沼平〜茶臼岳〜光岳〜加加森山〜池口岳〜池口岳登山口


- GPS
- 80:00
- 距離
- 36.5km
- 登り
- 3,222m
- 下り
- 3,688m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:00
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:50
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:00
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:00
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:大島バス停からかぐらの湯/飯田駅までバス |
その他周辺情報 | 下山後はかぐらの湯で温泉入浴可能 http://tohyamago.com/osusume/kaguranoyu/ |
写真
感想
光岳から池口岳まで縦走する人の参考になれば。沼平から光石までは一般ルートなので割愛。
光岳から池口岳までは、エアリアマップなどの地図を見ても点線もしくはルート記載がなかったりしたので、ルートについていろんな人の山行記録を読んで、心配しながらのスタート。念のため、国土地理院の地形図と携帯アプリのGeographica(GPS)も持参しました。結果的には大きなロストなく、縦走が出来ました。GPSがあると、大きなロストになる不安もないので、精神的に楽でした。思っていたよりは、踏み跡も比較的しっかりしていますし、テープ(ピンクや白)も意外に多く、慎重に歩けば、あまり心配することはないという印象です。ただ、天気が悪かったり、ガスっていたりすると、大変だと思います。また、コース取りは標高の観点からも光岳から池口岳に西へ縦走する方が難易度は低いように思います。コース自体もメンテナンスはある程度なされているようで、コース上の倒木も最近、チェーンソーで切って整備したような跡がありました。
【光石分岐-加加森山】
光石への分岐から尾根上を歩きますが、いきなり軽くロストしてしまいました。基本的には尾根上なので、それを意識して下れば、やや細めの尾根でもあることから、踏み跡をたどりながら、歩けると思います。2381m峰との鞍部に下るところは結構急です。途中、トリカブトとアキノキリンソウの花畑も綺麗でした。
一部、二重山稜のようになっている箇所もあり、そこは窪地の部分を歩くことになります。その後もいくつかピークを越えていきますが、上り下りについては比較的明瞭なルートを容易に見つけられますが、高低差の少ない箇所、ピークの上部や鞍部などは慎重に歩いたほうが良いと思います。
【加加森山-JCT】
加加森山からは一度、大きく下ります。途中、縞枯れのように木々が白骨化して立ち枯れしているエリアがあります。倒木も多いのですが、人の手で切断されていて、ルートを見つけるのに助かりました。ただ、途中でわかりにくくなって、何度か行ったり来たりする場面もありました。この場所は登りだと余計にルートファインディングに苦労するかもしれません。
そのエリアを過ぎてしばらく歩くと、右手にガレ場があり、草原のようになっています。谷の向こうに下栗の里が見え、振り返ると、加加森山もどっしりと。進む先には池口岳の北峰がそびえています。
再び樹林帯に入りますが、細い尾根状のところを歩く箇所があります。シャクナゲなどの樹木が生い茂っているので、高度感はないものの、慎重に歩く必要があります。その後、水場下降点と書かれた、水場の標識がありますが、この沢は昨日まで雨が降っていたのものあるのでしょうが、豊富に水が出ていて、3分もせずに水に辿り着けました。かなり下の方まで踏み跡が付いている感じだったので、晴れの日が続くと、少し下まで下る必要があるのかもしれません。その後、最後のJCTへの登りはかなりの急登で大変です。
【JCT-池口岳北峰-池口岳南峰】
JCTから池口岳北峰はほとんど一般道と行っても良いルートで、不明瞭な箇所もなく、大きな問題はありませんでした。ただし、北峰から南峰は見えている以上に時間がかかります。北峰からはまず笹が繁茂した滑りやすい中を慎重に下ります。ルートはテープもあって、比較的明瞭なものの、足元が笹で見えないので、どうしてもスイスイとは進めません。その後、鞍部では西側のガレ落ちているところを通過したり、急な笹斜面をトラバースしたりとあまり気が抜けないところを歩き、最後は再び南峰まで登ります。南峰への登りの後半は窪んだ尾根状になっていて、その登りの途中で笹平への分岐が西側にあります。笹平まではかなり下るようですが、雰囲気の良い草原のように見え、行ってみたい気もしますが、実際に辿り着くのは笹も深く、かなり大変なように思えました。池口岳南峰も北峰と同じく木々に囲まれ、大展望とはいきませんが、鬱蒼とした感じでなく、木々の間から、光岳も見え、少し広いので、休憩にはぴったりです。
【JCT-ザラ薙平】
一般的なルートではありますが、だからといって決して楽といったわけではなく、JCTからのしばらくの間の下りは傾斜もきつめで、巨岩の間を確保しながら通過する場所もあります。補助的にロープが付いています。ザラ薙平は平らで下は芝生のようになっているので、テント泊には快適な場所でした。ただし、水やトイレはないので、水は上記のJCTから加加森山側へ降りたところの水場で汲んでくるか、池口岳登山口から登る場合は多めに持っておくことが必須です。トイレも今回は携帯トイレを持参しました。ちなみに、光岳の水場は水量豊富でした。
【ザラ薙平-池口岳登山口】
これまでの道に比べると、道も明瞭で非常に快適。あまり展望は開けませんが、一部、ザラナギ、黒薙では池口岳および南側の展望が開けます。黒薙以降は普通の登山道といった感じです。天然林だけでなく、北側はカラマツ林、さらに高度を下げると、ヒノキやアカマツの植林地も出てきて、想像していた鬱蒼とした感じではありませんでした。が、大島のバス停に着いてスパッツを脱ぐと、ヤマビルが一匹。念のため、スパッツをはいていて良かったです。
【池口岳登山口-大島バス停】
池口岳登山口まで降りると、林道になります。舗装はされていないですが、結構締まっているので、車でも問題なく来れそうで、実際に車も何台か止まっていました。今回は歩きなので、大島のバス停まで下ります。途中、824mのところから大島の集落にショートカット出来そうな道が地図上はあるので、その道らしき道を歩いて行ったつもりだったのですが、途中で道がなくなり、これが今回の山行で最大のロストでした(笑)最初は車が昔通っていたような轍の上だったので、安心していたのですが、途中でそれが行き止まり。道があるかと周辺を探し回ったのですが、見つからず、かろうじで見つけたピンクテープを頼りに下りにかかりましたが、おそらく、これは林業用のテープだったのだと思います。植林地の中に迷い込み、道らしき道は見つからず、歩くのも大変でした。薄っすらと残る作業道(林業機械の通った道?)を辿り、道なき道を下って、なんとか植林地内の大きな作業道に合流。大島集落の上部で池口川の北を通る舗装路と合流。これは遠回りでも、池口岳登山口からは、初めから、舗装路を歩いたほうが良いと思いました。
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