結局、奥穂ぜいたくピークハント

コースタイム
12:50着 河童橋 昼飯 13:20発
14:00着 明神
14:50着 徳沢ロッジ
5日 6:55発 徳沢ロッジ
7:55着 横尾
9:30着 本谷橋
12:00着 涸沢ヒュッテ
6日 5:20発 涸沢ヒュッテ
6:05着 涸沢パノラマコース見晴岩
7:05着 ザイテン取り付き
8:30着 穂高岳山荘 9:20発
10:10着 奥穂頂上 10:40発
11:30着 穂高岳山荘 昼食 12:45発
14:15着 ザイテン取り付き
15:25着 涸沢ヒュッテ(涸沢小屋経由)
7日 5:25発 涸沢ヒュッテ
6:55着 本谷橋
7:55着 横尾
8:55着 徳沢園
9:55着 明神
10:50着 上高地
| 天候 | 4日 晴れ 5日 晴れ 午後より雨 深夜より雷 6日 明け方まで雷続く 断続的に雨 7日 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、上高地バスターミナルのところ。河童橋まで行って、出し忘れに気が付き、ポストの場所を聞いたら、バスターミナルのところだけとか。戻って提出。 一番気をつかったのは、涸沢ヒュッテから下る際に、二か所ある雪渓。前日の雨と早朝のためか、表面が固い。ストックでバランスをとりながら、慎重に下った。 6日の奥穂ピストンの際も、涸沢パノラマコースは、雪渓のトラバースがある。下りはヤダと思って、涸沢小屋まわりにした。 |
写真
感想
小屋泊まり三泊もしながら、結果的には奥穂のピークハントになってしまった。予算と日程から言えば、ぜいたく三昧登山だった。小屋の飯もたらふく食ったし。太ってないか心配なくらいだ。
東京方面から穂高に向かうアクセスは悩ましい。車で前夜発、五時間運転して沢渡で車中仮眠→4:30発のシャトルバスで上高地入りして、5:00スタート、13時頃には涸沢というアプローチも考えた。しかし、当初の目的は北穂東稜の登攀。疲れを残して取りつきたくない。で、始発電車で上高地入り。徳沢ロッジの風呂目当てに、のんびりと第一日目。二日目は、涸沢ヒュッテまでハイキング。ザックは、10ミリ×50メートルザイル他、ハーネスやらギア類の金物が重く16キロになってしまった。「疲れを残さないように」と念仏のように心に唱えながら、ヒュッテ入り。
三日目の午前中が、勝負日。ところが天気予報はどんどん悪い方向に。二日目の6日午後には雨がぱらつきはじめ、とうとう夜になって雷まで発生した。小屋の屋根の雨音が一晩中続き、夜明け前になっても雷がやまない。不安と迷いで揺れて、熟睡できなかった。4時頃、ガイドさんとツアークライマー三人が、北尾根をどうするか語り合っていた。「様子を見ましょう。落雷の恐れがありますから」とそのパーティも中断のよう。東稜行くつもりですが…と恐る恐る声をかけたら、ガイドさんは「命あってのことですからね」と。(無謀に突っ込んで、関係者に迷惑かけんじゃないよ)というオーラを感じた。
即、東稜中止と決定。
一日天候回復待ちもなんだしと、ザイテンをピストン、奥穂ピークハントに計画変更。南陵ルートで北穂へ行けば、遠目に東稜やら取りつき点を偵察できると思ったが、30数年ぶりの奥穂ピークも踏んでおきたいという思いもあった。70歳のおばあさんに追い抜かれた。うむ。往年の名登山家だったのか?結局、天候は断続的に雨が降り、短い時間だが何度が強く振ったりもしたので、東稜中止は正解だと自分に言い聞かせる。
ずっと晴天が続き、下山日の七日も好天。悪天の日をアタック日に設定したのは、運の悪さか。登山前日まで、買ったばかりの羽根田治氏の新著「単独行遭難」を読んでいて、「ヤマハコワイヨー」と生来のビビりがますますビビりになって、天候の変化に一喜一憂していた。ヒュッテの布団の中では、10回は東稜を登っているんだが…。
でもまあ、奥穂で初CQもできたし、良しとしよう。
初CQは感激だった。ガスにまかれた奥穂のピークから、433でCQを出したら、明瞭に高山の方と交信成功。何しろハムまったくの初心者。冬の八ヶ岳で、何度か電波飛ばしたが、寒くってゆっくりしてられないので、一度も交信したことがなかったのだ。それが、いきなり自分のコールサインが聞こえたからびっくり。自分を呼んだか?とどぎまぎ。高山のKさんありがとうございます。きちんと交信できたか不安。頂上にいた何人かの方、お騒がせしてすみませんでした。声をかけていただいた方には、思わず「初交信できましたので」と自分で拍手したら、拍手を返してくれた。重ねてありがとうございます。感謝。
味をしめて、穂高岳山荘の前からも、涸沢方向を向いてCQ。長野の二局と交信成功。初心者のぎこちない交信に付き合っていただき感謝。


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