残っていた比良の未踏峰、ヤケ山、ヤケオ山

- GPS
- 06:20
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,065m
- 下り
- 1,063m
コースタイム
| 天候 | 秋らしく雲は高かったですが、時々薄日が差すもののほとんど曇りがちでした。 気温は低めでしっとりした空気感でした。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
スタートは6:40 |
写真
感想
仕事の忙しさもあって本当に疲れた一週間でした。
心の支えは日曜日に行く山のこと。
体を休めようとはしないのかと聞かれますが、山道を歩き出すと少しずつ自分をとりもどすような感覚があります。
日常のことはひとまず置いといて今の感覚だけを研ぎ澄ますって、考えてみればこんな贅沢なことはないわけで、待ちに待った日曜日です!
前日まで、日曜日は家から歩いて行ける山を想定していて、散歩気分でデジカメで遊んでみようと思っていたんです。
午後に用事があって遠出はできないし、だったら初心に帰って近所の山を・・・と予定していたのです。
で、結局行ったのは比良。
なんだか最近気が変わりやすいのは季節のせいでしょうか?
すこし疲れた体と心を元気にするのはやっぱり比良の山だ!
・・・わけのわからないキャッチフレーズを自作していいもの探しに向かいます。
湖西線の比良駅前に車を置き、始発電車で北へ2駅の北小松からスタート。
このパターンもすっかり定着しました。
黄金色が色濃くなり始めた田園風景を抜け、比良げんき村を過ぎて山に入ったところで揚梅の滝。
4月のリトル比良縦走の時は下山時に立ち寄って目にしていますが、今回は最初の訪問ポイントです。
滝の前に立っていたのはそう長くはなかったはずですが、流れ落ちる水の音に満たされて、今日を過ごす準備ができたような気になります。
前回の木曽駒ヶ岳のレコの題に「言葉にならない」と入れたのですが、滝を離れたあとしばらく「言葉にならない」と「言葉がいらない」の違いを考えながら歩いていました。
大事なことかどうかわかりませんが、頭の中の堂々巡りを楽しみながら歩いています。
登山じゃなくて散策ですね(汗)
山も川もそこにあるだけなのに、勝手に想像力を刺激されて退屈しない。
今日は予定がどうとか目的がこうとかをあまり考えずに、「徒然なるままに」歩くことにします。
そうは言っても比良の山、登りはさすがに汗をかきます!
高山ではない分、久しぶりの汗の量です。
涼峠から最初のピーク「ヤケ山」に着き、コルを経て「ヤケオ山」。
途中出逢った登山者の男性と言葉を交わしましたが、登山暦40年(!)のこの方に冬の比良の様子やテン泊の話を聞くことができ、密度の高い時間を過ごせました。 おじさん、ありがとうございました!
そしてこのヤケオ山を最後に比良山系の山は全て登ることができました。
(山と高原地図に名前の載っている山は、です)
琵琶湖の広い風景にも恵まれてついつい立ち止まる時間が長くなりますが、時計を見て、午後の予定があったことにはたと気づきます。
そこからは時計の針にお尻を突かれながらの慌ただしい下山となりました。
釈迦岳からの下山ルートを変更してリフト跡沿いの道を辿り、なんとか予定の時間で下りることができました。
せわしない山行になりましたが、午前中を比良で過ごすことを決めたからにはこれも想定の範囲内ですね(笑)
コメント
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>山道を歩き出すと少しずつ自分をとりもどすような感覚があります。
そんな感覚ありますよね。
何がどうとかという説明はうまく言えませんが・・・
山を歩くことに集中することで、日常のことから解放されるのが良いリフレッシュになるということかもしれませんね。
比良、まだ歩いたことがないので、琵琶湖の対岸の山の景色を見てみたいと思うのですが、まだルートも決めていなかったり
とりあえず武奈ヶ岳は決めてますが
比良へはまだ来られたことがないんですね
(来られた・・・と自分の家のような書き方をして
比良の山たちは、まだ山の経験がほとんどなかった私に次から次へと山の要素を見せてくれた、私にとっての原点です
どの山もそれぞれ「顔」を持っていて、峠や沢、湿原や滝、道の分岐、出合に至るまでが自分を見てくれているような安心感の中、いろんな会話を交わしながら歩いています。(ぶつぶついいながら歩いているのではありませんよ
まだ比良の春夏秋冬のうち「春」と「夏」を経験したに過ぎず、これから秋の紅葉、冬の雪中登山と楽しみは尽きません
私にとっては比良がホームグラウンドであり、山のあれこれを教わっていきたい先生です
ぜひtodokitiさんにも味わってもらいたいご馳走満載の山域ですよ
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