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Yamareco

記録ID: 1549258
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ハイキング
八幡平・岩手山・秋田駒

岩手・源太ヶ岳 きのこの森と、広大な湿原ワンデリング

2018年08月02日(木) 〜 2018年08月03日(金)
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tanigawa その他1人
GPS
32:00
距離
10.8km
登り
809m
下り
814m
天候 晴れ。
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
熊の痕跡、いろいろ。登山口の温泉でも、ミズバショウの実の食み跡あり。
湿原は抜けるのに2時間かかります。
その他周辺情報 松川温泉のキャンプ場は、温泉宿から300m。
テントサイトは30張りの大きさ。
炊事棟など2棟。雨でも軒下を借りれる。
水洗トイレ完備。
8月2日夕方に、松川温泉のキャンプ場に到着。
他に2人のライダーが幕営。
夕食。
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8月2日夕方に、松川温泉のキャンプ場に到着。
他に2人のライダーが幕営。
夕食。
朝、テントの撤収。
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朝、テントの撤収。
登山口まで500mほど移動します。
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登山口まで500mほど移動します。
松川の蒸気発電の巨大な塔。
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松川の蒸気発電の巨大な塔。
そこから、源太ヶ岳への登山開始。
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そこから、源太ヶ岳への登山開始。
登山口。
最初は、傾斜がゆるい、森を進みます。自治体が、自然公園の整備を進めてきた所のようです。
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最初は、傾斜がゆるい、森を進みます。自治体が、自然公園の整備を進めてきた所のようです。
森のきのこ。幼菌ですが、スギタケ類の特徴があります。
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森のきのこ。幼菌ですが、スギタケ類の特徴があります。
同。ベニタケ類かな。
同。ベニタケ類かな。
テングタケ科のプロポーション。
テングタケ科のプロポーション。
ツエタケ。(食)
ツエタケ。(食)
傷みが進んでいました。やや大ぶり。
傷みが進んでいました。やや大ぶり。
ブナが混じる森のなかを、高度を上げていきます。
ブナが混じる森のなかを、高度を上げていきます。
これは、すごい。東北の湯治場などの出店で売られている、ミヤマトンビマイタケの、成長中の大株。すでに差し渡し30センチ。
トンビマイタケについては、下記の記録に。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-74994.html
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これは、すごい。東北の湯治場などの出店で売られている、ミヤマトンビマイタケの、成長中の大株。すでに差し渡し30センチ。
トンビマイタケについては、下記の記録に。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-74994.html
こちらは、ブナハリタケ。食。
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こちらは、ブナハリタケ。食。
アカジコウ。7割方、生長してますが、これは、やや小型の固体。
標準のものでは、傘と柄の色合いが鮮やかで、傘の直径が10センチを超えます。重たい。
洋風料理で美味。
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アカジコウ。7割方、生長してますが、これは、やや小型の固体。
標準のものでは、傘と柄の色合いが鮮やかで、傘の直径が10センチを超えます。重たい。
洋風料理で美味。
撮影中。胞子をいっぱい飛ばして、もっと増えてほしい。
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撮影中。胞子をいっぱい飛ばして、もっと増えてほしい。
源太ヶ岳の7合目くらいまで、上がってきました。
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源太ヶ岳の7合目くらいまで、上がってきました。
灌木と笹が主体ですが、小さな湿地や登山道沿いには、花も見られます。尾根をめざします。
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灌木と笹が主体ですが、小さな湿地や登山道沿いには、花も見られます。尾根をめざします。
源太ヶ岳の稜線から、岩手山。
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源太ヶ岳の稜線から、岩手山。
稜線を進み、岩手山をふりかえる
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稜線を進み、岩手山をふりかえる
三ッ石岳を眺めてn源太ヶ岳から大深山荘へ、尾根を進む。
三ッ石岳を眺めてn源太ヶ岳から大深山荘へ、尾根を進む。
大深山荘。
尾根筋から、森を30分ほど、下降すると、到達。
なかなか小屋に出なかったので、心配して、カミさんにリードされつつ、下降しました。
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大深山荘。
尾根筋から、森を30分ほど、下降すると、到達。
なかなか小屋に出なかったので、心配して、カミさんにリードされつつ、下降しました。
源太ヶ岳方面へ、山腹をぐるりと4分の1周ほどする湿原を、トラバース開始。
山腹に隠れた、広大な湿原でした。
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源太ヶ岳方面へ、山腹をぐるりと4分の1周ほどする湿原を、トラバース開始。
山腹に隠れた、広大な湿原でした。
花、花、花。
チャワンタケの仲間。カビが表面に。
チャワンタケの仲間。カビが表面に。
ミツガシワ。
ツクバネソウ。
岩手山。
翌朝、温泉のすぐそばの道路沿いに、熊が水芭蕉の実を食べた跡。前夜のものらしい。
20m四方の水芭蕉が、実を食われていました。
熊が座ったり、荒らし回った跡だらけ。
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翌朝、温泉のすぐそばの道路沿いに、熊が水芭蕉の実を食べた跡。前夜のものらしい。
20m四方の水芭蕉が、実を食われていました。
熊が座ったり、荒らし回った跡だらけ。

感想

 源太ヶ岳は、岩手山と八幡平の展望の山。往復するのに5時間ほどかかるため、大腿骨頸部骨折の病み上がりの足腰で、行って来れるか、不安をかかえての出発でした。
 登山道は、最初の2キロは整備されていました。しかし、次第に、流水で掘れた溝状となり、泥で滑ったり、浮き石を踏んでの荒れ道になり、慎重に上がりました。
 登山道としては、どこにでもある荒れ道ですが、転倒すると、患部に良くない。
 ケガ以来、一番きつい悪路をすすみました。

 中腹まで上がったところで、源太ヶ岳の山頂部が見えてきました。
 ピッチを守って、山頂到着。
 岩手山に見とれました。

 尾根を西に進んで、さらに北へ急降下。その途中で、私は、山腹のルートへ降りるのが、長い道のりになりそうで、ひるみました。
 でも、カミさんは、行けると、叱咤。
 30分弱を下って、大深山荘に出ました。
 ここからは、山腹の湿原の踏み跡を、源太ヶ岳の中腹まで、トラバースしました。

 想像を遙かに超える、長い道。大中小の湿原が点在し、そのに、沢や崩壊した土砂、小川、坂の上り下りが連続します。ちょっと、珍しい、湿原。でも、花が次々と現れ、歩くごとに、八幡平方面の景観も、移り変わって、気分はずっと高揚したままでした。

 途中、1回の休憩を入れて、2時間近くかかって、この湿原ルートの終点につきました。

 ここからは、午前中に登ってきた松川温泉への下山。
 下って、下って、あと3キロほどのところで、骨折しなかった方の右足に、傷みがきました。どうしても、かばってしまう。
 そこからは、両足をできるだけ均等に使って、傷みが収まった。なんとか、コースタイムの範囲で下山しました。

 (3月に、医師からは、高尾山程度なら、と言われて、その後は、奥多摩で足慣らし。今回は初めて、往復7時間弱のルートを大事なく、歩き通せました。)

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コメント

お疲れさまでした!
こんにちは!
なかなかハードな道だったと思います。
距離もそこそこ長いですし、足場が悪いところがあるので。

もうブナハリタケ出始めてましたか!
今年は早いようですね。
先日凄く寒くなったので、また一気に出てきているかもしれません。
アカジコウが見たいです。
それらしいものは見てるんですが、まだ経験が足らず、
確信が持てなくて。

ここの湿原、お気に入りなので、夏は通ってしまいます。
お盆明けに行きたいんですが、天気が・・・
2018/8/11 9:25
Re: すばらしい湿原と展望でした!
mitugasiwaさん、岩手山一帯の山々は、のびやかで、いいですね。
 今回は、周回コースで、延々と続く湿原を歩けて、幸せでした。あと半月早く、再訪したくなる一帯ですね。小屋も泊まりたい風情でした。
 尾瀬に匹敵する規模の、こんないい場所なのに、帰りは、湿原から松川温泉の下山口まで、誰にも会わなかったのも、すごい。
 きのこは、あの森の中なら、2,3日、歩いていたいくらい、期待がもてるところでした。
 今回の岩手は、温泉を巡りながら、7日間の旅でした。
 八幡平に初めて行きました。
 最終日の国見温泉でも、熊に合いました。
2018/8/11 11:51
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