コヤマノ岳

コースタイム
08:45 比良駅
09:25 イン谷口
09:55 大山口
10:25 青ガレ
10:57 金糞峠
12:05 コヤマノ岳
13:14 八雲ヶ原
13:57 金糞峠
14:39 青ガレ
15:12 イン谷口
| 天候 | 概ね曇り(時々雨、もしくはみぞれ、もしくは晴れ) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト イン谷口から大山口へ少し登った管理事務所に有り。 |
写真
感想
私が狙える雪山はそう多くはない。比良は好きだがなにより天気が難しい。もう今シーズンは終わりにしようかと思っていたが、残雪が恋しくてまた出かけてしまった。入山はイン谷口。いつもは下山に使うので、初めての入山口である。JR比良駅から田んぼの中の道をひたすら歩く。道端はつくしや菜の花で春の装いであるが、山には冬の雲がかかり、いかにも寒そうだ。イン谷口に着く頃には小雨が降り出した。想像していたとはいえ、雪はまだしも雨は最悪。冬アウターを濡らしながら出発。さっさと標高の高いところに逃げてしまいたいものだ。
青ガレ近くまで来ても登山道にはそんなに雪はない。どの辺りで積雪が増えるかと思ったら、金糞峠直下になってようやくしっかりと雪の上を歩くようになった。ただ、踏み抜きには注意しないと、岩の間に深く入り込んでしまう。金糞峠まで来ると、雨は完全に粉雪に変わり、快適である。ここから先はしっかりと雪が残っている。赤テープに沿ってキャンプ適地まで下るが、実はこの場所は冬は初めてだ。ここからコヤマノ岳へ向けてとりあえず尾根まで上がる。どか雪直後のトレースがない時は楽しそうだ。もうだいぶ雪は減っているけれど。と、ここでようやく本日3人目の人とすれ違う。坊村からはそれなりに入っているだろうが、さすがにこちらは静かで快適だ。誰もいない静か過ぎる尾根を歩く。雪はそこそこしまって、つぼ足でも問題ない。朝からの雪で、辺りの森が本当に美しい。ブナが見られるようになるとコヤマノ岳山頂までもう少しだ。樹氷も残っていてくれていた。下界は晴れてきて琵琶湖もちらほら見えている。美しい光景に思わずため息が出る。この森の中に、私しかいないのだ・・・。
そうこうしているうちに、時間が迫ってきた。やはり武奈ヶ岳までは行けないだろう。予定通りぐるりとスキー場跡から八雲ヶ原まで降りることにする。コヤマノから先は緩やかな樹林帯だ。美しい西南稜が木立の間から見えた、と思った矢先、辺りは一気に吹雪いてきた。若干焦る。ここはまさに遭難危険ポイントだ。方向を確認しながらスキー場跡へと向かう。斜面まで来るとあとは一気に下るだけ。もう少し雪が多いほうが楽しいだろう。だいぶでこぼこになっており、上手く滑ることが出来ない。
下りきるとそこは八雲ヶ原。雪上キャンプもしてみたい場所だ。来シーズンが楽しみである。金糞峠までは静かな谷歩きだったが、青ガレを下るころには大勢の人に追いついた。西南稜を武奈まで登り、イン谷口へ降りる人は多い。武奈はどうでした?ガスっていてね・・・。西南稜〜山頂の美しさは言葉には表しがたいが、今日はちょっと残念だったでしょうね。私もいつか誰も居ない雪の武奈ヶ岳に立ちたい・・・。大山口付近では、団体さんが焼肉パーティ中だった。上の天気がいまいちだったので、雪のないここまで降りてきたのだろう。焼肉の薫りはたまらない。いつかソロで山頂焼肉してみよう!
イン谷口からは、親切なご夫婦に車に乗せていただいた。本当にありがたい。これからまだ車道を1時間も歩くところだった。比良も最近は鹿が増えてきてね・・・と教えていただいた。鹿か・・・大好きな比良にヒルがはびこりませんように・・・。終わり。








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