大菩薩嶺から展望良好の稜線歩き


- GPS
- 03:27
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 535m
- 下り
- 521m
コースタイム
→10:172000m地点標識→10:30妙見ノ頭10:37→10:47賽ノ河原避難小屋→10:49親不知ノ頭
→10:59大菩薩峠11:03→11:20勝縁荘→11:25富士見山荘11:28→11:31福ちゃん荘
→11:46登山口
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
甲州市大菩薩観光協会HP:http://www.daibosatsukankokyoukai.net/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
家族連れにも人気の百名山だけに登山道はしっかり整備されており危険箇所はない。 唐松尾根は上部にややきつい登りもあるが展望は良い。 雷岩から大菩薩峠までの尾根道は展望を楽しみながら歩けるが、気温が上がり陽が当た るとドロドロ状態となり歩きづらいうえに靴やパンツが汚れるのでスパッツがあれば良い。 また、稜線で風を遮る物がないので防風・防寒対策が必要。 大菩薩峠と登山口を結ぶルートは展望はあまりないがなだらかな林道歩きで、年少者や 高齢者にも安心して歩ける。 |
写真
感想
北横岳山行では連れに大変な思いをさせてしまったので、罪滅ぼしのため(?)初
心者向け楽チンコースの「大菩薩嶺稜線から富士のお山を見ようプラン」に決定。
が、前日からあまり体調の良くなかった連れが、当日朝リタイヤ。
と、いうことで、今回も単独行とあいなった次第。
上日川峠の駐車場は土曜日+人気の山らしく8時15分頃の到着時にはそこそこの混
み具合だったが、市営無料駐車場(P1〜P3)もあり収容台数はかなりありそう。車載の温度計は-3℃。
「ロッヂ長兵衛」脇の登山口から登り始める。幅の広いゆったりとした登りを進
むと15分ほどで「福ちゃん荘」に到着。壁に掛かった温度計はちょうど0℃。ここで
峠に行く道を右に分け、車が走れそうなほど幅広の林道を大菩薩嶺に向かう。
振り返ると富士のお山や南アの山々が陽に輝いて見える。さらに登ると笹原の傾
斜地に出て間もなく「雷岩」のある稜線に着く。嶺の方向以外はほぼ360℃の展望が
拡がり、奥秩父・丹沢・富士・南ア・八ツの山々が青空の下に横たわる眺めにうっ
とり。稜線には冷たい風が吹いているが、この景色には勝てない。
ここから嶺の頂上まではすぐだ。うっすらと雪化粧した山頂は木立でほとんど展
望なし。後から来た方も三角点タッチするとさっさと下りていった。せっかくなの
でセルフで記念撮影してから来た道を下る。
再び「雷岩」を通過する頃には登山者で賑やかになっていた。ここから峠までは
本日の目的である富士のお山を見ながらの稜線下りだ。一人じゃもったいないが、
まぁ、しかたない。
ぬかるむ道を足元に注意しつつ景色を楽しみながら下ると、左手に「妙見の頭」
への踏み跡がある。登山道からは外れるがピークを見ると登りたくなるのが山屋の
性。ちょっと寄り道をして眺望を楽しむことにする。笹原を登った頂上には「南無
妙法蓮華経北辰妙見大菩薩」の石柱がポツンと建ちそこそこの広さと見事な展望。
寄り道正解!
「妙見ノ頭」からのガレ場を下って「賽ノ河原」の避難小屋を過ぎ、「親不知ノ
頭」のピークに登ると大菩薩峠に建つ「介山荘」が前方眼下に見える。登山者もチ
ラホラ。
「介山荘」の脇を右に折れ上日川峠に下る。ここからの道は登山道というより林
道という感じで傾斜は緩く道幅も広く整地されている。すれ違う登山者(?)の中には
小学生や年配の方も見られる。途中には、小説「大菩薩峠」を中里介山がここで執
筆し、また、深田久弥が宿泊したという「勝縁荘」があるが、現在は使われていな
いようだ。また、その先には「富士見山荘」があり富士のお山の眺めが良いが、
木製の展望台は崩れ落ちている。ここまでタクシーも入るらしく、この先の道は車
道だ。少し下ると「福ちゃん荘」に着き壁の温度計を見ると10℃を指していた。今
朝上って来た道を下り登山口に無事到着。車に戻って昼食。
このところ何回か、ほとんど人に出会わない山行が続き、山頂を独り占めしてきたが今回は久々に登山者の多い山行だった。都心からも近く道も整備されたお手頃
な山で人気なのだろうか。今回は残念ながら単独行となったが、連れにも稜線から
の眺めを是非見せてあげたいものだ。・・・と、書いておこう。
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