記録ID: 1457806
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アルパインクライミング
谷川・武尊
一ノ倉沢烏帽子沢奥壁中央カンテ
2018年05月05日(土) [日帰り]
群馬県
yama_pound
その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 17:45
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,712m
- 下り
- 1,706m
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日帰り
- 山行
- 14:47
- 休憩
- 3:02
- 合計
- 17:49
距離 11.6km
登り 1,719m
下り 1,706m
2:27
2:28
46分
谷川岳登山指導センター
3:14
3:23
22分
一ノ倉沢出合
3:45
66分
テールリッジ基部
4:51
5:42
400分
中央カンテ取付
12:22
12:23
17分
烏帽子岩
12:40
13:35
10分
12Ｐ終了点
13:45
14:50
0分
懸垂岩のコル付近
14:50
80分
小岩から懸垂下降の開始時刻
16:10
149分
６ルンゼ懸垂下降の開始時刻
18:39
38分
衝立岩中央稜取付
19:17
53分
一ノ倉沢出合
20:10
2分
谷川岳登山指導センター
20:12
土合口駅／谷川岳ベースプラザ
| 天候 | 曇り→（ポツポツ雨・・・）→（まさかの雪！？）→晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
http://www.tanigawadake-rw.com/price/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
▶群馬県谷川岳遭難防止条例により危険地区内を登山する方は登山届け又は登山計画書の提出が必要になります。 （一般登山者は登山しようとする日の10日前までに、山岳会所属の登山者は登山しようとする日までに谷川岳登山指導センターへ提出。） https://www.police.pref.gunma.jp/seianbu/02tiiki/tozan-todoke_no.2.html ▶5/5現在の雪の状態 ・一ノ倉沢出合からテールリッジ基部までは雪渓が固く締まっていて雪通しで快適に歩けました。（アイゼン、ピッケルは携行しませんでした。無くても歩けますが雪に慣れてない人はチェーンスパイクがあると安心だと思います。） ・テールリッジは雪無し。 ・中央カンテは雪無し。 ・6ルンゼ〜南稜下部は雪無し。 ・鎌形ハング下に若干の雪が残っていた。 ★ルート状況（ルートグレードは参考にしたトポ図からで、あとはヤマパンの個人的な感想です。） ◆中央カンテ（4級下、��- A1（��+）） ・全体的に岩が脆くて落石に注意が必要です。 1P バンドを右へトラバース〜草付スラブ（35m、�掘法�Aさんリード） ・朝一なので少し緊張しましたが特に問題なく登れました。 2P フェイス〜スラブ（50m、�掘法淵筌泪僖鵐蝓璽鼻� ・特に問題なく登れました。 ・中間支点はほとんど無くハーケン1個所使いました。（回収しました。） 3P バンド左上しクラック〜カンテ（35m、�検法�Iくんリード） ・カンテは気持ちよく登れました。 4P カンテから小垂壁下まで（30m、��+）（Aさんリード） ・特に問題なく登れました。 ・4P目の終了点はトポ通りの終了点かどうかは確信なし。。 （4〜5Pは40m、�犬�1ピッチのトポもある。） 5P 小垂壁からフェイスを左上（30m、�検法淵筌泪僖鵐蝓璽鼻� ・フェイスを左上しすぎて正面ルンゼまでいってしまった・・・正面ルンゼからも登れるが5P目終了点までクライムダウンしました。 6P ルンゼ〜チムニー（40m、��-）（ヤマパンリード） ・チムニーの登りは痺れたました♫ ・中間支点は豊富にありました。 ・5〜6Pは繋げて登りました。（50mロープでギリギリでしたが、トポ通りなら5Pは30m、6Pは40mなのでロープ長さ足らないはずだけど・・・やはり4P目の終了点が違ってた？） 7P 左へトラバースしてフェイスを右上（40m、��-）（Aさんリード） ・特に問題なく登れました。 8P 人工のフェイス〜クラック（40m、��+、A1（��+））（Iくんリード） ・人工のフェイスを乗っこすときに右足を乗せるのに良さそうな大きな岩がちょっと動きそうで嫌らしかったのでその左にある小さい岩に乗りました。 ・クラックは楽しく登れた♫・・・が、リードでは遠慮したい（笑） ・クラックで1個所リンクカムを使用した。 9P 凹状スラブ〜凹角内のクラック（30m、�検法淵筌泪僖鵐蝓璽鼻� ・特に問題なく登れました。 ・クラック上部で1個所リンクカムを使用した。 10P 草付スラブ（20m、�掘法�Aさんリード） ・特に問題なく登れました。 11P 草付スラブ左上〜凹角からスラブを左から巻く（30m、�検法�Iくんリード） ・特に問題なく登れました。 ・凹角を登り左へトラバースするほどスラブの傾斜は緩くなり登りやすい。 12P 烏帽子岩の下をトラバース〜草付ルンゼ（40m、�検法淵筌泪僖鵐蝓璽鼻� ・草付ルンゼは濡れていた最悪だった。 ・草付ルンゼは岩も脆くて最悪。。 13P 草付を懸垂岩へトラバース（30m、�機� ・12P目を切った終了点の場所（ルンゼを詰めて残置ハーケンが2本あった場所。本来の12P終了点はそこから草付を少し左へ行ったところにあったが、ルンゼを登ったところからは支点が見えなかった。）が悪かったので、その終了点でフォローで登ってきた2人を立ち止まらせずにそのまま本来の12P終了点まで行ってもらった。その後、12P目を切った終了点でのビレイをボディービレイに変えてAさん、Iくんに13P終了点へ向かってもらった。 ◆下山 懸垂岩のコルから少し登ったところの小岩〜南稜ルート終了点 ・3ピッチ懸垂下降しました。 （2ピッチで下りたところは南稜ルート終了点の少し上の場所でそこから熊笹を掴んでクライムダウンしてもよかったのですが、ちょっと危なそうだったので3人目に懸垂下降したAさんに2ピッチ途中にある支点でピッチを切ってもらいそこから南稜ルート終了点までロープを伸ばして懸垂下降しました。） 6ルンゼ〜南稜ルート下部〜烏帽子スラブのバンド ・5ピッチ懸垂下降しました。 烏帽子スラブのバンド〜衝立岩中央稜取付 ・上の傾斜がきついところで50mロープ1本で2ピッチ懸垂下降しました。 ・その後はロープ無しで下山。 テールリッジ ・特に問題なく下りました。 一ノ倉沢雪渓 ・テールリッジ基部からは左側の傾斜のきつい雪渓へ下りたのでアプローチシューズだけでは少し滑って大変でしたが、特に問題なく下りました。 （雪歩きに慣れてないAさんはチェーンスパイクを付けて下りました。） |
写真
中央稜取付より南稜テラスを見る。
鎌形ハング下に若干の雪が残ってます。
鎌形ハング下に若干の雪が残ってます。
この辺は変形チムニーとの合流地点でトポを適当にしか見てなかったので少し迷って正面ルンゼの方へ登ってきたが、トポを見返して間違いに気付き（正面ルンゼからも登れるが。。）5P目終了点までクライムダウンし、そこから右のチムニーを登りました。
3
5/5 8:16
この辺は変形チムニーとの合流地点でトポを適当にしか見てなかったので少し迷って正面ルンゼの方へ登ってきたが、トポを見返して間違いに気付き（正面ルンゼからも登れるが。。）5P目終了点までクライムダウンし、そこから右のチムニーを登りました。
核心の8P目、40m ��+、A1（��+）をリードするIくん
10P目を登ってくるヤマパン・・・草付の簡単なピッチだからかビレイグローブしたまま登ってた（笑）
懸垂岩のコルから少し登ったところで懸垂下降の支点を探しているIくんとAさん
装備
| 個人装備 |
ロックハンマー×1
ハーケン×1〜2
アングルハーケン×1
その他登攀具１式
|
|---|---|
| 共同装備 |
ダブルロープ（50ｍ）×2
アルパイン用クイックドロー×10
アブミ×2
カム（リンクカム＃0.5×1・＃0.75×1）
ナッツ（ ＢＤストッパー＃4〜９×1）
ナッツキー×1
ビバークセット1式（1〜2用ツエルト×2・ガスヘッド×1・ガス×1・コッフェル×1）
トランシーバー×1セット
ファーストエイドキッド×1式
|
感想
今回は山岳会メンバーIくんとAさんの3人で谷川岳一ノ倉沢烏帽子沢奥壁中央カンテへ行くことにしました。
GW後半に予定していた槍ヶ岳北鎌尾根は天気予報が良くなかったので5/1に中止決定。その代わりとして今シーズン狙っていた中央カンテの予定日を前倒しして5/5にしました。
初見ルートの中央カンテ！！
どんな感じなのかワクワク、ドキドキ！！Climbing‼
�ヾ響�
・初見ルート、3人パーティー、ピッチ数が多い・・・これらのことから登攀には時間がかかると考えて日の出時刻に中央カンテに取付けるよう逆算して2時に谷川ベースプラザをスタートしました。
結果、取付きまでは予定より早く登れて日の出待ち。中央カンテ登攀は時間がかかりまくり、懸垂下降にも時間がかかって谷川岳ベースプラザへは20時過ぎに着きました。。
（暗くなる少し前にテールリッジ基部から雪渓へ下りて、その後の雪渓と林道はヘッデン歩きでした。）
・暗いうちは雨がポツポツ降ったり2〜3ピッチでは雪が降ったりで『晴れの天気予報はどこいったー』と皆でわめいてましたが、その後は晴れてくれて高度感のある景色を楽しめました♫
・草付きは滑るので嫌いです(-_-)
・12P目のルンゼは岩が脆くてちょうどよく使えそうな岩は浮いていて使えず、さらに濡れていて今回1番嫌なピッチでした(-_-;)
・やはり初見だと時間がかかります・・・ただ、経験者と行くよりはいろいろ経験できるし自分たちで考えるので勉強になります。
・無事に下山して感じたことですが、谷川はアプローチを含め危険なところだと改めて思い知らされました。。
・この日一ノ倉沢で登ってたのは私たちの他に目視確認できたのは中央稜を登っていた2人1パーティーだけでした。
��反省
・懸垂下降に時間がかかりすぎ・・・
後日、山の先輩に改善点いろいろ聞いたので次回に生かそうと思います。
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