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Yamareco

記録ID: 2270005
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

【中ア】黒沢山(2127m)

2020年03月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:39
距離
9.2km
登り
1,196m
下り
1,184m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:19
休憩
1:20
合計
9:39
距離 9.2km 登り 1,196m 下り 1,203m
6:22
9
スタート地点
6:31
188
林道詰め
9:39
9:53
109
2045ピーク
11:42
12:17
11
12:28
79
尾根下降点
13:47
14:02
22
1730岩場の展望地
14:24
14:33
12
夕日
14:45
14:52
69
おおやまつみのみことの石碑
16:01
ゴール地点
●道の駅大芝高原。駐車地が二箇所あり、敷地は広い
●スーパー;DELICIA伊那インター店
●大芝の湯(\500)
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
この大岩を左に登ります

・・・ふられた彼女に会いに
懲りないヤツが行く
(゜_゜;)
2020年03月21日 06:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 6:32
この大岩を左に登ります

・・・ふられた彼女に会いに
懲りないヤツが行く
(゜_゜;)
先週の下山口を登山口に代えて
2020年03月21日 06:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 6:38
先週の下山口を登山口に代えて
歩道1号線
一応メインストリート
メジャーになりきれないのは
オレと同じか
2020年03月21日 06:59撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 6:59
歩道1号線
一応メインストリート
メジャーになりきれないのは
オレと同じか
会員番号1
オレに比べれば
へなちょこ野郎だぜ
2020年03月21日 07:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 7:31
会員番号1
オレに比べれば
へなちょこ野郎だぜ
会員番号2
もじゃもじゃして
マッチョなだけじゃないか
オレのようにもっと徳を積みなさい
2020年03月21日 07:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 7:48
会員番号2
もじゃもじゃして
マッチョなだけじゃないか
オレのようにもっと徳を積みなさい
会員番号3
美形だけど
オレには遠く及ばないぜ
2020年03月21日 08:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 8:10
会員番号3
美形だけど
オレには遠く及ばないぜ
馬鹿なこと言ってないで
早く登れって?
ハイハイ
2020年03月21日 08:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 8:03
馬鹿なこと言ってないで
早く登れって?
ハイハイ
黒沢山
補足せり
2020年03月21日 08:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
3/21 8:36
黒沢山
補足せり
経ヶ岳〜黒沢山尾根に届き
地図とにらめっこしながら
2020年03月21日 10:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
3/21 10:08
経ヶ岳〜黒沢山尾根に届き
地図とにらめっこしながら
下山する枝尾根を品定め
あの娘にしようか
この娘にしようか
2020年03月21日 10:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 10:05
下山する枝尾根を品定め
あの娘にしようか
この娘にしようか
春がすみに浮かぶ
八ヶ岳に
心を躍らせるうち
2020年03月21日 10:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 10:37
春がすみに浮かぶ
八ヶ岳に
心を躍らせるうち
もう少しで黒沢山の西端
2020年03月21日 11:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 11:17
もう少しで黒沢山の西端
振り返って
幸せを反すうします
2020年03月21日 11:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 11:23
振り返って
幸せを反すうします
乗鞍岳だし
2020年03月21日 11:22撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
3/21 11:22
乗鞍岳だし
笠ヶ岳と槍ヶ岳と穂高岳だし
2020年03月21日 11:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 11:28
笠ヶ岳と槍ヶ岳と穂高岳だし
槍・穂の右に
燕岳と大天井岳だし
2020年03月21日 11:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 11:28
槍・穂の右に
燕岳と大天井岳だし
後ろ髪引かれつつも
前進するうち
2020年03月21日 11:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 11:33
後ろ髪引かれつつも
前進するうち
悲願達成!
黒沢山!!
2020年03月21日 11:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 11:43
悲願達成!
黒沢山!!
甘美な時間が流れる
2020年03月21日 11:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 11:47
甘美な時間が流れる
甲斐駒と仙丈ヶ岳だし
2020年03月21日 11:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 11:45
甲斐駒と仙丈ヶ岳だし
お尻に根っこが生えそうな自分を奮い立たせ
2020年03月21日 12:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 12:18
お尻に根っこが生えそうな自分を奮い立たせ
ここが下山ポイントの
東南尾根へのジャンクション
2020年03月21日 12:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 12:28
ここが下山ポイントの
東南尾根へのジャンクション
木曽駒
望郷のピーク
そして
登路に選んだ尾根
2020年03月21日 12:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 12:31
木曽駒
望郷のピーク
そして
登路に選んだ尾根
木曽駒の左肩から
いたずらっ子の空木岳が
のぞいてる
2020年03月21日 12:34撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 12:34
木曽駒の左肩から
いたずらっ子の空木岳が
のぞいてる
下山にかかるも
この先
笹の海に溺れる
2020年03月21日 13:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 13:01
下山にかかるも
この先
笹の海に溺れる
展望の岩場に立てば

2020年03月21日 13:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 13:49
展望の岩場に立てば

右に下降ポイント
左奥に黒沢山
2020年03月21日 13:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
3/21 13:48
右に下降ポイント
左奥に黒沢山
下降ポイントから北に流れる尾根は
楡沢山に向かって徐々に高度を落としていくよ
2020年03月21日 13:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 13:48
下降ポイントから北に流れる尾根は
楡沢山に向かって徐々に高度を落としていくよ
ひっそりと静まりかえる尾根に
秘かにたたずむ・・・
2020年03月21日 14:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 14:51
ひっそりと静まりかえる尾根に
秘かにたたずむ・・・
おおやまつみのみことの石碑
2020年03月21日 14:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
3/21 14:51
おおやまつみのみことの石碑
羽広生産森林組合の境界テープ
2020年03月21日 15:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 15:01
羽広生産森林組合の境界テープ
持ってきたロープは使わず
無事に
林道に着地
(^^;)
2020年03月21日 15:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 15:23
持ってきたロープは使わず
無事に
林道に着地
(^^;)
この先
わちゃわちゃ
2020年03月21日 15:29撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/21 15:29
この先
わちゃわちゃ
ジャングルジムをくぐって
任務完了
充実感・満足感・達成感(^^♪
2020年03月21日 16:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
3/21 16:00
ジャングルジムをくぐって
任務完了
充実感・満足感・達成感(^^♪
撮影機器:

感想

<起>・・・ふたたび伊那インターへ

見事に新雪に苦しめられた先週の山行。あのまま黒沢山に突っ込んで行っても、タイムレースに終始して楽しめなかったでしょう。撤退の判断は間違っていなかったと思います。 

リベンジという言葉はマイナスの含みがあって使いたくありません。改めて登り直すのはある意味、好印象で登山を締めくくれるメリットもあるしね。

バリルートを含むので、気をつかいます。でも、地形に関しては、たっぷり観察済みです。大泉川上流部の急峻な渓谷に連続する砂防ダムや、林道詰め付近の急流の危なっかしい渡渉を避けるための絶妙な下降ラインもしっかり引いてきました。

切り立った崖の下降を予測して10m超のロープもザックに詰めてきました。加えて、雪の状況や気象条件も想定内。装備もウェアもジャストです。


<承>・・・大泉ダム登山口〜黒沢山

勝手知ったる大泉林道に車を進めます。下降ポイントに設定した橋を渡ったところに駐車。登りは、南箕輪県有林の歩道1号を利用したルートです。

大ブナや、これから狙う黒沢山に背を押されてガシガシ歩きます。歩道2号線を左手に見送ってしばらくで、経ヶ岳と黒沢山を結ぶ主稜線に届きました。アイゼンをわかんに履き替えます。

歩く道すがら、切り拓きからの展望に心を解きます。伊那盆地の向こうには、甲斐駒〜仙丈ヶ岳〜塩見岳が霞に浮かび上がっている。で、あれが八ヶ岳。コガラが透き通った声でさえずり、シジュウカラは梢で遊んでいます。

下山予定の尾根を見据え、考えてきた机上のプランを磨き直します。大泉川の左岸尾根上にある1675三角点周辺から、下山予定ラインを3本引いてきました。目視で、間違い尾根や迷い尾根をチェックします。

この尾根を選んだ理由を書いておきましょう。それはこの尾根が箕輪町と南箕輪村の町村界となっていたからです。地籍調査の手が入っていることは間違いありません。勿論、最終調査からの経過時間によっては、相当手こずるかも知れません。

レッツゴーです。ノートレースの雪面にはテンの足跡がテンテンと続いています(ん?)。黒沢山の西端に立ちました。やった〜!!

容姿端麗な乗鞍岳や槍穂。十石山とか笠ヶ岳とか燕・大天井とか、真っ白々で高貴な方々の存在感も半端ない。仏谷から坊主岳への厳かなスカイライン、それとは対照的な鉢盛山〜小鉢盛山の流れるような流線形も好きだ。


<転>・・・黒沢山〜おおやまつみのみことの石碑

黒沢山です!私と同じで、いぶし銀のような渋さに頭くらくら(意味不明)。季節風を避けて南面に陣取って、まったり過ごします。

休憩してから、下山のための東南尾根の接続点へ移動しました。間髪入れずに急斜面にドロップイン!・・・のはずだったんだけど、あっという間にフォールラインが笹の海に飲み込まれた。うーん、泣くな、オレ!

意気消沈して視線を移すと、木曽駒の左肩から、ちょこんと頭を出す白い峰!おおっ、空木岳じゃん!!途端に、あふれ出るドーパミン(笑)。ヒガラのせっかちな鳴き声に促され、ウマ並みのギャロップで攻め立てます。

1730mの岩場の展望地はマストですよ。エネルギーロスを恐れて省エネルートを辿ると、東南尾根一番の展望スポットをスルーしてしまう。振り仰ぐ黒沢山。よくぞここまで降りて来たもんだ。

歩いてみた感じでは、ヤブの切り拓きはそれなり。ただ、それをちゃんとトレースする力量は試されます。

1675三角点をやり過ごし、1590m地点の支尾根分岐で休憩。ここを下降点とします。「ヨイショ」とザックを担ぎなおして・・・たまたま背後を振り向くと「あっ!!」と声が漏れました。そこには素朴な石碑が安置されていました。『大山祇命』と書かれている。これは一体!?


<結>・・・おおやまつみのみことの石碑〜下山

下山後に謎解きです。石碑に刻まれていたのは「おおやまつみのみこと」。日本神話の「いざなぎのみこと」「いざなみのみこと」の子ども。「山を支配する神」なんですね。この石碑が人の目に触れるのは、年に幾度もあるとは思えませんよね。

有史以来、連綿と続いてきた人と山との関わり。その秘密の一つを垣間みた思いです。山を敬い怖れる心と山の恵み。自然に活かされる人の生きざま。奥深い世界だ。

最後にルート情報です。1590mの「おおやまつみの分岐」から林道出合までは、羽広生産森林組合の境界杭が打たれ、トレースは難しくないです。問題は、林道から駐車地まで。この区間は、相当わちゃわちゃしていて難儀します。

終盤、広尾根の急下降に転じ、グレード高し。ピンポイントで降りないと渡渉や崖っぷちだと承知しているので、最後は反則技ですがGPSと首っぴきでした。

ともあれ、悲願達成。達成感で山行を締めくくりました。

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