菱ヶ岳


- GPS
- 04:04
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 599m
- 下り
- 601m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
大型台風が接近しつつある中、貴重な晴れ間となる。こうなると、山に無性に登りたくなる。今回は、家からかなり遠いが、新潟100名山で、未踏の頚城安塚の菱ヶ岳(1129m)に登ることにした。
登山口のグリーンパークに着いたのは8時10分だった。駐車場には車は1台もなく、今日最初の登山者となる。
目の前にスキー場のゲレンデが広がり、その奥に台形の奇妙な形をした菱ヶ岳がそびえる。最初の40分間はひたすらゲレンデの草原を登る極めて単調な歩行となる。
左手にどんどん清水の標識を過ぎると、山頂停留所駅の大きな建物が目の前に現れる。右手の菱ヶ岳登山口の標識に従って、登山道に入ると、一転して林間の暗い道となる。道はそのうち沢沿いに進み、何回か沢を渡ると、急登となり、登り切って明るい尾根道に出ると、間もなく山頂に到着する。山頂は一等三角点補点で、眺めは素晴らしい。眼下には頚城平野とその向こうに海が広がる。北には春登った尾神岳、その向こうに米山、その東に黒姫山が連なる。西には、火打山、妙高山が遠く、紅葉が始まっているのか、やや赤く色付いて見える。
山頂には薬師を祭った小屋があり、扉を開けて、お参りする。小屋の石段に腰を掛けて食事をとる。ここまで一人の登山者とも会っていない。
帰りは、不動登山口に向かって下ることにする。ブナの巨木が鬱蒼と茂る林間を縫うように、急な下りが続く。途中、古道のブナ林コースの方に間違って入ってしまったが、気が付いて、すぐに元の道に戻ることができた。それにしても、このブナ林、巨木、大木が多く見事な林だ。
40分ほどで、舗装された林道わきの不動滝登山口に出る。不動滝の案内標識があり「歩いて15分足元に注意してください」とある。せっかく来たのだからと、下り始めると、これが激下りで、険しい。表示通り15分で滝の下に着いた。滝はかなりの落差があり、見事だ。苦労して下った甲斐があった。ただ、ちょうど逆光で、はっきりと滝が見える写真を撮れなかったのは残念だった。
しばらく眺めた後、時折ロープにつかまりながら、息せき切ってを登る。今日一番の急登となる。ただ、苦しい思いをして眺める価値のある滝だった。
不動滝登山口まで戻った後は、5kmの舗装路をひたすら下る。これがけっこうつらかった。舗装路の硬さが登山靴にはこたえた。ようやくグリーンパークに着いたのが12時25分。1時間近くを要した。駐車場には、2台車が止まっていてが、この車の持ち主には結局出会うことはなかった。心残りは、ブナ林古道も歩いてみたかったことだろうか。
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