槍ヶ岳


- GPS
- 56:00
- 距離
- 45.4km
- 登り
- 2,482m
- 下り
- 2,473m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:30
- 山行
- 8:57
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 9:40
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 6:02
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
8/8 5月の西穂高の経験から、沢渡バスターミナルから乗り合いタクシーを利用した。朝一番で上高地に到着。ジャンボタクシー9名利用でひとり800円。そこから横尾まではほぼ平坦である。槍沢ロッジ、ババ平キャンプ地を経て天狗原分岐を過ぎると槍ヶ岳の雄姿があらわれた。傾斜がきつくなりペースも落ちてくる。やっとの思いで殺生ヒュッテに到着し、テントの受付を済ます。人気の槍ヶ岳山荘のテン場はいっぱいになると受付てもらえないので、時間は早いが殺生ヒュッテをベースとした。
槍山頂を目指そうか迷ったが、体力的に消耗していたので、東鎌尾根まで上り展望を楽しんだ後はビールと夕食で時間をつぶす。15時以降でも槍へ登っている人はたくさんいた。
殺生テン場はサイトが比較的広く、岩場と地面と両方ある。料金は1000円/人でトイレ込み、水は雨水200円/Lなのでなるべく持参したい。槍を見上げるところに位置しているので迫力ある槍の姿を堪能できるが、槍以外の展望はあまりよくない。
8/9 満天の星空、快晴である。夜明け前からあたりは動き出した。ご来光を見る人で槍山頂は大渋滞のようだ。こっちは昨日からの疲労が抜けず、それどころではない。早々に大キレット超えはあきらめ、南岳へのピストンにルートを変更する。体力的にはだいぶ楽であり、荷物も軽量で済む。北穂の生ビールは惜しいが安全第一である。テントは殺生に置いて、軽装で稜線を目指した。
槍ヶ岳山荘に着くと槍へたくさんの登山者が張り付いているのが見えた。さっそく登り始めたが、意外と順調だ。今から登る人は少なく、日の出登山者がたくさん下山しているようだ。途中、下山者に道を譲りながらも、山頂へ到着。360度の展望が迎えてくれた。周囲の山々の岩の色や山容がそれぞれ異なるのが興味深い。写真を撮ってくれた方はこれから三俣山荘まで行くとのこと。そこもはっきりと見えました。
さて、3000m級のピークが連なる大喰岳、中岳、南岳、そこそこ期待して行ったのだが、ちょっと物足りない感じ。景色は良いのでそれが救いであった。南岳からは大キレットが見えないので南岳小屋まで移動し、「大キレット展望台」なるところからのぞく。大迫力の岩場が続いている。圧巻である。
南岳もテン場があり、地面の平らなサイトである。小屋からも近く、快適そうである。南岳、槍ヶ岳山荘とも水は有料。ちなみに槍ヶ岳山荘テン場は場所指定となる。
8/10 疲労もピークを過ぎ、少し余裕が出た。朝日に染まる槍ヶ岳を写真に撮ろうとチャンスを狙った。3日間とも天気に恵まれ、気持ちのよい山行ができた。後は下るだけである。
下山途中、大学生と見られる重装備集団と出会った。何泊か聞くと「10泊、なかなか大変です」とのこと。うらやましい限りである。
稜線の岩場では浮石が多いため注意が必要だ。槍への登り下りは足場がしっかりしており慎重に行けば問題なし。ババ平より上部、水俣乗越分岐あたりに雪渓があり、夏道が出ている場所は夏道を使うこと。それ以外は危険箇所ほとんどなし。
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