天狗岳



- GPS
- 04:45
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 490m
- 下り
- 95m
コースタイム
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 4:04
- 山行
- 3:10
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 3:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは渋の湯を過ぎて橋を渡る手前にあり。 2日目のGPSは取り忘れ。タイム実績のみ。 |
その他周辺情報 | 渋の湯で日帰り入浴1,000円 茅野駅前の蕎麦屋でお疲れ会、生ビール、馬刺し、ネギトロ丼とそばのセット |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
<1月に計画してた冬山登山のリベンジ>
雪がまだ残ってるか心配だったが、それはすっかり杞憂だった。
朝、E353系がとまる新宿駅のホームで後輩と合流。我々が乗るのはこの次にくる古い351系だ。左側車窓に富士山を眺めたり、南アルプスに歓声を上げたりしながら揺られて茅野に到着。バスを待つ時間を利用してレインを履いておく。
渋の湯についたらキリリとした空気の中、川沿いでスパッツ装備して、出発。アイゼンは雪のあるところまで歩いてからつける。黒百合ヒュッテまでは樹林帯だ。足に心地よい感触を踏みしめながら、緩斜面を登っていく。今年はこれも含めて2回しか雪山これてない。東京マラソンあったからなー。
2時間程度で黒百合ヒュッテに到着。散策するにも腹が減ったので、ビールは我慢して、定番過ぎるビーフシチューセット1,500円をサンルーム化したぽかぽかカフェ席でいただく。紅茶の湯気、あぁ至福のひととき。
お腹も落ち着いた後は、翌日への足慣らしも兼ねて、中山峠から北へ向かい中山山頂の先の展望台へ散策。中山峠を過ぎて少し登ったところから迫力ある東西天狗岳が眼前に。「青空に映える雪山いいねー」景色が開けた東側の眺望とともに写真におさめて、展望台へ。事前に地図を見た感覚では中山展望台はすぐそこ、という思いだったので、なかなかひらけない眺望に少しやきもきし始めたところ、中山の山頂を過ぎてほどなくして、展望台に到着。なのだが、お待ちかねの展望台はとても風が強くて寒い。とどまっていられないので、手早く写真を撮って撤収(あまりの寒さに後輩のiPhoneのバッテリーが急に1%になる現象が発生)。
ヒュッテに戻って、一番搾り缶を飲みながら夕食を待つ。我々は18時半の回だ。夕食メニューはハンバーグ、野菜等で普通に美味しかった。食後は、空いた食堂で歩荷赤ワインを飲みながら、消灯まで団欒。2階で早めに寝てる人もいたが、1階は相当賑やかだったと思う。我々も20時半消灯前の20時過ぎにアイマスクして布団に入る。 階下では消灯ギリギリまで盛り上がっていたグループも。んー眠れないなーと思って目を覚ましたら24時半で、「なかなか眠れない」という夢を見ていたようで、結局は寝ていたようだ。トイレに行って布団に潜り込むもなかなか眠れず、ウトウトしたと思ったら、周りがガサゴソ、バタバタしだした。ようやくおとずれた睡魔を味方に布団にかじりついてが、5:50にはギブアップ。起き出して、ストレッチしながら6時半の朝食を待つ。朝食後、準備完了して出発できたのは、7:20だった。予定より20遅れてる。
山頂までは、それほど苦労せずに登れた。少し登ってはたまに振り返り、素晴らしい景色を堪能する。そして前方を見上げて、すぐそこに迫ってくる山頂をまぶしげに見つめる。そんなことを繰り返して山頂到着。
東天狗で素晴らしい眺望を満喫して、写真をとって下山。バスまでの時間がギリギリなので、西天狗はおあずけ。後輩は2回目の天狗だが、前回も西天狗に行けなかったとのこと。まぁ、楽しみが残っているということで、許して。
この山行最大の事件は下りに起きた。山頂直下の急傾斜をピッケルで確保しながら慎重に下りて、天狗の奥庭との分岐にさしかかる。見下ろすと雪原に気持ち良さそうな足跡が点々と見えて、つい歩いて見たくなる。「こっち行く?」「行ってみましょうか」この選択がラッセル祭りの始まりとなることは知らずに。
下り始めの急斜面はトレースもしっかりしていたし、雪面も硬かった。が、しかし、である。10分ぐらい下ったところでトレースが強風で不明瞭になリ始めた。だいぶ下の緩斜面にハッキリとトレースが見えているので、道迷いの不安はなかったので、試しに思った方向に歩いてみるとことごとく深い。歩いてはズボッ、方向変えてはズボッを繰り返す。冒険心に火がついてザックザクと雪を乗り越えて果敢に前に進む醍醐味に酔いしれていたのもつかの間、あっさりグッタリ疲れた。度々立ち止まるようになり、ふぅ、と息をつく。中盤を過ぎて、後輩に先頭を代わってもらい進む。後続は楽だなぁ。調子に乗ってたまに深いトレースを外れて、硬い雪を求め歩きまわるも敢え無くズボッズボッにハマって遠回りしてトレースに戻る。雪山では人間なんて赤子同然だな、そんなことを考えながら何とか黒百合ヒュッテまで戻ってきたのは、下山開始して1.5時間後だった。ふぅ。登りが1時間だったことを考えると、かなりの難下山だった。
黒百合ヒュッテから先は、団体さんに道を阻まれたりするも少しだけ駆け下りたりして、11時過ぎに渋の湯到着。ダッシュお風呂でさっぱりして11:35発のバスで茅野駅へ。茅野駅前の蕎麦屋で馬刺し、板わさを肴に生ビールと日本酒でお疲れ会して、E353系のあずさで新宿へ。楽しい山行でしたー。
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