記録ID: 2262149
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積雪期ピークハント／縦走
白馬・鹿島槍・五竜
積雪期の唐松岳 返り討ち編
2020年03月17日(火) [日帰り]
長野県
BNR32GTR
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.0km
- 登り
- 246m
- 下り
- 230m
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| 天候 | 晴れ＆猛吹雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
前日に降雪あり、新雪が20〜30�僂曚廟僂發辰討泙靴拭� |
| その他周辺情報 | 帰りに初めて八方の湯に入浴しました。内湯の洗い場が12人分しかなくて意外と狭いです。白馬にはいくつか日帰り入浴できるところがありますが、以前行った岩岳スキー場前の岩岳の湯の方が広いです。 個人的には大町温泉郷の薬師の湯の方が広くてお奨め。 |
写真
昨日の天気予報では、晴れだけど風強いという予報でしたが、予報通り快晴です。
今朝は-10℃まで冷え込んだので、もやもかかってなくて山が近くに見えます。
画面中央付近の二等辺三角形のピークが目指す唐松岳、そのすぐ右横の右下がりの尾根が八方尾根です。
チケット売り場です。あんまり並んでないなぁー。その間にトイレに行っとこう。
そこかしこで雪煙が上がっていて、まるで山が吠えているみたいです。
クワッドリフトを下りて八方池山荘前です。風強すぎ！！去年秋に直撃した台風の方が全然かわいい。
この猛烈なブリザードの中上がっていく人がいます。てか行っちゃダメなレベルじゃね？
と言う自分もせっかく往復券買ってすぐ戻るのもくやしいので、30分悩んだ挙句スノーシューを履いてスタートしました。
石神井ケルン。ここで引き返そうかと思いましたが、まだ方向はわかるので、もうちょっとだけ行ってみます。
下はこんな感じ。さっき先行してた登山者が見えます。慣れとは恐ろしいもので、こんだけ凄まじいブリザードでもずっと居るとだんだん慣れてきて、次第になんとも思わなくなってきました。
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3/17 9:48
下はこんな感じ。さっき先行してた登山者が見えます。
慣れとは恐ろしいもので、こんだけ凄まじいブリザードでもずっと居るとだんだん慣れてきて、次第になんとも思わなくなってきました。
慣れとは恐ろしいもので、こんだけ凄まじいブリザードでもずっと居るとだんだん慣れてきて、次第になんとも思わなくなってきました。
公衆トイレ付近。第二ケルンと八方ケルンが見えます。こういう時のケルンは超助かります。
第二ケルン到着。実はここのすぐ下に猛烈なブリザード中、ゴーグルとフェイスマスクも付けずに体育座りをしているおじさんとすれ違いました。ちょっと心配だったので声を掛けたら一応返事が返ってきましたが、風が強すぎて何を言っているか聞き取れませんでした。
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3/17 10:08
第二ケルン到着。実はここのすぐ下に猛烈なブリザード中、ゴーグルとフェイスマスクも付けずに体育座りをしているおじさんとすれ違いました。ちょっと心配だったので声を掛けたら一応返事が返ってきましたが、風が強すぎて何を言っているか聞き取れませんでした。
下はこんな感じ。風は相変わらず強いですが、さっきより若干視界が効いてます。後ろにいた登山者がかろうじて見えます。
下はこんな感じ。後ろにいた登山者が第二ケルンで一息ついてます。
先に板を担いで登って行った人たちは見当たりません。途中で諦めて滑って下りたのでしょうか？そうであって欲しいです。
こちらには白馬三山があるのですが全く見えません。この先は下の樺の上にやせ尾根があり、この強風で行くのは超危険なので、今日はここで引き返します。
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3/17 10:35
こちらには白馬三山があるのですが全く見えません。
この先は下の樺の上にやせ尾根があり、この強風で行くのは超危険なので、今日はここで引き返します。
この先は下の樺の上にやせ尾根があり、この強風で行くのは超危険なので、今日はここで引き返します。
遭難者が出たという事で救助隊の方達が登っていきます。昨日テントが飛ばされて、どこで遭難したのかわからないらしいです。よく軽装で富士山に登って遭難する登山者がいますが、救助に行く人もこうやって命がけで行くという事をよく理解してほしいです。
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3/17 11:14
遭難者が出たという事で救助隊の方達が登っていきます。昨日テントが飛ばされて、どこで遭難したのかわからないらしいです。
よく軽装で富士山に登って遭難する登山者がいますが、救助に行く人もこうやって命がけで行くという事をよく理解してほしいです。
よく軽装で富士山に登って遭難する登山者がいますが、救助に行く人もこうやって命がけで行くという事をよく理解してほしいです。
がぁーーーん！リフト乗り場に下りてきたら、なんと強風でリフトが止まっていました。
第一ケルンが見えます。仕方がないので歩いて下りようかと歩き出したら、リフトが動く雰囲気があり、慌てて戻るとパトロール隊用に1台だけ動かすとの事。運よく乗せてもらいました。
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3/17 11:39
第一ケルンが見えます。仕方がないので歩いて下りようかと歩き出したら、リフトが動く雰囲気があり、慌てて戻るとパトロール隊用に1台だけ動かすとの事。運よく乗せてもらいました。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
水筒（保温性）
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
カメラ
ヘルメット
|
|---|---|
| 備考 | 風が強い時は、地吹雪で雪が付くのでザックカバーをしましたが、風速30メートル近くあるとザックカバーも取れてしまって意味をなさなかったです。 |
感想
母親が退院するので再び実家に来ましたが、翌日が晴れの予報だったので、せっかく来たので先週の唐松岳のリベンジを果たそうとしました。がしかし思いっきり返り討ちに遭いました。
今日の天気ではしょうがないです。八方池横の第三ケルンまでしか行ってないのに、まるで山頂まで行ってきたくらいの達成感がありました。山行的には残念な一日でしたが、とても良い経験になりました。
追記 遭難した方のうち、一人は残念ながら亡くなられてしまったようです。もう一人の方は凍傷を負いながらも奇跡的に助かったようです。
途中で体育座りしてた人がもしかしたら遭難者のうちの一人だったかも…。でも報道では『友人の男性は歩いて山を下り、18日午後2時ごろ、県警ヘリで救助され、』とあるので別人かもと色々考えを廻らせていたら、急に罪悪感に苛まされてきました。
自分が第三ケルンから下りてきたときには、体育座りのおじさんはもういなかったので救助された人とは別人だと思いますが、こういう厳しい状況では、もっとちゃんと話を聞いとけばよかったと思いました。謹んで亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200319-00010001-nbstv-l20
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