コメントありがとうございます。
私も覚えています。
単独行が多いので途中で逢っ方との会話はとても楽しく、良い思い出になっています。
日記にもつとめてその方の写真や会話した内容を入れて、後から読み返した時に楽しかったことを思い出せるようにしています。
写真、どうぞお納めください。
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