見事な紅葉♪ 涸沢圏谷 2012錦秋


- GPS
- 58:30
- 距離
- 38.9km
- 登り
- 1,396m
- 下り
- 1,379m
コースタイム
2日目:西糸屋山荘7:30頃〜横尾〜本谷橋〜Sガレ〜(圏谷入り口手前で雨宿り)〜15:30頃涸沢小屋(泊)
3日目:涸沢小屋7:30頃〜圏谷内を散策〜Sガレ〜本谷橋〜横尾〜小梨の湯〜18:00頃上高地BT
天候 | 10月3日午後 :風弱く、晴れたり曇ったり 10月4日 :風弱く、晴れのち曇り一時にわか雨 10月5日 :風弱く、快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR新大阪9:37〜10:29名古屋10:48〜13:09高山13:40〜(濃飛バス)〜 14:40平湯温泉BT15:00〜15:22大正池バス停 JRおでかけネット → http://www.jr-odekake.net/ 濃飛バス → http://www.nouhibus.co.jp/ <アクセス・帰り> 上高地BT18:00〜新島々〜19:54松本20:31〜22:45頃(延着)名古屋22:57 〜23:40頃新大阪 松本電鉄(アルピコ交通) → http://www.alpico.co.jp/access/local/ <宿泊> 西糸屋山荘 → http://www.nishiitoya.com/ 涸沢小屋 → http://www.karasawagoya.com/ 北アルプス山小屋友交会 → http://kita-alps.yamagoya.gr.jp/ <上高地周辺情報> 上高地公式ウェブサイト → http://www.kamikochi.or.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
歩いたコース全般、特に危険箇所はありません。大正池から上高地周辺は遊歩道です。 上高地〜横尾は、ほぼ平坦な散策道です(たまに通過車両も有ります)。 横尾〜涸沢は、安全快適なハイキング道です。 外来入浴は、上高地小梨平の「小梨の湯」が便利なようです。 →http://www.nihonalpskanko.com/ 西糸屋山荘の山小屋風別館は、山域の営業小屋よりも少し安い料金設定ですが、 食事の献立は充実、男女別相部屋(各定員8人、2段ベット+和室)の居住性も 良く、談話室にはネット環境もあります。また、早朝深夜の入浴も可能です。 上高地地区での前泊や帰りのバスに乗り遅れた際?には・・・お薦め出来ます。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
交通事故のリハビリのつもりで山歩きを再開して3年目・・・ようやく念願の山岳
紅葉を、見頃を迎えた聖地涸沢で、満喫することが出来ました。 3年前の今頃は、
涸沢へ紅葉行など、夢のまた夢でしたが・・・。
涸沢圏谷へ入ったのも震災(阪神、95年)の翌年以来、実に16年ぶり、合わせて
感慨深い山旅になりました。
<1日目>
前日に入ってきた仕事をとりあえず段取りだけ決めて、新幹線に飛び乗りました。
現地の天候が少し気がかりでしたが、台風も東寄りのコースを取るだろうと勝手に
予想し、車中では16年ぶりの涸沢へ色々な想いを巡らします。
平湯温泉でバスを乗り換え、大正池のバス停に降り立ちました。北上中の台風19号
がもたらしている暖湿気のせいで、河童橋までの軽い散策ながら、かなり汗ばむ程
の陽気でした。
田代池周辺では、色付き始めた木々や綺麗な草紅葉が見られましたが、あまりの暖
かさに涸沢の紅葉は大丈夫だろうかとマジで心配になりました。
当初の目論見では、2日目の旅程を出来るだけ軽くするため、徳沢で泊まるつもり
でしたが、混雑の見立てが甘く、宿の予約が取れずに上高地での前泊になりました。
初めて利用した宿でしたが、食事も、風呂も、部屋も予想以上に良くて、身体を十
分に休ませることが出来ました(^^
<2日目>
起きてみると、外は曇り空。宿のPCで気象情報をチェックすると、どうやら台風は
偏西風にしっかり乗って東寄りに進む見通し。これで天候が大きく崩れる心配は無
くなったと、ひと安心。
宿を出て河童橋に来てみると、前日と打って変わって穂高連峰の稜線がくっきり!
思わず「よっしゃー」と叫びたくなります。もう心のスロットルは全開で、横尾ま
で歩くペースを抑えるのにとても苦労しました。今更ながら、気分屋であることを
思い知らされます。
16年ぶりに梓川を渡り、屏風を仰ぎながら岩小屋跡に着いて、その場で手を合わせ
ます。20数年前、屏風の奥が崩れ、登攀中の2パーティで多数の犠牲者が出た遭難
事故。その2〜3日前に屏風を見上げながら、やはり今日と同じ道を歩いていました。
崩落の大音響は遠く槍ヶ岳山荘まで届いたと言われています。
明るく開けた本谷橋付近は、昔と変わらず、休憩を取るハイカーで賑わっています。
辺りを眺め回してみると、北穂東稜が色付いてるのが判り、いよいよ期待が膨らん
で来ました。Sガレを過ぎた辺りからポツポツと来た雨は、登るにつれて、やがて
本降り。圏谷のすぐ下ではほんの一瞬でしたがドシャ降りになりました。
わたしにはめずらしく、コースタイム通りに運んでいたので、もう急ぐこともある
まいと、小屋・ヒュッテ分岐近くで雨宿りを決め込みます。雨はすぐに止んでしま
い、何やら歓声が聞こえる方へ歩いて行くと、しっぽり濡れたウラジロナナカマド
が得も言えぬ美しさで在りました。晴天の涸沢しか頭になかったので、もろに不意
の一撃を喰らい、ア然とするばかりでした。
小屋のテラスから眺めた風景も壮観で、とりわけ錦繍の圏谷にガスがたなびく様は
なかなかの絶景でした。
<3日目>
涸沢小屋の部屋割りが幸運に恵まれ熟睡出来たので、朝はすっきりとした目覚めに
なりました。テラスでモルゲンロートとご来光を楽しみ、朝ご飯を食べ、お世話に
なった小屋を後にします。ヒュッテの方へテン場を歩いていると、ようやく「この
場所」涸沢に来たことが実感出来ました。
テラスで360度の大パノラマを楽しんだ後、綺麗なナナカマドが在ればそちらの方
へ右に左に散策しながら、山道を下りて行きます。未練は尽きませんが、圏谷を後
にします。Sガレから上では、色付き始めた木々も多く、名物「紅葉トンネル」の
見頃も遠くない風情でした。
さて、本谷橋を少し降りた辺りを横尾へ急いでいると、前方からこちらの方を見て
ニコニコしながら汗ビッショリで歩いて来られる登山者がいます。何んとyutak25
さんでした。蝶ヶ岳からこの日の幕営地、涸沢へ向かわれているところでした。
聞けば、穂高を歩いた後、再び常念方面へ登り返すとのこと。暫し歓談した後、六
甲での再会を約して別れました。
気になっていた膝は、本谷橋辺りから痛み始め、明神の手前からはかなりヘロヘロ
で歩きました。
相変わらず下山時の膝痛という課題は残りましたが、天の采配にも恵まれ、今まで
見たことのないような美しいナナカマドや錦繍の圏谷を満喫した山旅になりました。
ありがとう、涸沢。
pokopenさん、今晩は。
今年の紅葉は上出来ですね
ナナカマドが真っ赤っか
メチャ綺麗です
平日だと言うのに涸沢団地が出来あがっているんですね
この分じゃ、この3連休は心斎橋並みの混みようなんでしょうね
大峰や比良の紅葉も期待できそう
jijiさん、おはようございます。
どうやら今年の山岳紅葉は当たりのようですね
涸沢のナナカマドがこれほど綺麗だったとは・・、あ然となりました
昔も見ていたはずなんですが、本当は何も見えてなかったんでしょうね
自分の不明を恥じ入るばかりでした
今回は、廊下でも玄関先でも雑魚寝する覚悟で涸沢へ突撃しましたが
部屋割りの順番がラッキーで
100人の定員に対して179人だったとか・・・
連休中はマジで1枚に3人だと、小屋番の方が言ってましたヨ
来年は、テン泊装備で行ける体力が欲しいっス
目が潤んできそうな風景です・・・
今週、山行きを強行しようかなぁ
でも、混雑は勘弁ですね。
1枚に3人だと寝れないので、テントは必須です。
tomokikiさん、こんばんわ〜
念願だった涸沢での紅葉見物、2年越しかなぁ〜、やっとこさ実現しました。
今年の山岳紅葉は、十中八九、かなりの豊作になりそうですよ
うれしい限りですね
山行き、是非ぜひ「強行」して下さい
今回は部屋割りがラッキーで寝れましたけど、いつもこうは行きませんよね
テン泊装備、ウルトラライトで挑戦してみようかなぁ〜
16年ぶりの涸沢を満喫され、ご同慶のいたりです。
私も6日に涸沢へ登り、紅葉岩峰青空を満喫してきました。
帰途、yutak25さんにもお会いし、pokopenさんのこともお聞きしました。
連休前日で、ソフトクリームを食べに立ち寄った涸沢小屋の玄関前の
「布団1枚に3名」の貼り紙にはビックリ
katatumuriさん、こんにちは。
前日に徳沢まで入りたかったんですが、混雑の見立てが大甘で、宿の
予約が取れませんでした。昔は、平日なら楽勝だったんですけどね
徳沢でのテン泊予定は知っていたので、ひょっとしたら会えるかも・・
と、みちくさ食堂でかなり遅いお昼にしましたが、それでもまだ
早過ぎたみたいですね。
あの日は連休前日で、テントの数もずい分増えてましたね。
一日中お天気も良かったみたいで、いい紅葉行
穂高の奇跡の紅葉ですね
雨上がりも青空もご褒美のようです
あまりに眩しくて
涸沢小屋は予約していればそこまでの混雑は回避出来ますよ
予約外の対応は仕方がないですよね
綺麗な
涸沢の景色、ホントに最高っす
あぁ…激混み避けてる場合じゃないですね
見事すぎる景色、岩肌とナナカマドの写真なんて壁紙にしたいくらいです
もう来年はテン泊も復活ですね
mermaidさん、こんにちは。
久しぶりに見応えのある場所へ行けました
イロハカエデと違って、ウラジロナナカマドは光を透し難いので、今回、
しっぽり濡れたベタ赤の方が、はるかに綺麗だと思いましたヨ
ガスの乳白色
昔は、山小屋に「予約」なんていう文化は無かったんですがね・・・、
ここまで混雑して来るようになれば
山へ向かう人が増えているのは喜ばしいことです
utaotoさん、こんちわ〜
リハビリで歩き始めた頃の目標が涸沢紅葉行だったので、今回
ピークは何処も踏んでませんが、少し達成感も得られましたヨ
行きたい所へ行って、見たい物を見る・・・、単純なモチベーションが
山ではとても大事みたいですね(笑〜)
激混み対策は、現地で貸テント、貸シュラフ・マットっていう手もあるんですが、
2泊もすれば、装備が買えちゃうくらい料金が高いんですよね
いよいよマジで、テン泊装備の準備ですかね〜
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