[北アルプス] 八方尾根 私は大バカです。


- GPS
- 03:49
- 距離
- 3.4km
- 登り
- 627m
- 下り
- 22m
コースタイム
天候 | 晴れ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八方池山荘 〜 第3ケルン 所々吹き溜まりでラッセルしいられるが、さほど問題なし。ルートも明瞭で視界さえあれば何も気にすることなし 第3ケルン 〜 丸山ケルン 前日降った雪が予想以上に積もった感じで、扇雪渓の樹林帯以降は、ラッセル必須。 良く観察すると踏み跡らしきものも発見できるがその踏み跡をたどるのが吉とはは思えない(踏み抜くので)。 目標を定めて自分で歩きやすいルートを見つけるのが最も吉と思われた。 *ただし、人気コースなので、すぐにトレースが出来ると思われます。 |
写真
装備
MYアイテム |
![]() 重量:0.60kg
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感想
何度もやらかしてるのにまた希望的予想で天気予報を都合のいいように解釈してしまった。
思惑としては…
前日は悪天候予報だったので、八方池山荘に泊まり、真夜中に出発して一気に五竜岳をやっつけて、遠見尾根で下山する。 って感じで、何だか無理くりの計画を立ててしまった。
夜の23時過ぎに出発するも... 案の定、神様はバカを許さず。
山荘付近では差ほどでもなかった風が、第2ケルンぐらいから、ここは富士山かぁ? と思うほどの強風で数10歩進んで対風姿勢と… 全然前に進まない。
それでも、そのうちこの風は収まる筈!と根拠なき自信で前進を続ける。
時間はかかったものの何とか扇雪渓を越えて丸山手前に始まる急登面の新雪地帯に突入し、スノーシューに換装しようとスノーシューを雪面に置いて、アイゼンを外してると、雪面に置いたスノーシューの片方が突風に押されて雪面を下っていく。
こんなの初めて見たわ!とツッコミを入れつつ… 待って〜と叫びながら(心の中でね)追いかける。
結局50m程下って拾い上げ登り返すも.. 心がかなり折れてしまった。
人間の体ってほんと不思議で、心が萎えた瞬間に太ももがツリだしてどうにも辛い。
少し休憩して仕切りなおそうと思い丸山ケルンまで戻るが、止まると寒すぎて堪られず、その上スマホもポケットから出した瞬間に低温ダウンで再投入するも電源入らず(なのでGPSログもここまで)ここで観念して下山する事に…
(ちょっとだけ、この風の中で牛首をクライムダウンするのは、おっかないなぁと思う気持ちも有ったし.. ほんのちょっとだけね)
唯唯、バカな山行きでした。 同じような事を何度も繰り返すとは…
その上、なんと長年苦労を共にしてきた相棒のピッケルを紛失してしまった。
ピッケルを失くすってどういう事?とか思っていたが、自分がやってしまうとは…
背面に取り付けてたのだが どうやら、スノーシュードタバタ事件の時に外れたのに気づかなかったと思われ...
これまで自分の事を一番助けてくれた相棒だったから、メチャクチャ落ち込み中です。
唯一、風は強かったけどガスは無く雪も降って無かったので、少し風が緩んだ時に月明りで見渡す景色は素晴らしかった。 雪をかぶった夜の山々はなんであんなに格好いいのか...
恥ずかしいのでこのレコは上げるのよそうかと思ったのだが、自分への戒めで上げる事にしました。
ですので、このレコは何の役にも立たないし、楽しくも有りませんので見ないでください。 と、一番最後に書いてみる。 (^_^;)
こんばんは、Donai さん。
八方まで行くとまだまだ雪たっぷりなのですね。
日曜日は天気も良いだろうと思ってたから、
そこまでの風が吹いてるとは・・・・高山の天気は侮れませんね。
ゴメンナサイ、笑ったら駄目だのですが、
スノーシューが滑り落ちてくさまに、
突っ込み入れてるのがが目に浮かんで、
笑ってしまいました。
でもスノーシューは助かっても、ピッケルは残念でした。
思い出詰まったピッケルを紛失って、ショックですよね。
また新しいピッケルを導入して、
思い出一杯作って下さい、ログ楽しみにしています。
mildpapa さん
こんにちは いつも、コメントありがとうございます。
スキー場のリフトトップまで行き八方尾根迄出れば、まだまだ雪がいっぱい有ります。 ただし、スキー場はコース以外の場所は地肌が見えてて春のスキー場ですね。
おっしゃる通り、日曜は夜明け頃から風も弱まり天気が回復するだろうと思われましたので、それまでの我慢だと思い前進しましたが、いやはや年寄りの冷や水とでも言いましょうか... あの寒さには耐えられませんでした。
月曜の仕事の関係で日曜日は早い時間に下山したくて、無理な計画を立ててしまいました。 おかげで、長年一緒に苦労してくれたピッケルを失うことに成ってしまいました。 最近の軽量化された物と違いかなりの重量だったので買い替え時期と言われればその通りなのですが、そう簡単に割り切れないほど頼りにしておりました。 最近は、ウイペットばかり使ってて出番がなかったので、むくれてたのでしょうか? ひょっこり戻ってきて欲しいです。
私も mildpapa さんのログを楽しみにしておりますので、くれぐれも膝が完全復活するまでは、無理をさせないでクライミングしてください。 ありがとうございました。
Donai様、こんばんは
ピッケルを失くしただけで済んでよかったですね。と書いたら怒られてしまいますね?
怪我もなく命があって。。
(高いスキルの方にごめんなさい😞)
緊迫している状況を読んでいるのに、笑いが出てしまうのは何故でしょうか??ww
先に何が起こるのか、とても楽しみになってしまう・・・Donai様、素晴らしい文才をお持ちですね!
これからもレコ楽しみにしています( ◠‿◠ )
koba823様
こんにちは コメントありがとうございます。
もちろん怒ったりしませんよ! 笑って頂けたら何よりです。 ただ、根に持つタイプなので 笑われた と、メモだけはしときますね。wwww
スノーシューが風に押されてる時なんて、ドリフのコント(ふる〜)みたいでした 追いついたと思ったら、またシューと流れて・・・ 待って〜 と、まさしくバカ殿を追いかける間抜けな家来の様でした。(^_^;)
オマケに夜の行動だったので、視界確保のためゴーグルもせず歩いてた為、目の周りが軽い凍傷で丁度アイラインって言うのかな?を引いたように黒く熱傷状態になってて、化粧始めたの?と、からかわれております。
踏んだり蹴ったりの山行きでしたが、koba823様に喜んでいただけたなら、良しとしておきます。 ありがとうございました。
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