記録ID: 1604990
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾
妙高山・燕登山道から燕新道周回
2018年10月03日(水) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,579m
- 下り
- 1,570m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 2:36
- 合計
- 11:00
妙高山山頂・南峰にて撮り忘れたカットがあったことを北峰にて気付き、
北峰と南峰を余分に1往復。
このこともあって、妙高山山頂での滞在時間が1時間45分にもなりました。
北峰と南峰を余分に1往復。
このこともあって、妙高山山頂での滞在時間が1時間45分にもなりました。
天候 | 晴れ、山麓は終日曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
燕新道の大倉谷での渡渉は増水時は危険かと思います。 |
その他周辺情報 | 燕温泉付近には無料の露天温泉があります。 |
写真
燕温泉・無料駐車場(1,080m)
燕温泉下の駐車場から出発。
奥の街灯が付いているところが温泉街で行き止まりが登山口。
燕温泉はこじんまりとしていて山間の静かな温泉といった風情です。
歩いていてもそこかしこから硫黄臭が立ち込めてきます。以前、近くの赤倉でも温泉に入ったけどとても良い温泉でした。
燕温泉下の駐車場から出発。
奥の街灯が付いているところが温泉街で行き止まりが登山口。
燕温泉はこじんまりとしていて山間の静かな温泉といった風情です。
歩いていてもそこかしこから硫黄臭が立ち込めてきます。以前、近くの赤倉でも温泉に入ったけどとても良い温泉でした。
燕温泉・妙高山登山口(1,110m)
数件の温泉宿を抜けたところが登山口でポスト有り。
ここから直進すると下りで歩く燕新道。燕登山道は「黄金の湯」方面へ向かいます。
黄金の湯を右手に見ながら通過。しばらく舗装路歩きが続きます。
要所には道標があるので順調にナイトハイク出来ましたが、ずっと霧が立ち込めているので夜明け前は天気がちょっと心配でした。
途中から山腹の崖沿いの狭い舗装路を延々登っていきます。
燕温泉の源泉を抜けたところで北地獄谷へ突き当たります。でもここでは渡渉せず滝を右岸から高巻く道を注意深く登っていきます。かなりの急坂でした。
数件の温泉宿を抜けたところが登山口でポスト有り。
ここから直進すると下りで歩く燕新道。燕登山道は「黄金の湯」方面へ向かいます。
黄金の湯を右手に見ながら通過。しばらく舗装路歩きが続きます。
要所には道標があるので順調にナイトハイク出来ましたが、ずっと霧が立ち込めているので夜明け前は天気がちょっと心配でした。
途中から山腹の崖沿いの狭い舗装路を延々登っていきます。
燕温泉の源泉を抜けたところで北地獄谷へ突き当たります。でもここでは渡渉せず滝を右岸から高巻く道を注意深く登っていきます。かなりの急坂でした。
北地獄谷麻平分岐(1,580m)
渡渉して左岸側を少し歩いたところで北地獄谷麻平分岐に到着。
周辺は小広い河原のよう。時刻はそろそろ夜明けが近くなってきた頃。
ここでザックを下ろして一息入れました。
北地獄谷麻平分岐を出発するとすぐに再び右岸へ渡渉。
しばらくダラダラした登りが続きました。
渡渉して左岸側を少し歩いたところで北地獄谷麻平分岐に到着。
周辺は小広い河原のよう。時刻はそろそろ夜明けが近くなってきた頃。
ここでザックを下ろして一息入れました。
北地獄谷麻平分岐を出発するとすぐに再び右岸へ渡渉。
しばらくダラダラした登りが続きました。
広い河原(1,780m)
登山口からずっと霧の中でしたが、ようやく雲を抜けたようで一気に視界が開けました!
これなら標高の高いところでは期待できそう♪
この河原ではマーキングを見て左手に登っていきます。
登山口からずっと霧の中でしたが、ようやく雲を抜けたようで一気に視界が開けました!
これなら標高の高いところでは期待できそう♪
この河原ではマーキングを見て左手に登っていきます。
天狗堂(1,930m)
急登がようやく終わり、広い天狗堂の平坦地に着きました。
ここで赤倉観光スキー場側からのルートと合流。
山と高原地図を見るとスキー場のゴンドラは夏季も動いてるようです。
“赤観”でスキーもしましたが、なかなか良いコースが揃っていました。
それはともかく、ここからいよいよ妙高山頂へ向けて待望の尾根歩きが始まります!
急登がようやく終わり、広い天狗堂の平坦地に着きました。
ここで赤倉観光スキー場側からのルートと合流。
山と高原地図を見るとスキー場のゴンドラは夏季も動いてるようです。
“赤観”でスキーもしましたが、なかなか良いコースが揃っていました。
それはともかく、ここからいよいよ妙高山頂へ向けて待望の尾根歩きが始まります!
光善寺池(1,980m)
しばらくはかかるとみていた光善寺池にもう着きました。
現地の表記と地形図では2,070mにあることになっていますが、
さっき出発したばかりの天狗堂が1,930mなので体感的にも誤表記が分かります。
もしくは光善寺池は本当は別の場所にあるのかのどっちかでしょうか。
しばらくはかかるとみていた光善寺池にもう着きました。
現地の表記と地形図では2,070mにあることになっていますが、
さっき出発したばかりの天狗堂が1,930mなので体感的にも誤表記が分かります。
もしくは光善寺池は本当は別の場所にあるのかのどっちかでしょうか。
新たな支尾根に乗る(2,350m)
今まで暖かい風下側を登ってたようで、ここでいきなり南寄りの冷たい風が吹いてきました!
妙高の外輪山の威容、その向こうには高妻・乙妻が雲海に浮かぶひょっこりひょうたん島のよう。
そして更に奥には北アルプスがどこまでも見えていました。
今まで暖かい風下側を登ってたようで、ここでいきなり南寄りの冷たい風が吹いてきました!
妙高の外輪山の威容、その向こうには高妻・乙妻が雲海に浮かぶひょっこりひょうたん島のよう。
そして更に奥には北アルプスがどこまでも見えていました。
山頂に着く前からもう充分に感動的な絶景…。
浅間のようにあの外輪山も歩いてみたいですが、ここもルートは無いので積雪期限定のようです。
ここを楽しむには山スキーが必要かな。文字どおり無用の長物となったゲレンデ用のスキーの処分を検討してもいいかも。
浅間のようにあの外輪山も歩いてみたいですが、ここもルートは無いので積雪期限定のようです。
ここを楽しむには山スキーが必要かな。文字どおり無用の長物となったゲレンデ用のスキーの処分を検討してもいいかも。
妙高山山頂・南峰(2,454m)
西側から回り込むようにして、遂に待望の妙高山山頂に到着しました!!
三角点は北峰にありますが、僅差で南峰が妙高山最高地点。
絶好の好天で憧れの山頂に立つことが出来て最高のひと時でした♪
西側から回り込むようにして、遂に待望の妙高山山頂に到着しました!!
三角点は北峰にありますが、僅差で南峰が妙高山最高地点。
絶好の好天で憧れの山頂に立つことが出来て最高のひと時でした♪
妙高山山頂・北峰(2,445.8m)
南峰よりゆったりとしている北峰に到着。三角点もこちらに。
北峰は広いので絶景を観るには歩き回らなくてはいけません。
この時間帯では燕温泉からより、火打方面から登ってくる登山者のほうが多いようです。
昨年秋に火打、今回の妙高といずれも日帰りで登りましたが、
今度は高谷池ヒュッテにテントを張って1泊2日で歩きたいものです。
今度こそ花の多い夏に来ようと思います。
南峰よりゆったりとしている北峰に到着。三角点もこちらに。
北峰は広いので絶景を観るには歩き回らなくてはいけません。
この時間帯では燕温泉からより、火打方面から登ってくる登山者のほうが多いようです。
昨年秋に火打、今回の妙高といずれも日帰りで登りましたが、
今度は高谷池ヒュッテにテントを張って1泊2日で歩きたいものです。
今度こそ花の多い夏に来ようと思います。
長助池分岐(2,030m)
途中で雲の中に入った後で長助池分岐に到着。長い激下りで楽ではありませんでした。
ここから右手の長助池方面へ向かいますが、この状況では今回は長助池はガスガスで見えないものと諦めていました。
途中で雲の中に入った後で長助池分岐に到着。長い激下りで楽ではありませんでした。
ここから右手の長助池方面へ向かいますが、この状況では今回は長助池はガスガスで見えないものと諦めていました。
長助池分岐から少し下ると、予想外に再び晴れてきました♪
これなら長助池の光景が観れそうと期待して下っていきます。
それと燕新道に入ると途端に人けが無くなりました。今日は平日なのでこの先誰にも出会わないものと、緊張感を高めて下っていきます。
これなら長助池の光景が観れそうと期待して下っていきます。
それと燕新道に入ると途端に人けが無くなりました。今日は平日なのでこの先誰にも出会わないものと、緊張感を高めて下っていきます。
長助池(1,940m)
不意に眼前が開けて長助池に到着!錦秋の光景に本当に感動でした。
この光景を見たいために燕新道を下ることにしたといっても過言ではなかったので、運が良かったというしかありません。
それとドリフの長さんを思い出したのですが、よく見ると字が違いました。
不意に眼前が開けて長助池に到着!錦秋の光景に本当に感動でした。
この光景を見たいために燕新道を下ることにしたといっても過言ではなかったので、運が良かったというしかありません。
それとドリフの長さんを思い出したのですが、よく見ると字が違いました。
三ツ峰(大倉)分岐から先、ずっと道が川になってる区間が続きました。
高尾山6号路にも同様なところがありましたが、ここは遥かにワイルドで長いです!
地面は水が流れてドロドロですが、もう既に足元は汚れているので気にせず下ります。妙高山を歩くには間違いなくスパッツ必須です。
高尾山6号路にも同様なところがありましたが、ここは遥かにワイルドで長いです!
地面は水が流れてドロドロですが、もう既に足元は汚れているので気にせず下ります。妙高山を歩くには間違いなくスパッツ必須です。
黄金清水を過ぎると水と泥からは解放されますが、今度は道が斜めになってるところが増えてきます。
笹の切株が残ってて、とても滑りやすいところもあるので要注意。
この先、大倉谷への下りが始まるまで、尾根を一つ乗り越えていきます。
笹の切株が残ってて、とても滑りやすいところもあるので要注意。
この先、大倉谷への下りが始まるまで、尾根を一つ乗り越えていきます。
ちょっとスリリングな大倉谷渡渉(1,360m)
ここが本当の難所の渡渉箇所でした。
やや幅はありますがジャンプすると、頼りない飛び石を踏まずにいけそう。
実は飛び石を使ってみたのですが、バランスを崩して右足だけ膝くらいまで沢に突っ込んでしまいました。
でも一瞬のことだったので、スパッツのおかげもあって靴への浸水は免れました。
大倉谷は増水すると渡渉は難しくなりそうです。
ここが本当の難所の渡渉箇所でした。
やや幅はありますがジャンプすると、頼りない飛び石を踏まずにいけそう。
実は飛び石を使ってみたのですが、バランスを崩して右足だけ膝くらいまで沢に突っ込んでしまいました。
でも一瞬のことだったので、スパッツのおかげもあって靴への浸水は免れました。
大倉谷は増水すると渡渉は難しくなりそうです。
惣滝分岐(1,170m)
惣滝へは崖崩れや落石のために通行止めになっていましたが、聞くところによると行けなくはないそう。
ここで心配性の母からの着信に気付いて、電話対応のために小休止を余儀なくされました。
惣滝へは崖崩れや落石のために通行止めになっていましたが、聞くところによると行けなくはないそう。
ここで心配性の母からの着信に気付いて、電話対応のために小休止を余儀なくされました。
河原の湯付近の吊り橋(1,120m)
燕新道のフィナーレとなる待望の吊り橋が見えてきました!
長い燕新道を順調に下りきることが出来て最高の気分でした。
吊り橋の袂から河原の湯へ下りられるようです。
無料で入れるのは良いのですが、早く帰って後片付けしたいので先へ進みます。
燕新道のフィナーレとなる待望の吊り橋が見えてきました!
長い燕新道を順調に下りきることが出来て最高の気分でした。
吊り橋の袂から河原の湯へ下りられるようです。
無料で入れるのは良いのですが、早く帰って後片付けしたいので先へ進みます。
装備
個人装備 |
三脚
水
ハイドレーションシステム
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
スパッツ
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図・山と高原地図)
コンパス
ガーミンGPS
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
アマチュア無線機
ファーストエイドキット
補修キット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
登山保険証
健康保険証
スマホ
財布
サングラス
タオル
一眼レフカメラ
標準ズームレンズ
望遠ズームレンズ
ねんどろいど
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---|
感想
かつて、赤倉温泉スキー場から見えた妙高山が本当に格好良く、それ以来自分にとって憧れの山となっていました。
前々から惹かれていた妙高山を遂に登頂し、思う存分満喫できて快心の山行となりました!
燕新道はやや荒れていると聞いていましたが、最近身近な方が歩いてきたことを聞いて周回で歩くことを決めました。
燕登山道・燕新道とつなぐことによりいろんな意味で充実した周回コースとなりました。
これで火打、妙高、それぞれを日帰りで登ったのですが、今度はぜひテント泊で併せて楽しんでみたいです。
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私は笹ヶ峰から火打・・黒沢池ヒュッテ(泊)・・妙高・・笹ヶ峰のノーマルルートを歩いた事は有りますが、燕温泉から日帰り周回は大変ですね。さすがルーンさんで。
軟弱な私は笹ヶ峰へ下山後、ルーンさんが横を通られた無料露天プロ(混浴)にある種期待をして入浴しに行きましたよ。
期待通りの人も入っていたのにびっくりでした。
hino_yamaさん、ご覧いただきまして、ありがとうございます!
燕温泉からの日帰り周回は本当に歩き応えがありましたよ。標高差も距離もかなりありますよね…。
hino_yamaさんも妙高、火打へ登られていたのですね。
できれば黒沢池ヒュッテ、もしくは高谷池ヒュッテで1泊するほうがより楽しいと思いますよ。
でも笹ヶ峰は朝5時以降でないと入れない制約が厄介ですよね。
火打も日帰りで行きましたが下山が夕方になるし大変でした。
知り合いからも燕温泉の無料露天風呂は薦められていたんですが、
あの山間の静かなところで一人で入るのがどうも落ち着かなくて…。
燕温泉から家まで1時間ちょっとなので帰宅後に風呂に入りました。
ルーンさんこんばんわ。
日野さんから もうコメントが入っていますね。(^^)
どのお写真も すばらしくて沢山拍手してしまいました。
妙高は 2度スキーに行きました。もう、、、40年も前になってしまいました。
明日ゆっくり拝見します。(^^)
ロングコースですね。
hinoさんのように 黒沢池フュッテ泊を入れると 私でも歩けるかも。
日帰り周回コースは hinoさんも おっしゃっていますが
流石ルーンさん!
景色がすばらしいですね。青空と稜線 岩場 雲海 山頂のびやかな景色もあり 飽きないようですね。
下りの 渡渉部は注意が必要なようですね。
何時もレポをありがとうございます。
拝見がおそくなりました。
鳳凰三山も楽しみです。ありがとうございました。
ルーンさんのコメント欄を利用させてもらいます。
摩耶山さん歩さん
笹ヶ峰から一般コースで高谷池ヒュッテまたは黒沢池ヒュッテを利用した1泊2日コースならば、火打山と妙高山の百名山2つをゲット出来る、すばらしい展望山歩きが出来ますよ。
是非、秋に歩きに行ってください。
私は、兵庫県と鳥取県の県境あたりの山の紅葉を楽しんでいます。
明日25日は東山・鳴滝山のハート形周回を予定しています。
(人を介して権兵衛さんもお誘い中です。)
mayasanpoさん、お忙しいところをレポを観ていただいてありがとうございます!
燕温泉起点の周回は標高差も距離もすごいのですが、それだけの苦労に見合う光景の連続でした。
少し前に燕新道は通行自粛のお願いがあったと聞きましたが、とりあえずは通れるようになったのでしょうね。
でも渡渉箇所が要注意なので増水時には使えなくなります。
hino_yamaさんもお薦めされていますが、笹ヶ峰キャンプ場起点の高谷池ヒュッテ、または黒沢池ヒュッテ利用の1泊2日の行程は自分も自信をもってお薦め出来ます。
妙高、火打を無理なく周回できると思いますよ!
夏だと花がきれいなのですが、一番快適なのはhino_yamaさんも言われているようにやはり秋でしょう。
ぜひぜひ妙高・火打をご計画くださいね。
hino_yamaさん、こんばんは。
自分は妙高・火打をそれぞれ日帰りで登ったので、高谷池から黒沢池周辺が中抜けの状態です。
火打に登った時、高谷池ヒュッテのロケーションが素晴らしく、ぜひテントを張ってみたいと思いました。
母にもいずれこの両方の山を登ってもらいたいので、その時は笹ヶ峰から2日掛けて行くことになるでしょう。
ルーンさん hinoさん コメントをありがとうございます。
参考にまずは 机上登山をしてみます。
暇な時の楽しみになります。
いつか行ってみたい、、と言っていてはいけないとしになりましたが、
行ってみたいものです。
ありがとうございます。
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