白峰から別山 #40


- GPS
- 08:56
- 距離
- 39.3km
- 登り
- 2,188m
- 下り
- 2,170m
コースタイム
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 8:51
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日は本当は白山に行く予定だったのですが、自転車のタイヤに空気を入れたつもりが入ってなくてフニャフニャ・・・これではタイヤを傷めるのでチャリを短縮するために市ノ瀬から別山に行く計画に急遽変更しました。
思ったよりも斜面の雪が少なかったので登山道を歩きます。しばらくすると登山道に雪が出たり消えたりする厄介な状態に。雪が完全に切れなくなってからスキーを履こうとシートラで頑張っていたのですが、股までゴボってしまいこれはスキーを履けということかとスキーに切り替えます。沈まないスキーはとても快適です。
尾根に登るところもほぼ登山道沿いにですが行きは都合少し上側から入りました。少し雪は切れてましたが許容範囲でしょう。
尾根に出ると雪は結構たっぷりあります。ツボ足のトレースは尾根筋を忠実に登っていますが、スキーは狭い急斜面は苦手でトラバースが得意なので尾根筋を少し外すこともします。
標高1700mくらいになれば徐々に森林限界が近づいた雰囲気になってきます。この広い斜面を登ると御舎利山と別山が望めます。するとチブリ尾根避難小屋もすぐそこです。
避難小屋では中で座って休憩しました。さすがに長い行程なのでやや疲れ気味です。栄養を摂って小休止すればまたスタートします。
御舎利山に向かって登っていると、先行の三人組の方々の姿が見えてきました。今日はどこで滑ってくる姿と遭遇するだろうと思っていたら、意外とペース上げて登っていたようです。腕も使ってできるだけ直登で登っていると、件の方々が休憩されていましたので挨拶して少し会話しました。
まだ休憩されるようなので先に行くことにします。ここから御舎利山をどう攻略するか、右手の南斜面はやはり雪は切れていて、すると多分左手の北斜面は雪がつながっているかと思って見に行けばやはり雪がありました。ただ稜線は急で狭く、斜面そのものは広いですが急でそのまま谷底まで落ちそうな感じです。細かくジグを切ったり、時にハの字で登ったりして御舎利山の山頂に到着します。
ただ風が強く寒いので、そそくさとクトーを外してシールのまま滑って別山に向かいます。細かなアップダウンを何度か繰り返すと、強風のまま別山の山頂に到着です。
強風の中記念撮影をするとものすごいピンボケでした。ここで休憩はできないのでまたシールのまま御舎利山に戻ります。シールを剥がして滑った方が楽しいのですが、この風と寒さの中シールの脱着はしたくありません。
御舎利山の近くでさきほどの三人組の方々とまたお会いします。私のスキーは山岳スキーレース向けの板とブーツなのでとても軽快で、だからサクサク登れたのだと思います。
御舎利山に登り返して、風のマシな場所を選んでシールを剥がします。そしていよいよ緊張の斜面を滑降します。北斜面寄りの尾根筋は狭く、ところどころガリガリで、北斜面は柔らかめの雪でスキーを走らせると雪がゴロゴロと転がり落ちます。とにかく北斜面を滑落しないように気をつけ、かなりの斜度なので滑降して久しぶりに雄叫びが出ました。美女坂以来でしょうか?(笑)
普段こんなに連続して滑らないのでもう足がパンパンになりそうです。適度に休みながら滑り、避難小屋に戻ってお昼にします。小屋の外で三人組の方々が滑る姿を眺めながらと思ったのですがなかなか登場されません。それでもお昼が済んだころに無事斜面に登場され、事故もなくクリアされて安堵したところで私はそのまま滑って下山します。
曲池のあたりに出てくるルートから滑ろうかと思いましたが、谷筋が一本入るのでリスクは犯さないということで、来た道を忠実に戻ります。スキーはギリギリまで粘り、そこからはシートラ装備に切り替えて歩いての下山になります。それがまた案外長いです。
白山のいくつかのルートと比較しますと別山のチブリ尾根ルートはやや難易度が高めに感じられます。砂防新道ルートも広く滑りやすい斜面が多いのに対し、チブリ尾根の尾根筋と御舎利山の巻きはなかなかのものがあります。そして雪が切れるのも早く、そろそろ賞味期限切れになりそうな感じもします。
今回は自転車のトラブルで別山を選びはしましたが、それはそれで別山に行けて良かったと思える一日でした。
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