丹沢の下見山行
神奈川県
hiratsuka
その他3人 - GPS
- 32:00
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,530m
- 下り
- 625m
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二日目）4:30丹沢山（みやま山荘）-4:55不動の峰-5:22鬼ガ岩-5:45蛭が岳-7:00丹沢山-8:10塔ノ岳-11:10三ノ塔（昼食）-12:10二ノ塔-12:40登山口
| 過去天気図（気象庁） | 2010年06月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
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感想
6月5，6日にMさん親子と丹沢の下見に行ってきました。
天候は両日ともに霧に覆われて残念ながら視界はほとんどありませんでした。
晴れていれば青々とした相模湾や雄大な富士山が眺められますが
これは本番のお楽しみ。。。
日射しがなかったこともあり山歩きにはちょうどいい陽気でした。
Mさん親子とは本番と同じ小田急線秦野駅に7時半待ち合わせ。
うちのクルマで登山口の近くまであがります。
■表尾根
登山口から二ノ塔までは樹林帯の中を一気にあがります。
途中のガレ場を過ぎてしばらく歩くと二ノ塔の山頂です。
本来は目の前に三ノ塔が見えるはずですが残念ながら霧の中。
しばし休憩の後、三ノ塔にむけて一旦下降して登り返します。
いよいよ丹沢コースター？のはじまりです。
三ノ塔山頂には避難小屋があるので天候が悪い場合はここで一時しのぎ出来ます。
山頂からは、またまた急降下して烏尾山（からすおやま）へ向かいます。
ここの下りは傾斜がきつく足元がガレているので慎重に。
烏尾山荘のベンチで一息つきます。
子ども達はまだまだ元気。
歩きはじめは静かだったrikutoとM君は徐々に打ち解けはじめ
会話も弾むようになってきている様子。
本番ではここで昼食をとります。
表尾根はさすがに人気があり老若男女、両日とも沢山の人が歩いていました。
外国の人も結構歩いていましたね。
そうそう、オシャレな格好をした若い人達も出没しておりました。
表尾根は鎖場を除けばそれほど危険なところはありません。
それよりもアップダウンが延々続くので肉体的にはもちろん精神的にキツイ。
我が家がこのルートを歩くのは4回目になりますがいつ歩いてもシンドイです。
行者ケ岳までは登りが続きます。
その先に下りの鎖場がいくつかあります。
要注意なのは2か所。
どちらも上から見ると高度感がありちょっとビビるかも。
でも鎖はしっかりしていて岩場も手足をかけるところは十分にあるので
慎重に下りれば子どもでも大丈夫です。
M君も恐る恐るでしたがちゃんと下りる事が出来ました。
今は取り壊されてなくなってしまった書策小屋跡の横を通り過ぎ登り続けると新大日小屋に到着。
雲の切れ間から青空が顔をのぞかせてきました。
開いていない小屋の前のベンチに座って昼食にします。
ここまで来れば塔ノ岳まであと一息です。
途中、木道の上を歩いていると左手に木ノ又小屋が現われます。
小屋の前には、
「元気のでる珈琲！！元気が出たら300円、でなくても300円」
と書かれた旗がなびいています。
武骨な山小屋が多い中、ここはプチペンションのようなかわいらしい外観。
宿泊も出来るのでいつかここに泊まってモーニングコーヒーを飲みたいものです。
最後の急登を越えると塔ノ岳山頂。
山頂は広く沢山の登山者がカラダを休めています。
我ら一行もしばし休憩とします。
長かった表尾根はここが終点。
次は今夜の宿となるみやま山荘のある丹沢山にむけて歩きだします。
丹沢山までは約1時間の行程。
塔ノ岳から一旦下ってまた登り返します。
下りきったところの登山道は崩壊していて未だ十分な修復がされていませんが慎重に通り過ぎれば問題ありません。
この先、危険なところはないので一行はのんびり歩きます。
一見さんでも登ってくる賑やかな表尾根とは違って丹沢山塊の奥へ向かう
このルートは登山者も少なくて静かな歩きが堪能出来ます。
子ども達は木道が現れるたびに楽しそうに歩いており未だ疲れ知らず。
今回は下見以外にこの長い行程をM君がどこまで歩くことが出来るかが
ポイントでした。
私自身、M君の歩くチカラがどの程度かよく把握していなかったこともあり
お父さんが一緒とはいえ歩き切れるのか若干不安でした。
初日の隊列は私をトップにりくと、M君とお父さん。
多少歩調はゆるめにしましたが、M君は遅れることなく最後までしっかりと
歩き通しました。
■みやま山荘での過ごし方
（1F）
・食堂、談話室、自炊スペース。
・トイレ：山荘の中と外にありどちらもキレイです。
・飲料：下足場の脇にあるケースから自分でとって受付で支払います。
・食堂：宿泊客が多い時は入れ替え制。食事の時以外は談話室として使用。
（2F）
・すべて寝るスペース。
・北横岳ヒュッテのように部屋が分かれていない1フロアなので子ども達が
大きな声をだしたり走り回ったりしないように注意が必要。今回は子ども達が
騒いでしまったので他の登山客から怒られました。。。
・飲食厳禁です。
■蛭ケ岳まで
翌朝、予定よりも早くみやま山荘を出発。
本番では蛭ケ岳をピストンしますが、今回は私だけ。
帰りは体力を消耗する表尾根をまた戻るため今回は安全策をとりました。
ということで子ども達はわしおさんと一緒に留守番です。
本番も調子が悪い親子がいれば同じように小屋で待っていてもらうかもしれません。
朝もやの中、アップダウンが続く稜線をひたすら歩きます。
本番を想定して出来るだけペースを抑えて歩くつもりでしたが一人という事も
あり知らず知らずにペースがあがり終盤バテてしまいました。。。
歩き始めから40分ほどで不動ノ峰手前にある休憩場（屋根付き）に到着。
本番当日はここで朝食です。（小屋弁当）
今回は予定より早出したのでアンパンですませました。
ちなみにみやま山荘のお弁当は、
なんと！「ちらし寿司」
お山でちらし寿司を食べれるなんて贅沢感いっぱいです。
ボリュームもあり酢飯パワーで歩くチカラがアップすること間違いなし。
クネクネした小道をアップダウンを繰り返しながら歩いていると
突然目の前に鬼ケ岩が現れます。
鬼ケ岩、まさに鬼のツノのような形の岩です。
ここから先は慎重に歩く必要があります。
一気に下降して蛭ケ岳まで登り返します。
鎖はありますが、どちらかというと登り用です。
腰を落として足元に気をつけながら下りて行きましょう。
左斜面が谷底へ向かって落ちています。見ていると吸い込まれて
しまいそう？なので集中して余計なものは見ないように！
雨風がひどいようであれば無理せずにここで引き返すかもしれません。
子どもの間に必ず大人が入ってフォローしながら進みましょう。
下りきってその先を登り返すと蛭ケ岳山頂です。
山荘から山頂まで往復で2時間半かけました。
本番では朝食時間を含めて＋1時間は見ておいた方がいいでしょう。
おそらく初日の表尾根から丹沢山まではアクシデントでもない限り全員歩けると思います。
やはりポイントは蛭ケ岳。
・朝が早く疲れが残っている状態。
・風雨や日射しを避けるところがなく天候に左右されやすい稜線歩き。
・加えて鬼ケ岩の鎖場、アップダウンが激しい稜線等々。
■帰路
みやま山荘に戻ってしばし休憩の後、塔ノ岳へ向かって出発。
私はヘバリ気味だったのでトップをわしおさんに交代してもらいます。
時々青空が見え隠れしたり富士山も少しだけ顔をのぞかせてくれたりして
気持ちよさそうに歩く3人を後ろから見ていました。
本番では大倉尾根を使って下山になりますが今回は表尾根を戻り
13時前には登山口に着きました。
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