伊吹山北尾根 スタート悪けりゃ・・・


- GPS
- --:--
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,292m
- 下り
- 1,427m
コースタイム
10:10静馬ヶ原 - 11:41御座峰 - 12:151083ピーク13:07 - 13:28御座峰 -
14:25静馬ヶ原 - 16:07さざれ石公園
天候 | 晴れ 午後は遠雷が聞こえていましたが、下界では35度を越える真夏日となりました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
さざれ石公園の登山口横に登山ポストがあります。 北尾根に入ってからは、藪こぎ状態のところも多く、草の下の岩は露で濡れていて滑りやすく、充分な注意が必要です。 |
写真
感想
いつも琵琶湖側から眺める伊吹山は、独立峰の威厳もたっぷりにそびえていて男らしい山です。
その伊吹山に北尾根があるのは読んだり聞いたりして知ってはいましたが、今回そのルートを歩くことができました。
毎回ルートを決めたり行程を組んだりするたびに思いますが、まだ自分の体力や歩くペースもつかんでいない・・・というか、気分次第で体力なんかあったりなかったりの私に予定を組む意味はあるんでしょうか?
地図とにらめっこしていても、想像の中で歩いている私はまるでTVゲームのキャラクターのように線上を移動しているだけなんです。
当然頭の中では「もっと動かしてやれ!」と欲張りな行程になってしまうわけで、もっと経験を積んで現実的なプログラムを組みたいところです。
今回のスタート地点は「さざれ石公園」という由緒正しき場所で、「君が代」に登場する「さざれ石」が実在するなんてことも初めて知りました。
この公園が知る人ぞ知る伊吹山の第二の登山口だそうで、初めて歩く私にとって楽しみなことこの上なしです!
予報では猛暑になるとのこの日、暑くなる前に尾根に出ようと自宅を3時に出発、公園を5時にスタートの予定を立て、準備万端整って眠りに着いた前夜でした。
ところがここ数日の仕事の忙しさに体が負けてしまったのか、目が覚めたのは3:30自宅を出たのは4時と出だしから1時間の遅刻・・・
それでもこの時間、まだひっそりと静まる道を走りながら自分の中のテンションが上がっていくのを感じます。
東の空が白みだして、鈴鹿の山々のシルエットが鮮明になってくると、今日は見事な日の出の予感。 伊吹山頂でご来光を待っている人たちはきっと楽しみにしているだろうと目を向けます。
(人がいるかなんて見えるわけはないんですが・・・)
関が原から山越えをして公園に向かおうと集落を抜けたあたりで通行止めの表示。
別の道からとまた峠を越えて下る途中でそこでも通行止め!
迂回路を探すのが面倒になり、そこに車を置いて公園まで歩こうと決めたのは良かったのですが、一体ここはどのあたりであとどれくらいで公園に着くのか見当もつかないまま林道を下っていきました。
迷いながらでも歩き出したことで体は喜んでいるようです。
いきなりの下り道に出だしゆっくりのペースが作れず、歩調は速くなっています。
あとになって響くんですよね、これが・・・
8時前になってやっと公園に到着しました。
登山ポストと登山口がありましたが、せっかく来た以上は! と「さざれ石」なるものを見物に寄り道。(写真に撮っていたはずが、保存し忘れたのか画像がない!)
再スタートを切れたのが8:09と当初の予定はどこへやら、地形図と地図読みチェック表だけはしっかり持って歩き出します。
340mの公園から1060mの最初のピークまで一気の登りに体が悲鳴を上げます! あのよけいな1時間の林道下りのせいで・・・と頭の中で言い訳が始まり、次回はちゃんと予定通りスタートして・・・と今回失敗する前提の想像が頭をよぎります。 それはすごくかっこ悪いことで、今歩いてることを大切に!と自分を叱りながら歩を進めます。
気温がこれでもかと上がり、水分補給がいよいよ頻繁になった頃、「今日のテーマは、体力を消費しながら歩くこと、そのつらさを味わうこと!」というわけの分からないことを思いつき、そう思い込むことで足取りも軽くなったものです。
(この単純な思い込みは、たぶん私の特技だろうと思います)
伊吹山ドライブウェイの高さまで登るとしばらく並行して歩きます。
このあたりも花の多いところですが、日差しが強く、携帯電話のカメラ機能では露出の調整が追いつかず、白く飛んだり黒くつぶれたりの画像になってしまいます。
花の写真は今回(も?)落第作です・・・
いよいよ北尾根を歩き始めますが、最初からほとんど薮こぎ状態で、かき分ける、潜る、跨ぐの繰り返しがしばらく続きます。
1070mのピークを過ぎ、1083mのピークで昼食中の仲の良いご夫婦と挨拶を交わし、そのままそこで座って私も昼食TIMEに。
ご夫婦の登山暦や登った山の話など伺いながら、楽しい時間をいただいたところでそこを今日の折り返し点と決めました。
同じ稜線を戻るのをはっきり言って舐めていた私は予想外のきつさにじたばたします。
乱れる呼吸を整えようと大きく呼吸するうちに、呼気と一緒に声を出していました。 それもかなり大きな声で「アーッ・・・アーッ・・・」って、出産時のお母さんかと思うような声が・・・
前から来た人の驚いた顔を見て自分の声の大きさに赤面し、しばらくは疲れも忘れていましたが、他人様を驚かしてはいけません(汗)
下りで道連れになったのが若い男性。
このルートは散歩コースだと頼もしいことをおっしゃる彼としゃべりながら下りて来ました。
公園に車を停めていた彼は、通行止めの話をすると、車のデポ地点まで送ってくれると言います。 ちゃっかり甘えてしまった自分に再び反省・・・
反省点ばかりが目立った今回の山行。
現実的な立案とスケジュール。
歩き出しのペース配分。
行き当たりばったりの途中経過。
etc.etc....
次回はゆっくり歩いてみますか・・・
お写真を拝見すると、何だか雲に手が届きそうですね
北尾根、一見気持ち良さそうな笹原ですが、この時期は藪漕ぎですね
自分で思っているより大きな声を出している時ってあります・・・
私も時々、独り言を言ってみたり・・・、でもそんな時に限って振り向くと人がいたりするのです
最後の葉っぱのお写真、可愛い
私も先月の山歩きで見つけました。名前は分かりませんが、お気に入りです
岩手峠はまだ通行できない様ですね。
昨年の秋だったか、関ヶ原から抜けようとしましたが、引き返し、時間をロスしました。
ナルコユリとあるのは葉から見てもギボウシだと思います。
起きられず、計画だおれになることありますよね。
そんなときは行き当たりばったり山行でよいのでは。
無理しない範囲で帰ってくれば良いのです。
私など、計画といっても、コースタイムを多く見てるだけで本当に適当なんですがねー
反省しても忘れる方なので(笑)
今回のレコは自分でもちょっと殺風景に見えて、見てもらえるのか心配でしたが、覗きに来てくれてありがとうございます
先週の白山よりもきつかった今回の伊吹山
山を征服するような歩きかたじゃなくて、山と会話できるような居心地のいいトレッキングをしたい
はずなのに、今回心が飛んでましたね
思いがけないtodokitiさんからのゆるコメント
肩の力が抜けたような・・・ありがとうございます
計画
いざ本番中には、計画通りに行かなきゃ、との思いがどこかへ消えて
次の週末には初めて3千mに立つつもりです。
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