富士山・須走口ルート

- GPS
- 08:25
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,915m
- 下り
- 1,913m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 8:25
| 天候 | 突如発生した台風の影響が気掛かりも、26日はまだ影響少ないだろうと踏んで遠征決行。 実際昼過ぎまでは青空も見え、暑くて日焼けを気にするくらいいい天気だったのだけど…九合目を過ぎると一気にガスって猛烈な風と雨に。正直身の危険も感じるレベルだったが、やっぱり頂上、日本の最高地点到達は諦められなかった。 今年遠征3戦で毎度雨。相変わらず持ってないなぁ。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路。ギリギリまで粘るも御殿場からのバスが取れず。JR乗り継いで清水駅に向かい、同駅発の京都・大阪行バスにて帰京。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
須走口ルートのスタート直後は樹林帯。ここはゆっくりペースを掴みたいところだが気が急いて飛ばしてバテる。 七合目を越えた辺りから細かい砂礫が多くなり、足が沈んで歩きにくくなる。 高度が上がると当然空気が薄くなるので呼吸がかなり辛くなる。少し歩いては立ち休憩して息を整える感じ。まぁ、そこを走って行くバケモノみたいな人も居たけど。 下山道の砂走り。砂の層が厚いところは文字通り飛ぶように下って行けるが、薄いところは滑りやすいので要注意。また、今日みたいな雨の日はパンツや靴がビックリするくらいドロドロになるのでこれまた注意。 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
聞こえるのは鳥のさえずりと前を歩く外国人親子のイングリッシュのみ。気持ちいい空気感。
ただ、毎度のことながらスタート直後は体が馴染むまでがしんどい。
最初は雨粒というより霧雨のような感じ。とりあえずソフトシェルを羽織って様子を見る。ゲイターは…まぁ下山時でいいか。
この判断が後々大失敗につながることに。
大慌てでレインウェアを着込み、ザックにカバーを掛ける。手袋をするも防水ではないためすぐにびしょ濡れに。それでも付けていないと寒さでかじかみ耐えられない。
そして、ゲイターを装着する余裕などまるでなし。結局最後まで付けられなかった。
ものすごい雨と風の中、富士山の「頂上」に辿り着けた。そして、ここまで来たからには何とか剣ヶ峰まで行きたい!そうは思うものの状況は最悪。暴風雨で視界も悪い。とりあえず行けるところまで行ってみることに。
記念撮影をしようにもスマホはレインウェアの中にしまったサコッシュの中。手袋を外して取り出すのにも一苦労。なので雨が強くなってからはあまり写真撮れず。
何度かルートロスしつつも感覚で進み、最後の馬の背を登り切ってようやく「日本最高峰富士山剣ヶ峰」の石碑に到着!あぁ、この悪天候で本当よくやって来れたわ。
感慨に浸ろうにも依然雨風は強烈。早々に来た道を戻る。
それにしても湿気か水滴の影響か写真が白くぼやけている。スマホ、壊れないか心配。
15時過ぎ。ここから下山開始。攻める!
細かい砂が厚く堆積してクッションとなって文字通り走って下ることができる。ただ砂に紛れている岩を踏んだり、砂の薄いところでは簡単に滑るので注意と慣れは必要。
帰りのバスの時間まで全然余裕があるが、怒涛のごとく走り抜ける。
左に登山届ポストのある東屋と奥に富士山保全協力金受付の小屋がある。
協力金を払うと赤い缶バッジがもらえた。吉田口では木のキーホルダーがもらえたみたい。
げんなりするくらいにドロドロに…また靴の中まで雨がしみ込んでソックスもビシヨビショでものすごく不快。
雨が降り出した際ゲイターを装着していたら…と強く深く後悔するも後の祭り。
この日、朝食のおにぎりと行動食としてのパンしか食べておらず。特に雨が降ってからは水しか摂れていなかったので、本当に美味しかった!
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
|
|---|
感想
今年3度目の遠征は富士山日帰り登山へ。
先々週の北アルプス遠征が雨の影響で消化不良に終わってモヤモヤ。すぐにもどこか行きたい!と思い、やり繰りして金曜日の休みを獲得。日程などから以前からそろそろ行こうと考えていた富士山に行くことに。富士山と決めた後はルートと交通手段、スケジュールなどを調べ倒し、須走口ルートを日帰りで往復する計画を立てました。
あとは天気。7月後半、さすがに梅雨明けもしていい天気になるよね?…の期待虚しく、まさか台風発生とはね。よもや登山人生で1番の嵐に遭遇するとはね。相変わらず持ってねぇー
最初はものすごくきれいな青空で、暑いながらも気持ちのいい登山を楽しめました。九合目からは全く別の山のように荒れてしまい、頂上からの景色も噴火口も見えずじまい。まっ、それも自然相手のことなので仕方ないよね。頂上に到達でき、剣ヶ峰を踏めただけでも充分に達成感のある登山になりました。
「富士山は登る山ではなく見る山」という声もありますが、やっぱり日本一の山。登り下りするのはしんどくて大変ですが、得られる達成感や目にする絶景は間違いなく日本一に相応しいと実感しました。今回は須走口から、36年前は吉田口から登頂したので、またいつか次の機会に富士宮口か御殿場口から登って絶景を見てみたいと思います。
今回日本一の富士山に登り、去年2・3位の北岳と間ノ岳に登り、先々週5位の槍ヶ岳に登ったので…次は穂高岳かしら。
最後に気になったことを1つ。
外国人登山者について。外国人登山者が多くてさすがは富士山、だったのだけど、ビックリしたのは何ともラフな格好の人が多かったこと。半袖短パンはもとより、普通の白ソックスにスニーカーの人も。晴天ならまだしも今回のように荒天ではヤバくない?ポンチョ羽織った人とかいたけど大丈夫だったのだろうか。ある意味観光地だからなんだろうけど。うーん、この辺はやっぱり問題よねぇ。
kakimosa















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