大塚山・御岳山・日の出山・麻生山


- GPS
- 05:20
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,058m
- 下り
- 1,042m
コースタイム
大塚山 09:30-09:40
(この間、レンゲショウマ群生地を周回)
御岳山 10:25-10:40 (武蔵御嶽神社)
日の出山 11:15-11:30
麻生山 12:10-12:15
白岩ノ滝 12:55-13:05
白岩滝バス停 13:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR青梅線 古里駅 (帰り) 白岩滝バス停 14:02-(西東京バス)-14:19 武蔵五日市 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●古里駅→大塚山 はじめは植林地の山腹を穏やかな斜度で登り、尾根に出てからも急な箇所はありません。 台風の通過直後でも、歩きにくいところは全くありませんでした。 ●大塚山→御岳山→日の出山→麻生山 良く歩かれた幅広の道が続いて、ほとんど傾斜のないようなところも多いです。 ただし御岳山頂の武蔵御嶽神社への登りは、階段を使うにせよ、裏手の舗装された車道を使うにせよ、かなりの急坂となります。 また日の出山周辺では多くの山道が枝分かれしているため、下山時はしばらくの間、分岐に注意が必要です。 ●麻生山手前の分岐→白岩ノ滝 やや道が細くなりますが、草深い盛夏でも明瞭さを失うことはありませんでした。 ただし後半になるとやや荒れた箇所が出てきますし、最後に沢沿いを下るようになると、足元のあまり良くない急降下もあります。 特段の危険を感じるような状況にはなりませんが、足腰に不安がある場合には調子良くは歩けないと思われます。 なお台風通過直後のため警戒していた登山道上への出水については、ほとんど気にする必要がありませんでした。 |
写真
感想
日曜日に台風12号が通過したばかりで、山道がかなり荒れている可能性もあったので、平日でもそこそこ人が入る山を、ということで行先を御岳山に決定します。
するとなんと、例年ならば8月いっぱいで見頃が終わってしまうはずのレンゲショウマが、9月10日頃まで見られるという情報があるではないですか。
今年は春の桜や梅がそうだったように、レンゲショウマも開花が遅かったらしく、幸いにもまだ見頃が続いているらしいのでした。
そこで、御岳山ではレンゲショウマの群生地を見て回り、そして下山先では白岩ノ滝を鑑賞するという、オマケ特典2点付きのルートを組んで出掛けてきました。
古里駅から車道を歩いて、丹三郎を過ぎた所にある丹三郎園地から登山道に入ります。
終始穏やかに登っていく道は、ほとんど苦しさを感じることもなく、一定したペースを保てる歩きやすい道でした。
山腹を登っているうちはかなり暑さを感じましたが、稜線に出ると風には秋の気配が感じられて、風に当たっている限りはまずまず快適です。
大塚山に着くと、さすがに平日のまだ早い時間とあって、着いてからしばらくの間は、私ひとりの独占状態が続きました。
すぐ隣の御岳山が賑わっていても、この大塚山はいつ来ても静かなので、私の好きな場所のひとつです。
大塚山から御岳山へ行く途中で、レンゲショウマ群生地のある富士峰園地に寄っていきます。
最も綺麗に咲いている時期には遅かったようで、くすんだ色合いのものも多々見られましたが、それでも花の数はたくさん見られました。
平日とあって訪れている人の数もチラホラ程度で、写真映えしそうな花をじっくり選んでいる余裕があったのは良かったです。
御岳山に向かうと、神社への石段の上部が工事中で、裏参道に当たる舗装道路で登り降りすることになりました。
武蔵御嶽神社では休日の賑わいはないものの、さすがに参拝者が途絶えることはありません。
神社の奥にもレンゲショウマの群生地があって、多くの人がそちらにも向かっていました。
御岳山から日の出山へは、ほとんど平坦に近いような道がしばらく続きます。はっきりとした登りは日の出山の直下だけでした。
日の出山の頂上にいた人数は、10人にも満たないほどで、静かに時間が流れています。
天気は良いのに、都心方向が霞んでいて眺めがパッとしなかったのが残念でした。
東屋に入って日差しを避ければ、風は涼しいですし、トンボがたくさん飛んでいたりして、すっかり秋の気分になりました。
日の出山から白岩ノ滝を目指す道は、途中までは武蔵五日市駅への道と同じです。
日の出山の直下では様々な道が入り組んでいて、道標等も必ずしもすべての行先をフォローしきれていません。
武蔵五日市駅から日の出山には過去に2回も歩いていて、その道を逆にたどれば良いだけなのに、途中で道の選択を誤って、軽く引き返すハメになったりしています。
白岩ノ滝への分岐点まで来ると、ほぼ同じ地点から麻生山への道も分岐していて、小さな道標がその道を示していました。
思っていたよりはずっと良く歩かれていそうな道を5分も登ればもう麻生山の頂上です。
明瞭な形状のピークではないため、あまり山頂らしい地点ではないですし、私製の2種類の標識が立ち木に括り付けられている以外、ほとんど何もありません。
なにより周囲を樹木に囲まれていて、展望がないですし、腰掛けられるような物もなく、あまり落ち着かない場所でした。
ピークハンター以外の人が来ても、きっと何も面白いことはないでしょう。それなのに、登る途中で1人、山頂で1人と、計2人も登山者を見掛けたのが意外でした。
分岐点まで戻って、白岩ノ滝への道に入ります。こんな時期でも草に埋もれる箇所もなく、道は明瞭です。
また恐れていた蜘蛛の巣もほとんどなかったので、この日は幸いにも先行者がいてくれた模様でした。
ただし、林道をかすめるようにする地点から先では、やや道が荒れ気味になって、足元注意の箇所も出てきます。
やがて沢沿いを進むようになりますが、その後の道は思いのほかしっかりしていて、歩きにくい所はほとんどありません。
また台風通過直後にもかかわらず、登山道上への出水箇所も数えるほどで、全て水深がごく浅かったので、防水でないシューズでも問題なく歩ける状況でした。
2度目の林道を横断した先は、沢に向けての急降下となります。沢辺に降り立った後も、所々が滝となって落ちる沢に寄り添うようにして進むため、引き続き急降下が断続します。
それでも足場の悪いところがほとんど見られなかったので、普通にバランスを取って歩ける人ならば、下りでも問題となる箇所はないと思います。
無名の小さな滝をいくつかやり過ごしつつ下っていくと、落差が10m以上はあろうかという大きな滝が出てきますが、それも無名滝のようでした。
そしてその次にさらに大きな滝が出てくると、近くにはテーブルとベンチがあったので、それが白岩ノ滝なのだろうと思いましたが、付近に道標等がないため、この時点では確信が持てません。
でもかなり豪快な滝で、周囲には水しぶきが満ちています。光線の具合によっては虹でも見られるのではないかと思いながら、しばらく滝の前に立ち尽くしていました。
さらに下ると、もう一回り大きな滝が現れて、脇には「白岩ノ滝」という標柱が立っていました。でも実はこれは「雨乞ノ滝」だったりするようです。
この滝の前には対岸に渡る橋が架けられていていて、滝をほぼ正面から見ることができます。
規模としてはこちらのほうが大きな滝ですが、豪快さにおいては1つ手前の滝のほうが勝っていたかなと思いました。
ところでこれらの滝については、
(1) 一番下流にあるのが「雨乞ノ滝」、その上流にあるのが「白岩ノ滝」、それ以外は無名滝
(2) 一番下流にあるのが「白岩ノ滝」(それ以外の滝には触れず) ← 現地の案内板(日の出町観光協会)
(3) 無名滝までも含めた一連の滝を総称して「白岩滝」と呼ぶ ← 日の出町のウェブサイト
といった異なる解釈が存在するようです。
最初の (1) のみ出典を確認できないのですが、ウェブ上ではその解釈が主流らしいので、ここでもこれに従って書いています。
名前はともかく、一番下流にあった最大の滝を後にすると、すぐに「白岩の滝」の案内板の立つ地点に出て山道が終わります。
あとは車道を進んでいくと、白岩滝バス停まではすぐに歩ける距離でした。
バスの運行は1時間に1本という間隔で、かつ、バス停の周囲にはほぼ何もありません。
何かトラブルが起きた場合に備えて、時間に余裕を見て下ってきていたのですが、最後に日差しを避ける物すらないバス停の前で、その時間を持て余してしまいます。
せっかく山の上で秋の気分に浸っていたのに、山を降りてしまえば、炎天下で酷暑にさらされるのでした。仕方なく、近くに神社を見つけて木陰に避難して時間を潰しています。
なお温泉が好きな人ならば、すぐ近くにつるつる温泉があるので、手持ち無沙汰になる心配は不要なのでしょうね。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2011_07_09/mt2011_07_09.html#20110907
写真主体のブログ版 (ヤマレコと同じ写真しか使用していません)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2011-09-07
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