尾瀬アヤメ平


- GPS
- 05:26
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 939m
- 下り
- 937m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道を含めアヤメ平まで雪はつながっているが、このまま新たな積雪がなければ、林道は雪が途切れる箇所が出てきそう。雪質は標高が高いところは重めのパウダー。日当たりの良いところは湿気て板が滑らず滑りづらい。日陰山陰は、下りの時点でも軽い粉雪で滑り易かった。 |
写真
感想
4年に一度の閏年。閏日に過去山行をしたことがなくて、今日は是が非でもどこかに出掛けたく、尾瀬のアヤメ平にスキーで出掛けてきた。展望は最高だったが、例によって雪質が自分にとっては厳しく、下りが思った以上に大変だった。以下に詳しく。
スキー場の駐車場には5:43頃に到着。まだ暗い。クルマの数は多くて、車中泊組がいるようだ。途中の道の駅で準備をあらかた済ませてきたので、ここではブーツを履くぐらい。5:56にピックストックを持ってスタート。まだ暗いがライトは不要な程度の明るさ。始めはゲレンデを歩く。早朝なのでまだ誰もいない。ゲレンデの左手のほうに進み林道を目指す。降雪が最近あったようで新雪があったが、林道の最下部は一部アスファルトが露出していた。トレースがあり、しかも最近のもののように思われた。緩い林道を進む。直に夜が明けるが天気は曇り。でも想定内なのでがっかりしない。風は全くなく、完全冬山装備では暑くて仕方ない。ジャケットは早々に脱ぐ。トレースはしっかりついていて、本当にありがたい。1時間程歩いて富士見下付近に到着。ここから先トレースは林道をショートカットしているのでそれにならう。天気は回復傾向のはずだがそうはならず、まだ厚い雲が空を覆っている。予報が変わったのかもしれない、などと思いつつ先にすすむ。田代原付近は雪原になっていて、ここにもばっちりトレースがついている。本当に助かる。トレースを利用させてもらいつつ平原をこなす。田代原で一回林道から離れたが、後に再度林道に合流。先行者は膝程度のラッセルをしていたと思うので、それをただ乗りで使わせてもらえるのはやはり楽。去年は途中から盛大に重い湿雪のラッセルをしたことを思い出す。どこまで林道歩きかと思ったが、適当なところで捨てて山道に入った。しばらくジグザグで標高を上げて、その後は比較的傾斜の緩い斜面を登る。樹上の雪が増えてきて、景色も良くなってきた。そしてようやく待望の青空も見えるようになってきた。トレースを外すと膝ラッセルなのでとにかくトレースを利用させてもらう。そうするうちにトレースをつけたパーティが滑って降りてきた。遠くて聞こえたかどうかは微妙だが、トレースのお礼を言う。本当に助かった。スキーヤーが通りすぎてもまだ登りはあったが、傾斜が緩いので緊張するところは特になく、9:08にアヤメ平到着。積雪期は昨年に続いて二度目。雪のない時期は何度も来ている。歩き出しは曇りだったが、歩いているうちに回復し、ここに到着する頃には青空に。平ヶ岳、燧ヶ岳、至仏山、武尊山、等々が見える。ここにきて曇りやガスで何も見えなかったら来た甲斐がない。しかし今日は天気が回復してくれた。素晴らしい景色に感動しつつ、シールを着けたままであたりをウロウロ歩く。あまり南に寄ってしまうと雪庇ごと落ちるかもしれないのでそのあたりは注意する。昨年来た時は雪がパックされていてスキーを履いても沈まなかったが、今日は新雪が多くラッセル状態だった。ここまだ楽ちんで登ってきたので、多少のラッセルは無問題だった。それにしても今日はここまで上がっても風はなく、寒さはほとんど感じない。気温は相応に低いので、到着後にジャケットは着たが、それで十分だった。グローブもインナーのみで問題ない程度。しばし休むことも忘れてあたりの景色を見入る。今日は他へ行くことも考えたが、ここで当たりだった。
ぐるぐる歩いた後、下る場所を探す。昨年も来ていて、大体この当たりだろうと思われるところがあったので、その上でスキーの板に座って休憩する。素手になって持参したパンなど食べるが、寒さは感じなかった。今日は展望と天候に関しては当たりだった。登りで晴れていたら、きっと暑くてたまらなかっただろう。食料と水分を取った後は滑る準備をし、9:44に移動開始。雪はどうかと思ったが、少し重めなれどパウダー。しかし標高が下がると、日当たりの良いところは軒並み湿気た新雪。板の滑りが悪い。しかも途中本来目指す林道とは違う方角へ行ってしまい、板のまま少し登り返すことに。湿雪なのでこれがつらかった。GPS持っていても、間違う時は間違う。正しいルートに復帰しても雪の重さは変わらず。自分の技量では、アヤメ平直下付近以外は今日の雪質は対処が難しかった。林道まで降りてくると後は自動運転。と言いたかったが、微妙な登り返しや平坦地もあるので、必ずしも自動にはならない。湿雪で足を使ってしまい、緩い登り返しなどが案外きつい。でも林道なら余程のへまをしなければ滑落などの心配はないので、そのあたりは安心して滑れた。今日に限っては、早く林道に降りてきたほうが楽だったと思った。田代原を過ぎると後はひたすら林道下り。一部山陰や日陰で雪が軽いパウダーのところもあったが、そのようなところはごく一部で、日当たりの良いところは軒並み滑らない雪質に変わっていた。転倒はしなかったが、何度もストップがかかり転びそうになった。最後は林道からゲレンデに上がって緩斜面を少し滑って今日の行動は終了。朝は凍っていた駐車場は、11時過ぎの段階で既に緩んでドロドロになっていて難儀した。
アヤメ平は展望が良い時に行きたいと思うが、その時は雪質に難があるというか、少なくとも自分にとっては難しい雪質になるので、滑ることに期待はあまりせず、展望目当てで行くのが良いと思った。自分の技量では重い湿雪の新雪は滑れない。
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