小原林道から苅安山と大長山#20

- GPS
- 09:15
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,413m
- 下り
- 1,397m
コースタイム
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日は天気も良いので久しぶりに小原林道に入ることにしました。もう林道の雪もなくチャリでガンガン行けると思っていたら木曜日に降雪。普段は喜ぶのですが今回は微妙な心境。まあいいや、ずっとラッセルすることもあるしと一応チャリも持ち込んで小原林道ゲートへ。なぜか車が一台。そして先行のツボ足トレース3人分。うーん、こんなマニアックなところに来るなんて、あの人か、あの人たちか・・・どこに行くのでしょう。
チャリを持ってきたものの、やはり雪が多く残ってます。そしてチュルチュルの氷も。大半はチャリを押します。車の轍があって助かりました。
轍は小原発電所の分岐の少し手前で転回してました。どうもすでにスタック2回の形跡あり。ここで諦めた模様。もう轍もないのでチャリのタイヤ通すところもなく、諦めてここでチャリをデポします。
デポすれば早速シール歩行です。と、先ほどのトレースがみな小原発電所に吸い込まれてました。なんだ、業務用トレース?それとも発電所から登る?ならかなりの物好き・・・。私はノートレースの小原林道を先に進みます。
1年ぶりの小原林道。降雪後ということもあってプチラッセル。長丁場の脚に響きます。
途中のショートカットは例年より薮多めですが何とか行けました。もう来週はないと思いますが。雪はシールの食いつきが悪く、少し斜度を上げると簡単に滑ってしまいます。先が思いやられます。
さて無雪期登山口が近づいてきました。このまま赤兎山に進むか、それとも大長山に〜登山道の渡渉が不要な大長山に行くことにしました。最初は余裕があれば赤兎山とか大舟山に行こうかと思っていましたが、どうも雲行きが怪しくなってきます。
大長山に向かうルートは苅安山への稜線を詰めて行きます。このシールの食いつきの悪さなのでクトーを使いますが気休めでしかありません。それでも撤退を決意することもなく、稜線まで上り詰めました。
痩せ尾根を通過すればさらに急登が続きます。シールの食いつきの悪さもあって、ずり落ちながら緩やかにトレースを刻んでいきます。ほどなくしてようやく苅安山に到着です。
積雪期の苅安山は山頂に薮が少ないので眺めがとてもいいです。一周グルリと写真を撮ったら大長山方面に進みますが、いきなりの急下降になります。ここはシールを貼ったまま滑りますが、この時からすでにシールに下駄がついていたので、急斜面のシール滑走でしたがかなり減速して比較的楽に滑れました。
この先はかなりな急登の斜面があり、雪の状態によっては登れないこともあります。今回はお昼前になってきたこともあって雪が緩み、下駄パワーでシールの雪面への食いつきもとてもよく、スキーで難なく登ることができました。ここは何回か来てますが初めてのことです。
その後も急斜面を登れば大長山の手前のピークに到着して、少し下って登れば無事に大長山です。
山頂にはスノーシュー2名分の跡がありました。またニセピークでシール剥がして滑った後にまた別の単独の方が山頂に来られてました。
登りも大変なこの稜線、スキーでの滑降もなかなかスリリングです。転倒すれば斜面をどこまでも落ちて行きそうです。山スキーではとにかく何が何でも転倒しないように気をつけて滑る練習をしましょう。山スキーで転倒は黄信号、いずれ事故を起こしますから気を付けましょう。
途中からは緩慢なアップダウンが続きますのでシールを貼りました。そして苅安山の手前まで戻ればハードな登り返しです。ここで余裕があれば赤兎山にも寄ることを考えてましたが、それはもうないということがはっきりと分かりました(笑)
苅安山でまたシールを剥がし、登ってきた斜面と痩せ尾根を滑ります。ここまでくれば雪がだいぶ柔らかく重くなっていて、滑るのも力勝負になってきます。林道が近づくと薮も濃くなるので慎重に滑りましょう。林道に出れば自動運転と行きたいところですが、実際にはスキーはまるで走らず、すでに疲れ切った脚とストックの力も借りてひたすら歩き続けます。
いったいどれくらい歩いて漕いできたでしょうか。小原発電所を過ぎてようやくチャリデポ地点まで戻ってきました。チャリの準備をしてスキーを担ぎ、チャリにまたがると実に楽・・・座れる幸せを噛み締めます。でも雪の残った林道をチャリで走るのは難しいです。いや、雪はまだよかったのですが、途中流水のあるところで茶色いコケのようなヌルヌルした林道に気づかず、後輪がスリップして前に出てあえなく転倒。ウェアーに穴が開いてしまいました。ここでは以前歩いていてコケでスリップして転倒し、その時もウェアーに穴が開きました。私はコケに黄信号です。
めげずにまたチャリに跨って林道を走らせます。そしてようやく、ようやく小原集落が見えてきました。いやぁ長かった。苅安山から大長山の稜線をスキーで歩いて滑れた満足感と、脚売り切れの疲労感、そして無事に下山できた安堵感との交錯を抱えながら帰路に着いたのでした。
コメント
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ももちゃん🍄











お疲れ様でした!
どこかの山にいると思っていましたがまさか目的地が一緒だったとは…。
といっても大長山へは登頂できていませんが(汗
もしかして撮られたのは僕かなぁ?笑
crazytakkunn さんコメントありがとうございます!
「取立山から大長山へ」ってレコにあったので、お、あの時の方がもしかして〜と思ったら、「家電 安さ一番へ」みたいに、目指されてたけど…だったのですね。
あの大長山への登りと鉢伏山の登り返しはハンパないです。
鉢伏山ズームの写真、時間が20分ほど違いました。惜しい!私がもう20分早く登頂できてたら…(笑)
膝大丈夫ですか?無理されないに、今日は養生してください。
モモちゃんさん、おはようございます。
お邪魔させていただきます。
おやおや?
今回オファーがなかったと思ったらお一人様で変態の聖地デスカ。
フフフ…。
アンタも好きね〜
ちなみにアスファルト路面のヌルヌルコケは私もコケましたわ。
その区間だけ真上の崖から落石も起きる厄介な場所だからスピーディに通過したいねんけども足元にもトラップが仕掛けてあるから一番の鬼門なのよ。
ミラーさんまいどです〜
土曜日のオファーはないですよ。ランちゃん仕事ですから(笑)
あれ?ミラーさんまで、あのコケでコケましたか。
何が痛いってウェアーに穴が開くこと。開くのはお尻の穴だけにしたいところですよ。
今日は雨なのでウェアーの補修します。
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