北アルプス 明神岳東稜

- GPS
- 31:55
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,434m
- 下り
- 1,430m
コースタイム
6:20上高地-6:54明神館-7:06養魚所-9:58ひょうたん池-16:27ラクダのコル 泊
5月5日
7:20バットレス基部-9:203P終了-9:55明神岳山頂-11:20奥明神沢-12:22岳沢小屋-14:15上高地
| 天候 | 5月4日 曇り後小雨後雪 5月5日 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
上高地から明神館は登山道に雪なし。明神館から宮川のコルまでも夏靴で大丈夫です。宮川のコルからのトラバースはアイゼンの使用をおススメします。ひょうたん池から上はアイゼンが必要です。 5月4日のよるラクダのコルにテン泊中、夜の間降雪があり、テント周辺で15〜20cm程度雪が新たに積もりました。 雪はかなり水分を含んでおります、靴下や手袋の着替えがほしいです。 |
写真
感想
GW山行第3弾は、憧れていたルートの一つ明神岳東稜に行ってきた。
メンバーは私とTさんの二人となった。HODO-HODO BOYS(中高年ですけど)では初の北アルプスのバリエーションとなる。はたして、無事に帰れるのだろうか?
5月4日
朝、目が覚めると晴れていた。昨日は22:00頃沢渡入りした、その頃は雨だった。
高鳴る期待と不安な気持ちで、テントを撤収しながらの朝食をとる。
5時30分頃にはバスで出発する事ができた。上高地へ着いた頃は、天気も良く上着を脱ぎ長袖シャツの腕をまくり上げ歩きだす。明神館、宮川のコルと順調に歩みを進めるが、ここから時折雨が降り出す。多少熱いが、カッパを着ての行動とした。
初の二人だけのバリエーションなので、草付き壁からラクダのコルまでザイルを出した。コンテは二人ともやった事がなかったので、全てスタカットとなり、予想以上に時間がかかった。ラクダのコルには16時30分頃の到着となる。テントを設営する頃から、みぞれから雪に変わってきた。靴も手袋もびしょ濡れである。明日天気が回復する事を祈り就寝する。
5月5日
テントを叩く風の音で時折目を覚ます。風の音がなかなか止まなかったので、遅めの行動スタートにたった。しかしテントを出ると予想に反して天気が良く、周りの山や頂上直下のバットレス、昨日通過した小ピークからのナイフリッジと全て見渡せる。
積雪は15cm程度で、昨日までのトレースも消えて岩にも雪が付いている。不安な気持ちを抑え1Pスタート、慎重にザイルを伸ばし、Tさんも快調に登ってくる。2P目は核心部の凹角下までとした。3P目の凹角は、通過に予想以上に時間を費やし、気が付くと順番待ちの後続の列が出来ていた。また、私が時間を掛け過ぎた為、ルート左の雪壁を登り通過するパーティーもいた。現場に居合わせて皆様、大変申し訳ございませんでした。ここを無事通過すると、後はザイルとり、先行パーティの階段状トレースを辿り、山頂へ着いた。憧れの明神岳東稜を登る事が出来たが、クライミングの技量不足が露呈し課題を残す山行となった。登れた事はとても嬉しいが、何か忘れ物をしてきたような中途半端な気持ちである。苦手なクライミングも練習し、再度北アルプスのバリエーションに挑戦しようと心に誓い帰路に着いた。










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