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Yamareco

記録ID: 191274
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

雨の剱岳、敗退(梅雨明けフライング)

2012年07月13日(金) 〜 2012年07月16日(月)
 - 拍手
クマ その他6人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:12
距離
11.1km
登り
953m
下り
951m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

●7/14
08:00 室堂ターミナル出発
08:50 雷鳥平テン場
10:30-11:30 剱御前小舎 ひるメシ (かなり寒い)
12:10 剱沢テン場

●7/15
04:00 起床、朝食 ・・・ ずっとテン場で停滞

●7/16
04:00 起床、朝食、テント撤収
05:50 剱沢テン場 出発
06:40 剱御前小舎
08:20 雷鳥平テン場
09:20-10:50 みくりが池温泉、入浴、食事
11:00 室堂ターミナル着
-
天候 7/14 曇り&ガスのち雨
7/15 雨時々曇り、のちガス
7/16 曇り時々晴れ
-
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
往路 7/13 新大阪→室堂 直行の夜行バス アルペンライナー
復路 7/16 室堂→大阪 直行バス アルペンライナー
-
コース状況/
危険箇所等
●室堂〜雷鳥坂〜剱御前小舎(別山乗越)
 雷鳥坂ルートは下半分ほど、雪渓を登下降するが、アイゼンなしでもまったく問題なし。
●剱御前小舎〜剱沢テン場
 上部3割ほどが地道で、残り7割が雪渓のトラバース。アイゼンなしでも問題は無いが、パーティではアイゼンがあったほうが、スピードが速くできる。

(以降、剱岳へアタックされた方、数人の話)
●剱沢テン場〜剣山荘
 ほとんど雪渓のトラバース。アイゼンなしでも問題は無いが、あったほうが安心。唯一、アイゼンを必要と感じる部分。

●剣山荘〜剱岳
 下部には雪は少し残っているが、アイゼンを必要とするほどではない。上部にはほとんど雪はついていない。なお、カニのタテバイへ取り付く雪渓に道が切ってなくて取り付けず、登りも下りも、カニのヨコバイを通過したという。

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予約できる山小屋
雷鳥沢ヒュッテ
室堂ターミナルの情報ボード。現在、地獄谷の散策路は立入り禁止。
2012年07月14日 07:37撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/14 7:37
室堂ターミナルの情報ボード。現在、地獄谷の散策路は立入り禁止。
7/14は、おおむねこんな感じ。標高2500m以上は視界30mぐらいのガスで覆われている。
2012年07月14日 09:09撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/14 9:09
7/14は、おおむねこんな感じ。標高2500m以上は視界30mぐらいのガスで覆われている。
ハクサンイチゲはそろそろ最盛期。
2012年07月14日 11:34撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
7/14 11:34
ハクサンイチゲはそろそろ最盛期。
雨に濡れたコイワカガミが可憐。
2012年07月14日 11:38撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
7/14 11:38
雨に濡れたコイワカガミが可憐。
剱沢のテン場へ向かう雪渓のトラバース。
2012年07月14日 11:48撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/14 11:48
剱沢のテン場へ向かう雪渓のトラバース。
7/14、剱沢テン場から剱岳ピークは、ほとんどガスに覆われて頭を出すことは少なかった。
2012年07月14日 14:09撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/14 14:09
7/14、剱沢テン場から剱岳ピークは、ほとんどガスに覆われて頭を出すことは少なかった。
山岳警備隊の隊員が無線アンテナを立てていた。
2012年07月14日 14:19撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/14 14:19
山岳警備隊の隊員が無線アンテナを立てていた。
あす(7/15)の好天を期待して、梅雨明けのフライング登山者によりテントサイトは満杯。
2012年07月14日 17:55撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/14 17:55
あす(7/15)の好天を期待して、梅雨明けのフライング登山者によりテントサイトは満杯。
アタック当日(7/15)は、昼過ぎまで激しい風雨でテントを叩かれた。その日の夕方、心の中で再挑戦を誓う。
2012年07月15日 18:54撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/15 18:54
アタック当日(7/15)は、昼過ぎまで激しい風雨でテントを叩かれた。その日の夕方、心の中で再挑戦を誓う。
帰路日(7/16)の早朝、剱岳の上は青空。
2012年07月16日 05:45撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/16 5:45
帰路日(7/16)の早朝、剱岳の上は青空。
剱岳さん、あんましじゃあないですか・・・
2012年07月16日 05:50撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/16 5:50
剱岳さん、あんましじゃあないですか・・・
別山乗越から剣山荘へのトラバースルートは、テン場からは見上げる感じ。ルートはしっかりしているようだが、高所が苦手な人は・・・
2012年07月16日 05:38撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/16 5:38
別山乗越から剣山荘へのトラバースルートは、テン場からは見上げる感じ。ルートはしっかりしているようだが、高所が苦手な人は・・・
帰路、別山乗越から室堂平を俯瞰する。
2012年07月16日 06:47撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/16 6:47
帰路、別山乗越から室堂平を俯瞰する。
まだら模様もなかなか感動もの。
2012年07月16日 06:47撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/16 6:47
まだら模様もなかなか感動もの。
奥大日岳のあいだから、富山平野と日本海が一望できる。
2012年07月16日 06:58撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/16 6:58
奥大日岳のあいだから、富山平野と日本海が一望できる。
ハクサンイチゲがあちこちで。
2012年07月16日 07:13撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/16 7:13
ハクサンイチゲがあちこちで。
ショウジョウバカマは終わりかけ。
2012年07月16日 07:18撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/16 7:18
ショウジョウバカマは終わりかけ。
ライチョウ君が、草を食事中。
2012年07月16日 07:30撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/16 7:30
ライチョウ君が、草を食事中。
雷鳥平のテン場。斜面でスキーレーサーが特訓をやってた。
2012年07月16日 08:37撮影 by  DSC-TX10 , SONY
7/16 8:37
雷鳥平のテン場。斜面でスキーレーサーが特訓をやってた。
雷鳥平から雷鳥坂を見上げたもの。
2012年07月16日 08:59撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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7/16 8:59
雷鳥平から雷鳥坂を見上げたもの。
撮影機器:

感想

●この夏山シーズン、剱岳へ一番乗りのつもりで行ってきたが、梅雨明けには、まだ早すぎた。

●今回のルートは、剱沢テン場から一般ルートとなる別山尾根ピストンの予定だった。

●この三連休の天気予報は、”曇り時々晴れ”といった、悪くない予報だったので、剱沢テン場も(まだ地面の割合が少ないため)満杯に近い状態だった。

●アタックの日(7/15)の天気予報も、”曇り”で悪くなかったが、夜中からテントを叩き付ける様な南からの風雨が断続的に続き、お昼ぐらいまで、テントに閉じ込められた。

●テントに閉じ込められた生活は、どうしても”食っちゃ寝え”のダラダラしたものになったり、グルメにはしったり。。。

●剱沢のテン場は、雷鳥平とは違って、水はけがいいので、テント内への浸水も少なくて済んだ。しかし、誤って靴下を濡らしてしまい、ずっと気分が悪かった。

●当日8時過ぎに一旦、風雨が止み、アタックをかけた方が結構おられたが、20分後ぐらいには、また激しい風雨となったので、ずぶ濡れになられただろう。

●お昼すぎからアタックをかけた健脚パーティもいたが、我々軟弱パーティはこれを、複雑な気持ちで、指をくわえて見ていた。

●翌日(7/16)の退却日、前日と打って変わって、青空ののぞくいい天気となった。しかし、サラリーマン登山者は帰らにゃなんねえ。。。くやしい思いを胸に撤退した。
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コメント

同じく・・・
初日は雄山からぐるっと回って剱沢に入りました。
土曜の夜には雨が降るだろうと思ってましたが、日曜の朝にはあがるだろうと希望的観測が外れ、私も剱沢に足止めをくらいました。
源次郎で使うはずのロープは見事に枕の役割を果たしてくれました(泣)
さっさと諦め、午後から雷鳥沢へおり、テントを張りなおして温泉&宴会
最終日は奥大日から称名の滝まで下りて立山駅へ。
けっこうたくさんのパーティがテントを張ってましたが、この風雨の中、登頂を果たさはったのか、みなさん、どうされたのかなぁと気になってました。
もう二日だけ、せめて一日早く天気がよくなってくれたらよかったですね。
2012/7/18 17:34
我々はジッと待ってたんですが・・・
wan5さん、確かに今回は参りましたね。

源次郎尾根を狙ってはったんですか?
あの雨じゃ、岩が滑って厳しかったでしょうね。
8時すぎに、八つ峰のABCに向かった女性二人組みもいましたが、その後は?

今回は、天気予報の難しさを見せ付けられた山行でした。
本当に、一日だけ天気が前倒しになってほしかったものです。

クマ
2012/7/18 21:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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剱岳点の記コース/剱沢〜長治郎谷〜山頂〜別山尾根 
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
4/5
体力レベル
4/5

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