長瀞アルプス〜宝登山

fatboy
その他2人 コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
萬福寺は意外と地味で見落としがち。 長瀞アルプスは道はしっかりとしているが鬱蒼としていて眺望は望めない。 木々が生い茂っているので強い日差しにやられる事は少ないと思う。 林道へでた所に「クマに注意」の看板あり。 宝登山登山口からは急な階段が続く。 標高497mの低山ながら最後の急階段はしんどかった。 山頂の茶屋では美味しいところてんが食べられる。 |
写真
感想
萬福寺を過ぎるといよいよ長瀞アルプスの起点。宝登山に至るまでの小高い山の稜線を歩く。
鬱蒼としているが、おかげで日陰が多く割合涼しい。真夏の低山ハイキングは物凄く暑い事が多いがこれなら大丈夫だ。
天狗山分岐、野上峠、小鳥峠を黙々と歩く。木々が鬱蒼とし過ぎてまるで展望が利かないのだ。特に休憩ポイントとするようなビューポイントもないので本当にただただ歩く。暑すぎないのは良いが、眺望がゼロというのも悲しい。
途中、天然の製氷場がある氷池の分岐があったが今回はスルー。ほんとうにひたすら宝登山を目指す。
舗装された林道へ出た所で長瀞アルプスは終了なのかな?舗装道路は日陰は良いが、照り返しがきつい。
合流地点には「クマ出没注意」の看板が。
林道をしばし行くと今回初めての登山者に出会った。やはりこちらは裏ルート。その上、ここらの景色の見頃は1〜3月らしいので今は人が少ない。
毒キノコ注意の看板の所からが宝登山の登山口。
今までが楽勝だったので、余裕で足を踏み出したら・・・。
物凄い傾斜と不揃いの階段が・・・。標高は低いがこれはきつい。ふつうはクネクネ登るのだろうが、小さな山なのでこういう感じになったのだろうか?ラストにこの急斜面はきついぞ。
後で知った事だが、帰りに通ったメインルートはクネクネとゆるやかな傾斜だった。裏からだとこうなるのだ・・・。
それでも500m以下の山。負けてはいられないので何故か猛ダッシュ。ラストスパートだ。はしゃぎすぎました。いくらなんでも走っては駄目です・・・。そして頂上へ。走ったため少し気持ち悪くなっていたが、長瀞の町を眺めると色々と回復した気がした。山の上を吹く風が気持ち良い。
山頂に建つのは奥宮。裏から登ってきたので本殿よりも奥宮からのお参りになってしまった。
御朱印を戴く時に売店のお母さんに
「裏から〜」と話したら、
「それでも良いのよ〜」
と笑顔で応えてくれた。
頂上付近は風が優しく大分涼しい。ようやく余裕が出て、周りを見回すと奥宮の狛犬がやけに痩せて精悍な事に気がついた。
伝承にある日本武尊を助けた犬だろうか?
茶店で休憩。けんいちはところてん、たかぢはラムネ、僕はコーラ。本当に風が心地よい。
サービスの茗荷を持って来てくれた売店のお母さんが
「この気持ち良さが何よりのごちそうだよ」
と言っていた。お母さんによればこの辺りは27℃くらいだという。麓は35℃を越えていたと思う。ちなみに予報では36℃〜37℃。下山したくない・・・。
のんびりしていたら看板犬も登場。かわいい、パピヨンだった。
いつまでもそうしてられないので下山準備。その前にロープウェイの山頂駅近くの食堂で黒毛和牛コロッケを買い食い。この暑さ、山を登った後でも油物を食べてしまう胃袋が憎い。たかぢとけんいちはソフトクリーム。
買い食いの後はいよいよ本当に下山。行きとは違い、宝登山神社本殿からのメインルートをとる。緩やかな下りが続き30分程で麓へ。
麓では宝登山神社の本殿にお参り。こちらの社殿は江戸時代末から明治初頭に造り替えられた本殿、幣殿、拝殿より成る権現造りと公式HPに出ていた。その割には奇麗だなと思っていたら、平成21年に改修工事が終わったという。
参拝客は多く、現在も多くの信仰を集めている事が伺える。
お隣の別当寺だった玉泉寺へ行く途中に池があり涼しげであった。
玉泉寺は真言宗智山派のお寺であるが、宝登山神社が管理しているようだ。かつての別当寺が逆に神社によって守られているようだ。
14時を過ぎとても空腹な一行。がつんと食べたい所。蕎麦やソーメンでは物足りない。という訳で秩父名物豚みそ丼が食べられるお店へ。駅前の「寳」というお店だ。とりあえずまずはビールだ。みそおでんをつまみに一気に飲み干す。生き返る
そしてやって来ました!豚みそ丼!!こいつはかなりがつんと来る。炭火焼の香りも良い。
駅前の観光客相手の店だが、しっかりとした味。美味い。女将さんの愛想も良い。
ただ一つ残念なのはサービスで流している秩父案内のビデオの音が異常にうるさい事。こいつが無ければ満足だったのだが・・・。
駅前に着くと丁度観光列車のパレオエクスプレスがやって来た。
本来ならC58というSLが牽引しているのだが、先日、脱線事故を起こしてしまい修理中との事。しばらくは電気機関車で運行しているという。これはこれで貴重じゃないかな?
最後に川でぼけーっとして疲れを癒す。いい旅だったなぁ。






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