富士山北東麓(吉田ルート〜須走ルートの接続道3本を散歩)


- GPS
- 08:50
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,449m
- 下り
- 1,430m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:15
天候 | 曇り一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中ノ茶屋の分岐点で入山鑑札の確認をしていた。 キノコ狩りの人が対象のようで、入山料一人500円らしい。 「登山のため馬返しへ行く」と言ったら、そのまま通してくれた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<一合目〜細尾野林道〜滝沢林道> ・一合目廃屋の左側から裏へ回り、左方向へ行くと廃道がある。(地理院地図の点線道) ・一合目の先、適当なところから左の土手を上がて行っても行ける。 ・廃道は所々倒木があり若干荒れているが、歩くのに大きな支障はなく、約1.3km続いている。 ・廃道終点の沢の右岸尾根を登ると、細尾野林道に出る。 ・尾根は適当に歩きやすい所を登る。 ・細尾野林道から滝沢林道は特に問題なし。 <滝沢林道〜コノスジ中途道> ・滝沢林道からコノスジ中途道へは滑沢右岸にあった踏み跡から取付いた。 ・右岸、滑沢、左岸、どこも比較的歩きやすい。 ・上の方へ行くにつれ、石楠花やシラベを少しかき分けることになるが、密集していないので、大きな障害にはならない。 ・滑沢の北方向、標高2000m付近から広いザレ地がある。 ・樹林帯とザレ地の境目あたりに、ミヤマハナゴケの群生地がある。 ・ザレ地は砂走りほどではないが登りは辛い。ただ、山頂まで視界が広がり眺めは最高。 <コノスジ中途道〜須走五合目砂払> ・滑沢「YOSIDA」マークから100mの所に表示板がある分岐点を90度左折。 ・五合目砂払へのトラバース道は、特に危険個所や不明瞭なところもない普通の山道。 ・道なりに須走ルートへ出られる。 ・逆コースの場合、須走ルートからの入口を見つけるのは、かなり難しいと思われる。 (文字で説明する自信なし。写真参照されたし。GPSが必要と思われる) <お中道〜滑沢> ・瀬戸館の右側から裏へ回ると、御胎内神社(50m先)への入口があり、ここを入る。 ・樹林帯の道は、普通の登山道で迷うようなところはない。 <コノスジ中途道(〜吉田ルート六合目)> ・長田山荘の右のブル道脇で、表示板あり。 ・滑沢の「TOSIDA」マークから吉田六合目川は、幅の広いザレ場と樹林帯がある。 ・ザレ場のトラバース個所は、踏み跡が薄いが、10m間隔くらい頻繁にペンキマークだある。 ・吉田六合目へ出るのは簡単だが、吉田六合目から入るのは目印がないので難しい。 (「樹木こんもりの左を目指していく」くらいのことしか言えない) |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
装備
個人装備 |
ソフトシェル
グローブ
雨具
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
富士山西麓は何度か行き、様子が分かってきたので、今度は東麓方面へ目を向け、手始めに吉田口登山道と須走ルートの連絡道を散歩してみた。
今回の参考に当たっては、skmt803 さんのレポとGPSデータを参考にさせていただきました。お礼申し上げます。
六合目より下の連絡道は、高い方から「お中道」、「コノスジ中途道」、「コノスジ中途道の中間から須走五合目砂払へ向かう道」の2.5本。
これらの道は比較的シッカリしていて、普通の山道と言う感じだったが、須走五合目砂払と吉田六合目の入口は非常に分かり難いと思う。今回はどちらも出口だったので、問題なかったが、逆方向だったら自信がない。GPSとにらめっこをしないと入れそうにない。
しかし、コノスジ中途道の長田山荘からの入口と、お中道の瀬戸館からの入口は、ハッキリした道と表示板があるので、容易に入れると思う。
どの道も樹林帯は問題ないが、ザレ地のトラバース道でガスったときは、注意が必要そう。
吉田ルート側お中道の入口は今回未確認で、確認は次回以降になるが、東麓の様子も少しわかってきた。まだ1回目なので全体が見えているわけではないが、西と東では植生が違からなのか雰囲気が違うような気がする。個人的感想だが、東は西に比べ瑞々しさを感じた。特に、東麓はコケがきれいに感じたが、ちょうど雨上がりだったからかもしれない。
今回一番良かったところは、滝沢林道からコノスジ中途道へ登って行くところで、シラベの森、苔の滑沢、ダケカンバの原生林、ミヤマハナゴケの群生、山頂方面まで見渡せるザレ場の直登と変化に富み、気持ちよく歩くことができた。
富士山は上の方も、下の方も面白い。天気がいいときに重点的に行ってみようと思っている。
コメント
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なかなか難しいんですねー
でも面白そうですね
そのうち一部でもパクりたいと思ってます
cyberdoc さん、こんばんは。
下の方の樹林帯は苔がきれいでした。ザレ場へ出ると登るのに苦労しますが、頂上方面まで一望できる景色が爽快です。
滑沢というか溶岩流の上は、変化にとんだウネリを楽しみながら歩いてました。
あのあたり、ザレた所でホワイトアウトになったらという心配もありますが、吉田ルートと須走ルートに挟まれているので、何とかなるような気がしています。
まっ、そんな心配のない天気の時に、一般道と違った雰囲気を味わってみてください。
kojirohさん、こんばんは。
東側のコノスジ&お中道は2〜3回歩きました。
コノスジ中途道もお中道も須走ルートから入るのは簡単ですが、
吉田ルート側から入るのはしっかり見極めないと難しいですよね。
特にコノスジ中途道は六合目指導センターの所が分かりにくいですね。
私も5年程前に須走側から入ったので、吉田側からはもう自信ありません。
その上にあるお中道の吉田入口の方がまだわかり易いです。
滑沢は何回も登っていますが、あそこはなかなか爽快ですよね。
滑沢と平行してもう一本滑沢があるのですが、そちらの方が綺麗です。
そのまま上まで行くと七合目太陽館のところに出ますね。
お中道の吉田→須走は残雪期に行くとなかなか面白いですよ。
巨大な三角錐の急斜面トラバースなのでルーファイもなかなか難しくて
豪快かつ楽しいです。
yamahero さん、こんばんは。
コノスジとお中道、須走側から入りやすいのは、吉田口への下山者が間違って須走側へ降りた人の対策用か、シャクナゲハイキング用なんでしょうね。
でも、分かり難い方が手ごたえがあるので、時間をおいて吉田側からチャレンジしてみたいですねー。
滑沢も下の方と上の方では様子が違うので、今度は森林限界の上を考えています。
yamahero さんお勧めの滑沢は、今回行ったところの北ですか? 南ですか?
凝り性なもんで、雪との兼ね合いがありますが、少し重点的にこのあたりへ行ってみようかと思っています。
それと、お中道の残雪期が気になるので、できれば今のうちに下見をしておきたいです。
西北の寄生火山も面白いですが、東の滑沢(溶岩流)も面白いですねー。
kojirohさん、こんにちは。
コノスジ中途道に長田山荘から入って最初に渡るのがもう一つの滑沢で
さらに100mほど歩いて渡るのが本当の滑沢になります。
要するに北側が滑沢、南側が滑沢モドキということになります。
両方登った感じでは滑沢モドキの方がすっきりした綺麗な沢でした。
瀬戸館からのお中道に着くころには両方の沢は接近して20mぐらいの間隔だと思います。
なので、どちらを登ってもお中道の到達点はほぼ同じ場所になります。
本物の滑沢は本七合目見晴館(3200m)の脇まで延々と続いています。
2012〜2013年頃は須走から吉田まで中腹をかなり歩きましたので、
レコを参考にして頂ければと思います。
主な山行は2012/4.28「雪のお中道」(奥庭〜須走瀬戸館)
2012/9.16「滑沢から富士山頂」、2013/7.16滑沢モドキ。
その他諸々。
残雪期の富士山中腹はなかなか手ごわいですね。
滑落の危険は少ないですが、100%踏み跡なしの踏み抜きになるパターンが多くて計画通りいかない方が多いです。
奥庭〜瀬戸館は予定では宝永山ピストンだったのですが、踏み後の無いドカ雪では全然話にならなかったです。
逆に厳冬期は雪が硬くてアイゼン効いて歩き易いですが、天気によってはツルツルですね。
お中道を2月にチャレンジしましたが、本当にツルツルでした。
それと嫌なのは、残雪期の須走〜吉田間のコノスジ中途道付近は、厳冬期に上で滑落して行方不明になった遺体が良く見つかる場所なので要注意ですね。
yamahero さん
お忙しいところ、ご丁寧な説明をありがとうございました。
何となく分かってきましたが、まだモヤモヤしています。
だいたい、こういうところの沢や獣道に名前がついてませんし、はっきりした目印もありませんから、説明も大変なところ、申し訳ありません。
こうういうモヤモヤがあると、西麓の林道、寄生火山巡りを見ても分かるかもしれませんが、その付近をやたらと歩き回る性分です。
yamahero さんのレポもじっくり研究させてもらいながら、当分この辺りで遊びそうです。
あとは雪の季節ですが、ビビリ性なもんで雪は避けていましたが、昨年のGWに東洋館まで行って少し認識が変わりました。「この斜面、滑ったら死ぬだろう!」と思った斜面が、足を踏み入れると大砂走レベルの歩き易さで、結局、駆け下りました。
それ以来、ビビりながらも触手を動かしているので、タイミングを見てツルツルでないときに行ってみようと思っていましたが、
「それと嫌なのは、・・・・・要注意ですね。」
に、チョット萎えました (-_-;)
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