記録ID: 1444714
全員に公開
ハイキング
東海
外津汲山から飯盛山
2018年04月30日(月) [日帰り]
岐阜県
fujisky
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 839m
- 下り
- 828m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 晴れのち薄曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
外津汲の集落を抜けて下辻谷林道の終点からイビデンの鉄塔までは急斜面に設けられた高圧線鉄塔管理の古い山道である。ほとんど人が入っていない様子で、案内やルートの符牒も無いので、所々に残っている階段を頼りに登る。 鉄塔から外津汲山の間は案内や符牒が無く、踏み跡もほとんど無いので、獣道を頼りに尾根を外さないように歩く。 外津汲山から飯盛山の間は薄い踏み跡があり、符牒も付いているが、多少藪っぽい所もある。 飯盛山から駐車場の間は整備された登山道である。しかし、登山者はあまり多くないようで、今日出会ったのはたった二組、三人だけである。 危険個所などは無いが、山慣れない人は迷うかもしれない。 |
写真
登山口駐車場への道は、この赤い橋「揖斐峡大橋」を渡ってすぐに右折し、揖斐川右岸に沿って県道40号線を北西に約2km走る。
県道40号線の途中で見た外津汲山（とつくみやま：左）と飯盛山（いいもりやま：右）のようであるが？・・・定かでない。
左奥に見えるのが新外津汲橋である。手前が駐車広場で、7:50に到着し、8:00にこの橋を渡って歩き始める。
150mほど歩くと、上を走る道路を潜る四角いトンネルを通る。左奥に見えるそのトンネルを抜けて来て、右の坂道を登って外津汲集落へ入って行く。
4/30 8:09
150mほど歩くと、上を走る道路を潜る四角いトンネルを通る。左奥に見えるそのトンネルを抜けて来て、右の坂道を登って外津汲集落へ入って行く。
登るとすぐに外津汲集落の運動場があり、ゲートボール広場になっているようである。右に公衆トイレがある。この広場を突っ切って奥へ進む。
4/30 8:10
登るとすぐに外津汲集落の運動場があり、ゲートボール広場になっているようである。右に公衆トイレがある。この広場を突っ切って奥へ進む。
道はここに出てくる。登山口に至る下辻谷林道は、高い石垣手前の道を左上に登って行く。真っ直ぐ集落内を抜ける小道があるようだが、大差は無い。
4/30 8:12
道はここに出てくる。登山口に至る下辻谷林道は、高い石垣手前の道を左上に登って行く。真っ直ぐ集落内を抜ける小道があるようだが、大差は無い。
外津汲集落の最上部に付けられた林道からは、最初に目指す尾根上の鉄塔が見える。
下辻谷林道の終点である。登山道脇に黄色の鉄塔管理道を示す案内がある。奥に見える獣除けの網扉を通って山域に入る。
鉄塔管理道の階段は落ち葉や土に埋まっている所もあるが、所々に残っているので、注意して探しながら、これを頼りに登って行く。
鉄塔手前で階段を見失って急斜面をよじ登ったら、鉄塔より20mほど高い位置に出た。
鉄塔から上の道はこのような感じで、明瞭な踏み跡は無い。下の方には青い符牒が2,3あったが、登山道とは関係ないようである。
石灰岩の石ころである。いったん破砕されたものが再固結したように見える。数億年かけて太平洋の海底からここまで持ち上げられた。
石灰岩が風化？してなだらかになった所もある。広い尾根は迷いやすいので、尾根を外さないよう注意しながら登る。
ふじ蔓に巻きつかれたヒノキ。締め付けられて、表皮が盛り上がって変形している。長い長い沈黙の戦いのように見える。
外津汲山は、ヤマレコ記録を見て花が多い山と思っていたが、もう盛りを過ぎたようで種類は少なかった。
外津汲山の山頂到着は10:40。山名版の標高は793.4mと書かれている。地理院の地図は793.3mと書かれている。少し離れて大きな反射板が二基立っている。
4/30 10:38
外津汲山の山頂到着は10:40。山名版の標高は793.4mと書かれている。地理院の地図は793.3mと書かれている。少し離れて大きな反射板が二基立っている。
ヤマシャクヤクがかろうじて一株だけ残っていた。他はほとんど花弁？を落としており、例年よりかなり早く散ってしまったようである。
1
4/30 11:00
ヤマシャクヤクがかろうじて一株だけ残っていた。他はほとんど花弁？を落としており、例年よりかなり早く散ってしまったようである。
外津汲山からの降りで見る飯盛山は、なるほど茶碗に盛ったてんこ盛りのご飯のように見える。
外津汲山から飯盛山のルートも、それほど多くの人が歩いておられないようで、少々藪っぽい所もある。
飯盛山の外観は、遠目には丸くて穏やかな山に見えるが、山頂付近の登山道は石灰岩がゴロゴロした山で、外観のイメージとは違っている。
4/30 11:20
飯盛山の外観は、遠目には丸くて穏やかな山に見えるが、山頂付近の登山道は石灰岩がゴロゴロした山で、外観のイメージとは違っている。
ヤマシャクヤクの群生のようであるが、花は散ってしまって、三本突起のような実？に変わっている。
飯盛山の山頂である。地理院の標高は745mとなっているが、この山頂表示では742.4mとされている。計測し直したのかもしれない。
1
4/30 11:32
飯盛山の山頂である。地理院の標高は745mとなっているが、この山頂表示では742.4mとされている。計測し直したのかもしれない。
飯盛山にはシャクナゲがたくさんあるので、この花の盛りの季節に登るのも良いと思われる。
大きな朴ノ木の葉っぱ。この葉でくるんだ押し寿司の朴葉寿司は美味い！
登山道脇に直径50�僂曚匹隆箍瑤�あった。国歌「君が代」に出てくる「さざれ石」の一種と思われる。伊吹山の辺りでは良く見かけられる。
4/30 12:15
登山道脇に直径50�僂曚匹隆箍瑤�あった。国歌「君が代」に出てくる「さざれ石」の一種と思われる。伊吹山の辺りでは良く見かけられる。
「さざれ石」はいったん破砕されて川を流れ、円礫となったものが再固結した石を言うようであるが、これは流れて円礫化する前に破片のままで固まっている。
4/30 12:14
「さざれ石」はいったん破砕されて川を流れ、円礫となったものが再固結した石を言うようであるが、これは流れて円礫化する前に破片のままで固まっている。
「月の株」という銘木。高さ30m、胴回りは6.12mもあって、昔から天狗が住んでいる・・・として大切にされている・・・との案内があった。
4/30 12:22
「月の株」という銘木。高さ30m、胴回りは6.12mもあって、昔から天狗が住んでいる・・・として大切にされている・・・との案内があった。
舗装道路の歩きを少なくしたいので、ここから山に踏み込んで降ったら林道の崖の上に出た。獣道を頼りに降り口を探して、なんとか林道へ降りることができた。
4/30 12:58
舗装道路の歩きを少なくしたいので、ここから山に踏み込んで降ったら林道の崖の上に出た。獣道を頼りに降り口を探して、なんとか林道へ降りることができた。
この林道は落石が多いようで、路上に沢山転がっている。雨降り時や大雨のあとには、入らない方が良いかもしれない。
この辺りの集落は獣の進入防止柵が張り巡らされていて、ゲートがたくさん設置されている。獣害が相当多いようである。
長い舗装道路歩きは嬉しくないが、ここでは道路から綺麗な滝が見えた。
揖斐川の流れも綺麗である。車で走ってはじっくりと見ることができない。道路歩きもそれなりのメリットはある。
上品な紫色の満開のフジ。この紫は江戸紫と違う古代紫？・・・昔は庶民には許されない色だったとか？
防御ネットで受け止められた大きな石。それなりの効果をあげているようだ。
お墓の墓標に「無縁仏の墓」と書いたものがあった。この地区の親切な人達は、行き倒れの無縁の人にも立派な墓標を立てて弔われたようである。
1
4/30 14:41
お墓の墓標に「無縁仏の墓」と書いたものがあった。この地区の親切な人達は、行き倒れの無縁の人にも立派な墓標を立てて弔われたようである。
撮影機器：
感想
例年だと、5月のG・Wあたりに登ると多くの花が見られる・・・ということで、4月30日このルートを選んでみた。しかし、今年は異常高温のせいか？花の多くは散ってしまった様子で、多くは見られなかった。しかし、幸運なことにヤマシャクヤクが一輪だけ残っていた。この花は丸ぽっちゃりとしたところが愛らしくて、花にはあまり興味が無くても、一年に一度は会いたいと思う花である。
飯盛山からの降りでは「さざれ石」も見られたし、帰りの舗装道路歩きでは揖斐川の綺麗な流れを堪能した。帰り道の交通混雑もそれほどひどくは無く、良い山旅の一日であった。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：1192人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
飯盛山の最新記録
飯盛山から西津汲の往復
2025年06月13日 (日帰り) [C]
飯盛山・西津汲・鍋倉山 555
2025年06月01日 (日帰り) [A]
飯盛山
2025年05月18日 (日帰り) [C]
飯盛山 外津汲山
2025年05月11日 (日帰り) [B]
【西濃】飯盛山～鍋倉山～貝月山 …赤線つなぎだよ😁
2025年05月08日 (日帰り) [A]
三等三角点 西津汲の最新記録
飯盛山から西津汲の往復
2025年06月13日 (日帰り) [C]
飯盛山・西津汲・鍋倉山 555
2025年06月01日 (日帰り) [A]
飯盛山 外津汲山
2025年05月11日 (日帰り) [B]
【西濃】飯盛山～鍋倉山～貝月山 …赤線つなぎだよ😁
2025年05月08日 (日帰り) [A]
飯盛山、西津汲山 白ポコさん
2025年05月08日 (日帰り) [B]
tattyan0924 さん
同じ日に同じルートで登りましたが、1時間30分程後で出発し、同じルートで14時前には下山しましたから、お会い出来ませんでしたね。青い車の方でしたか。
上の方でヤマシャクヤクが沢山咲いていましたよ。但し、尾根の北側を少し降りた所ですから、気が付かないと通過してしまうかも知れませんね。29日に登った人が天狗の森公園への林道が通れないと書かれていましたが、どうだったのでしょうか。19日に通っていますが、その時は道に大きな落石は有りましたが、通り抜けは出来ました。
bach610tさんへ
コメントいただきありがとうございました。初めて登る山でして、残念ながら沢山のヤマシャクヤクには気が付きませんでした。また、私の記録には間違えてヤマシャクナゲと書いておりますので訂正いたします。しかし、一輪ですが見られたので、登ったかいがありました。この花は高屋山で初めて見て、上品な可愛い花で、すっかり好きになりました。
天狗の森公園への道路の落石のことですが、落石はありましたが、車が通る道幅は開いており、２,３台の車が入っておられたので、問題なく通れます。但し、不安定な土塊が上部に残っていると思われますので、雨降り時や大雨のあとは避けられた方が良いと思います。
この頃は美濃や飛騨の山を中心に歩いております。車は枯葉マークの付いた青色の乗用車です。またどこかでお会いするかもしれません。その節はよろしくお願いいたします。 fujiskyより
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する