記録ID: 1543021
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ハイキング
石鎚山
石鎚山(弥山〜天狗岳〜南尖峰)
2018年08月03日(金) [日帰り]

体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 08:19
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 3,121m
- 下り
- 3,096m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 8:22
距離 25.1km
登り 3,132m
下り 3,117m
14:23
ゴール地点
| 天候 | 天気自体は良かったが、山頂付近は終始ガスが掛かって真っ白。絶景拝めず残念。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
当日、登山口まで移動。6時着。駐車場700円也。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイを使わず、西之川登山口を起点にピストン。石鎚神社成就社との区間、登り下りとも誰一人とも出会わなかったが、標識やマークが多く、コースはしっかり整備されているので道迷いの心配はなし。ただ、距離があってかなりしんどい。絶対自分の足で登り下りする!という強い意志と体力のある方以外には全くオススメしない。 この山最大のポイントが4ケ所ある鎖場。登りに関して言えば、3点確保を意識して、場合により腕2本で体を支えることができればそこまで難しくはないと思うが、途中で登れず立ち止まってしまう登山者もいた。さらに下りはかなり難易度アップ。ニの鎖を下りてみたが、登り以上に集中する必要がありすごく気疲れした。それなりに体力・腕力は必要なので、最初の「試しの鎖」(お試し感など全くなし)を少し登ってみて、自信が持てないようであれば迂回路に回る決断を。 あと、一般的な山頂になる弥山から最高地点である天狗岳、その先の南尖峰へは切り立った崖や岩場を越えていくので、天気が悪かったり風が強い場合は要注意。 |
| その他周辺情報 | 石鎚山温泉旅館京屋500円也。 |
写真
6時、石鎚山の表参道登山口に到着。
他の登山者は見かけず駐車場もがら空き。お店もまだ開いていないので、とりあえず車を停めさてもらう(駐車料金は戻ってきてからお支払い)。
ロープウェイ乗り場を華麗にスルーし、この先の西之川の登山口に向かいます。
他の登山者は見かけず駐車場もがら空き。お店もまだ開いていないので、とりあえず車を停めさてもらう(駐車料金は戻ってきてからお支払い)。
ロープウェイ乗り場を華麗にスルーし、この先の西之川の登山口に向かいます。
登山口すぐの集落跡を抜けると、スギ林の中を延々と登り続ける登山道が待っていました。
じめっとして気温・湿度が高い中、標高差1,000mを一気に上がっていく。汗が噴き出して止まらず、出だしから水の消費量が半端ない。
じめっとして気温・湿度が高い中、標高差1,000mを一気に上がっていく。汗が噴き出して止まらず、出だしから水の消費量が半端ない。
両手で鎖を掴み、足を岩壁の出っ張りや鎖の環に掛けて登っていく。傾斜が垂直近くになっていき、壁面が濡れて滑りやすいところがあったりもしたが、特に恐怖はなかった。
「試し」とは、登山者が「試す」ではなく、山が登山者を「試す」ということかなぁ、などと考えながら登っていました。
「試し」とは、登山者が「試す」ではなく、山が登山者を「試す」ということかなぁ、などと考えながら登っていました。
で、岩山の上からは下りの鎖が待っていました。下りて下から見上げたところ。
うぉ〜とテンション高く下りて行きましたが、明らかに登りより下りの方が難しい。他の鎖は登った後に迂回路で下りることができますが、試しの鎖は登ってしまうと鎖でしか下りられなくなります。登る際に登り切れるか、下り切れるかを判断してから挑戦してください。
うぉ〜とテンション高く下りて行きましたが、明らかに登りより下りの方が難しい。他の鎖は登った後に迂回路で下りることができますが、試しの鎖は登ってしまうと鎖でしか下りられなくなります。登る際に登り切れるか、下り切れるかを判断してから挑戦してください。
「二の鎖」。途中で見下ろすと休憩所が見える。
この辺りから先行する登山者で苦戦する人がちらほら。鎖の途中で立ち往生気味に息を付いている。先に行かせてもらったが、やっぱりそれなりに体力と筋力が必要だと実感。
この辺りから先行する登山者で苦戦する人がちらほら。鎖の途中で立ち往生気味に息を付いている。先に行かせてもらったが、やっぱりそれなりに体力と筋力が必要だと実感。
「三の鎖」。
4本の中で一番長い(らしい)です。ほぼ垂直の傾斜が続き、個人的にはスリルがあって楽しめました。
手で鎖を掴み、足を岩壁の出っ張りや鎖の環の中に入れて3点でしっかり支持することが大事。ただ、シューズが大きいと鎖の環にうまく入らない時が多く、そのような場合は環同士の重なった部分や岩壁、ところどころにある三角形の足掛けをうまく使ってください。
4本の中で一番長い(らしい)です。ほぼ垂直の傾斜が続き、個人的にはスリルがあって楽しめました。
手で鎖を掴み、足を岩壁の出っ張りや鎖の環の中に入れて3点でしっかり支持することが大事。ただ、シューズが大きいと鎖の環にうまく入らない時が多く、そのような場合は環同士の重なった部分や岩壁、ところどころにある三角形の足掛けをうまく使ってください。
南尖峰頂上到着、か?
ガスが濃く、標識や看板など何も見当たらず。GPSを見つつ周囲をうろちょろ歩き回っていた際に事故発生。見えていなかった岩の突起で左膝をしたたかに強打!西日本最高点で一人悶絶…
歩けないほどではないものの、この後ずっと鈍痛がお供することに…
ガスが濃く、標識や看板など何も見当たらず。GPSを見つつ周囲をうろちょろ歩き回っていた際に事故発生。見えていなかった岩の突起で左膝をしたたかに強打!西日本最高点で一人悶絶…
歩けないほどではないものの、この後ずっと鈍痛がお供することに…
頂上山荘で登山バッジと水500mlを購入。
飲み物は2Lちょっと持って入りました。いつも大体この量で余るくらいだったのが、今回は前半でかなり消費しており、頂上到着時点で残り500mlでした。それだけ西之川からの登りがきつかったということで…
ここで水を補給でき、気持ち的にも楽になって下山開始。
飲み物は2Lちょっと持って入りました。いつも大体この量で余るくらいだったのが、今回は前半でかなり消費しており、頂上到着時点で残り500mlでした。それだけ西之川からの登りがきつかったということで…
ここで水を補給でき、気持ち的にも楽になって下山開始。
予定していなかった南尖峰アタックとそこでの膝強打というアクシデントにより、当初の計画より1時間ほど遅れての下山。
二の鎖だけ下りてみて、あとの3本の鎖は迂回路に回る。往路で20分ほど掛かった試しの鎖も迂回路を使うと5分程度にショートカット。
二の鎖だけ下りてみて、あとの3本の鎖は迂回路に回る。往路で20分ほど掛かった試しの鎖も迂回路を使うと5分程度にショートカット。
帰りは八丁の分岐から刀掛〜岩原を通るコースに進む予定をしていた。単に同じコースで戻るのが嫌だっただけで。
が、こちらは全然人が通っていないのか草は伸び放題で踏み跡もはっきりせず。数百m進んでこれは危険と判断、元来たコースに戻ることに。時間ロス!
が、こちらは全然人が通っていないのか草は伸び放題で踏み跡もはっきりせず。数百m進んでこれは危険と判断、元来たコースに戻ることに。時間ロス!
ロープウェイ駅と西之川との分岐に到着。
元の予定では登山口に13時半頃に戻る計画。この時点で13時を過ぎている。到底予定通りには戻れまい。たとえ下りといえど、あの延々と続くスギ林をこの痛めた左膝で進むのはしんどいなぁ。ロープウェイを使えば8分…
なんていう気の迷いをポーン!
ここまできて動力使ったら今回の山行の価値が半減してしまうじゃない!という謎の圧にも突き動かされ、西之川へ向け進み出す。
元の予定では登山口に13時半頃に戻る計画。この時点で13時を過ぎている。到底予定通りには戻れまい。たとえ下りといえど、あの延々と続くスギ林をこの痛めた左膝で進むのはしんどいなぁ。ロープウェイを使えば8分…
なんていう気の迷いをポーン!
ここまできて動力使ったら今回の山行の価値が半減してしまうじゃない!という謎の圧にも突き動かされ、西之川へ向け進み出す。
しっかし、これがまた大変しんどい道のりでした。
登りがあれだけしんどい傾斜だったということは下りも当然きつい傾斜の道。しかも足元は撒き散らしたかのように細かい石が散らばり、これに足を取られてズルズル滑る。体勢を崩すくらいのスリップが5回はありました。
膝が痛いので踏ん張りを緩める→石で滑って体勢を崩す→膝に負担が掛かってさらに痛める…の悪循環。
登りがあれだけしんどい傾斜だったということは下りも当然きつい傾斜の道。しかも足元は撒き散らしたかのように細かい石が散らばり、これに足を取られてズルズル滑る。体勢を崩すくらいのスリップが5回はありました。
膝が痛いので踏ん張りを緩める→石で滑って体勢を崩す→膝に負担が掛かってさらに痛める…の悪循環。
入山して8時間ちょっと、ようやく登山口に戻って来ました。本当に疲れたぁ。
駐車場のお店の人にロープウェイを使わず登り下りしてきたと伝えたら、えらい時間が早い、すごいなぁ、と褒められました。やったね。
次回?
当然ロープウェイ使いますがな。
駐車場のお店の人にロープウェイを使わず登り下りしてきたと伝えたら、えらい時間が早い、すごいなぁ、と褒められました。やったね。
次回?
当然ロープウェイ使いますがな。
感想
遠征山行第2弾。
今回は石鎚山と剣山、四国2つの百名山に挑む2泊3日の旅。京都駅から高速バスで徳島駅へ(往復で7,600円)。レンタカー(11,000円)を借りて移動・車中泊・登山を繰り返すなかなかハードなスケジュールです。
まずは石鎚山。入念に下調べ。西日本最高峰(1,982m)で鎖場が有名。ロープウェイを使って成就社からの登り下りが一般的。
最初からロープウェイに乗るつもりはありませんでした。使わずに登るルートがあるならそこを歩くでしょ!と。
…いやぁ、この西之川〜成就社間は本当にしんどかったです。上に書いた通り、登りは当然下りもしんどかったぁ。きつかったぁ。体力と時間に余裕がある方は是非チャレンジを。
鎖場も当然登る気満々で挑みました。こちらは逆に思っていた以上に上手く立ち回れた気がします。自分で思っている以上に体力も腕力も付いてきているのかも知れない。石鎚山に登るなら、体力・技術・条件が整っていれば鎖にもチャレンジを(ただし無理は絶対禁物で)!
残念だったのは山頂に終始ガスが掛かっていたこと。切り立った崖からの絶景がみたかった〜もし見れていればもう少しビビったかも笑。
この山のことを調べた際、正直軽くみていました。西日本最高峰といっても2,000mないしね。ロープウェイ?使わねーよ!…なんてね。
どうもすいませんでした!登り甲斐にスリル、そして(きっと)絶景も備えているスゴい山でした!またいつか挑戦したいなぁ〜(その時はロープウェイ使うな、きっと)。
さぁ明日は徳島・剣山だ!
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