矢筈岳


- GPS
- 02:40
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 437m
- 下り
- 439m
コースタイム
- 山行
- 2:38
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 2:41
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道支線に入り30mで登山口があるが林道終点まで行って尾根に取付いた 長崎コースは藪酷い |
写真
感想
物袋の林道の途中に車を止め明るくなるのを待って歩き出した。林道から開聞岳が整った三角形の美しい姿を見せていた。東の空は朝日に輝き美しさは一際だった。林道が分岐し左に曲がると登山口は直ぐの筈がそのまま進んでしまい林道終点に達した。何の表示もなかったが明瞭な登山道が始まり入っていった。最初はそれらしい道があったが段々荒れ方がひどくなり、獣道となってしまった。地形図に道は出ていないので何が正解か分からない。
登りの時は上に行けば問題ないだろうと高を括って斜面を登った。今回の九州山行は4日間毎日藪を漕いでいる。もう少し調べて来れば良かったが、ルートだけ適当に作って来てしまうのとどこでも歩けると云う安心感がこういうトラブルを招いてしまった。暫く行くと稜線に達すると正規の登山道と合流し「陰陽石→」の標識に従って右に折れた。陰石の大岩とさらに大きい陽石が登山道を挟んで向かい合っていた。先のピークまで行くと錦江湾の朝霧の向こうに大隅半島が横たわり、丁度日が昇ったところだった。
稜線を先に進むと険しい岩場が続き刀剣岩と表示のある大岩が屹立していた。市の境界を越えて南九州市域となり左手に長崎集落に下る道が分岐した。此処からはピストンで矢筈岳を目指すが岩稜が厳しく這い登ったり脇を巻いたりして池田湖展望の岩に到ると雲海が下界を埋めて池田湖は周りの山が辛うじて分かる程度で湖面は確認できなかった。錦江湾も雲海が埋めているようで大隅半島の高隅山(1,236m)が雲に浮かんでいた。
矢筈岳の山頂域に達すると“開聞岩”と標識のある三角形の岩がありミニ開聞岳と云うところだ。しかも後方には本物の開聞岳(922m)が重なり楽しい風景だった。直ぐに山頂に達し3等三角「矢筈岳」が迎えてくれた。岩の上からの展望は素晴らしく開聞岳や長崎鼻は近く、桜島や大野岳、金峰山などが望めた。
長崎ルート分岐に戻り南九州市長崎への下山路に入った。急斜面の道は余り歩かれていないようで倒木やクモの巣、蔓草が蔓延っていた。林道跡と思われる広い道になったが打ち捨てられて久しいようで登山道以上に倒木、蔓草が繁茂していた。地形図で実線道となっても状況は変わらない。その後ヘアピンカーブをひと曲がりすると舗装道路に飛び出した。矢筈岳登山口と書かれた標識があり、藪漕ぎから解放された。草の種が手袋やパンツに一杯付いてしまった。
車道となった林道を下り国道226号線に出た。市境界を越え再び指宿市となり物袋集落の駐車地点までは登り坂、2時間34分の登山を終えた。登るとき見過ごした登山道入口を確認するため車で行ってみると登山口には指導標もあり此処は単純な見落としだったことが判明した。立ち寄り湯はたまて箱温泉、海に面した露天風呂で砂蒸し風呂もある。その前に霧で見られなかった池田湖とJR最南端の駅西大山駅を見に行った。
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