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Yamareco

記録ID: 209275
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

雪と雲とオコジョの白馬岳

2012年07月21日(土) 〜 2012年07月22日(日)
情報量の目安: A
都道府県 新潟県 富山県 長野県
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zin その他2人
GPS
32:00
距離
15.5km
登り
1,859m
下り
1,262m

コースタイム

<21日>
7:30猿倉〜8:20白馬尻小屋〜10:30葱平〜12:30頂上宿舎

<22日>
4:00頂上宿舎〜4:30白馬岳山頂〜5:20三国峠〜6:20小蓮華山〜7:40白馬大池〜8:30乗鞍岳〜10:30栂池山荘〜11:20栂池高原
天候 21日:雨→曇り→雨
22日:曇り→晴れ→曇り→小雨
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・栂池のロ−プウェイとゴンドラは合わせて1720円で、通常20分間隔、時間帯によって連続運転になってました
・栂池から猿倉までタクシーで5000円程度
・雨模様だったためか猿倉は7時くらいでも空きありました(臨時駐車場)
・倉下の湯は湯船はひとつでしたが、かなり気持ちよかったです、入浴料500円
コース状況/
危険箇所等
・頂上宿舎には専用の山バッチが3種類売ってます。
・栂池コースは(今年は)雪が多く残っており注意が必要。面倒でもアイゼン装着をオススメ。

感想

白馬に向かっているころから途中途中ゲリラ豪雨に見舞われ、本当に登れるのかと心配しながら朝5時に八方第5駐車場に到着。やはり雨。同じように様子を見ている登山客と、まるで駆け引きをするように車の中に待機。止む気配はあまり見られませんでしたが、それでもポツポツとタクシーやバスに乗り込む人がいました。我々はすでにテンションががた落ち。30分ほど仮眠をとり、さてどうしようという話になりました。

「雪渓まででも行こうか?」とか「とりあえず雨なのでこの時間でも猿倉の駐車場は空いているんじゃない?」という発言もあり、まずは当初の予定を変更して猿倉まで車で向かうことにしました。するとその道中で晴れ間が見え始め、いつの間にか雨も止んできました。麓のほうが天気が悪かったのでしょうか。と考えている間に猿倉到着。予想通り臨時駐車場にはまだ若干の空きが。天候もちょっと回復。車も運良く停めることが出来た。これは行くしかない!ってことで出発することにしました。

いざ大雪渓へ。

大雪渓は終始楽しかったです。ビビリなので落石には注意して、上を見上げながらの登山でしたが、行列になっていることもあり、ゆったり一定ペースで登ることになり、体力的にはかなり余裕でした。ヒンヤリとした空気がまだ体を癒してくれます。この日は運よく大きな落石はなかったですが、左側からときどき小石の転がる音が聞こえてくるので、緊張がなかなか解けません。でも雪渓登りなのでそれくらいがきっとちょうどよいのでしょう。

小屋は山頂宿舎(山頂から遠いほう)を予約してました。聞いたところによると部屋は予約で満室ということでしたが、実際は上下段合わせて16人部屋を6人で使えるという、かなり贅沢な配置でした。きっと悪天候でキャンセルした方が多かったのでしょう。ただ、満室だったとしても1人分のスペースがかなり広く、定員で使用できれば満室でも窮屈感はなさそうでした。まぁ、天気のよい繁盛期には定員以上になるのでしょうが、、、

夕食はバイキング形式です。おかわり自由。とても美味しかったです。夕食前に宴会をしてしまったので、がっつり食べることはできませんでしたが(笑)。ちなみに朝食はお弁当にしたのですが、こちらもとても美味しかったです。とくに煮物。ご飯とお稲荷さんのお米コンボが印象的でした(笑)

注意としては小屋内には自炊部屋がないことです。一応入口付近でガスは使用可能です。

翌日は生憎の雲と霧。御来光はなしでした。そのまま栂池のほうに下っていくのですが、白馬岳山頂〜三国峠で、ここで登山人生で初めてオコジョに遭遇!すごいテンションあがりました。最初はなんか岩場からピョコって出ているなと思ったのですが、よーく見ると愛くるしい瞳をしたオコジョがこちらの様子を伺っているではありませんか。思わず「あっ!」と声を出してしまい、カメラを構える前に逃げられてしまいましたが、それでもすごいうれしかったです。まぁ、欲を言えば写真に納めたかったのですが。しばらく声を上げてしまった自分に後悔。

三国峠くらいから白馬大池まではそれなりに天候も回復し、とくに雪倉岳方面の眺望が素晴らしかったです。コマクサをはじめ高山植物も豊富で、気持ちのよい山歩き。白馬大池も、上から見下ろすと空が反射されて素晴らしく、横から見ると残雪がかかった山や小屋が反射してプチ逆さ富士みたいな感じがまた素晴らしかったです。

乗鞍〜栂池まではぬかるんだ急勾配が続き、また途中途中に雪渓を挟むので、ここが一番しんどかったです。踏み跡が階段状になっているので、アイゼンがなくても一応降りることはできますが、とくに勾配が強いところはアイゼン装着をオススメします。落ちてからじゃ遅いので。

あとはロープウェイとゴンドラで麓まで移動。1720円なり。タクシーで猿倉まで移動。5000円くらいなり。

タクシーの運ちゃんに聞いた「倉下の湯」で汗を流すことにしましたが、ここは半露天の湯船がひとつしかないのですが、とても気持ちよかったです。途中で大粒の雨が降ってきたので、実質半分しか使えなかったのはよい思いでです(笑)

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