記録ID: 2308175
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ハイキング
京都・北摂
八ヶ尾山(はちがおやま)ー見えない不急不要ー
2020年04月19日(日) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 05:22
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 738m
- 下り
- 738m
コースタイム
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●キャンプ場駐車場〜筱見四十八滝〜多紀連山縦走路・48滝分岐 観光モードの気分や装備で登ると痛い目に遭います。ほぼ日陰で、濡れた岩や根っこはツルツル滑ります。かつ急坂でクサリ場も何ヶ所かあります。滝に沿って登っていきますので登山路の片側は高度差があり、滑って落ちたら、お陀仏な場所もたくさんあります。ここはかつて修験道の修行場所だったことを考えて入山してください。かと言って、子供や初心者ハイカーでなければ大丈夫だと思います。 筱見(ささみ)四十八滝が終了してさらに先に進む場合、案内表示がほとんどなくて、多くのハイカーがルートをロストしています。ボクも今回で2回目のルートロストとなりました。情けない。今から思えば、終了地点から左側(西)の岩に登らずに、ほぼ谷通し(北)でトラバースしていけばいいのだろうと思います。この北方向へ進む登山路は国土地理院の地図には全く描かれておらず、西の岩場に登る不安定な道のみが描かれています。あちこちに間違った赤テープや、間違ったトラロープまで張ってありますので惑わされないようにしてください。ルートロストから復帰するために、ボクは今回もきわどいトラバースをしてしまいました。反省すべきです。 正規ルートに復帰したら、雰囲気のいい山野風景のなか、北方向へ小川ぞいにすすめば、すぐにT字路に着けます。左(西)へ行けば多紀連山方面、右(北東)へ行けば八ヶ尾山方面となります。今回は右に進みます。 ●多紀連山縦走路・48滝分岐〜八ヶ尾山 多紀連山方面と八ヶ尾山方面とのT字路を右に北東方向に、ゆるやかな沢状に沿って登ります。鞍部まで登るとまたT字路になりますので、左(北)に曲がって、登山路を見失わないようにアップダウンしていくと八ヶ尾山・西尾根に取り付けます。この鞍部T字路から先、これから東進する八ヶ尾山の西側尾根も、下山路とした八ヶ尾山の南側尾根も、国土地理院の地図には全く描かれていません。八ヶ尾山・西尾根はアップダウンや岩場の露出があって結構長く感じられますが、山頂付近まで登山路脇にあちこちでヒカゲツツジが満開で癒されます。 八ヶ尾山山頂は、標高にしてたかだか677.5mですが、360度の展望を楽しめ、丹波の山並みが一望できます。まだ数年前に建てられた八ヶ尾水分神社という石祠があり、そういえば吉野にも水分(みくまり)神社というのがあったのを思い出しました。雨乞いの神様でしょうか?また、山頂杭のてっぺんにはソーラーパネルとライトが南向きに2個設置されてました。 ●八ヶ尾山〜つまご坂登山口〜キャンプ場駐車場 初めての山頂で、どこから降りたらいいのか迷ってしまいました。テープがあちこちに貼ってあり、行ったり来たりしましたが、登ってきた道の横に、登山路がありました。この登山路は八ヶ尾山の南側尾根に取り付けられていて、”つまご坂登山口”という場所に降りれます。以前は標識板などがあったようですが、いまはありませんので慎重に探しましょう。西側尾根の登山路と比べてずっと歩きやすい、しっかりした道です。 町道(市道?)に降りた場所が、”つまご坂登山口”となります。この町道を東方向に下っていけば、R173に出れるのですが、クルマを駐車した場所へ周回するには西方向に登っていく必要があります。まずは弁天池というため池の堤防に登ります。この池自体は古くからあるようですが、堤防をつくって広げたようですね。池の南側を進んで、そのまま荒れ放題の沢の中を西方向に登っていきます。鞍部から先はしっかりした登山路になって、南西方向にそのまま下っていけば、駐車場所近くの車道に出ます。 ‐ |
その他周辺情報 | いまの局面では、自宅風呂、自宅夕食がいいかと。 ‐ 八ヶ尾クラブという交流サイトが2004年4月4日に発足されていて、八ヶ尾や多紀連山の紹介や、この地域の連絡や情報発信に利用されているようです。登山などの参考になりますので、訪れてみてはと思います。 http://www.eonet.ne.jp/~hachigao-club/newpage1.html ‐ |
写真
山頂から西方面を望む。小金ヶ嶽、その向こうに三嶽が見えます。約6年前に周回しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-536127.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-536127.html
撮影機器:
感想
家からクルマを運転して、マイナーな山にソロで登ってきました。実際、登りや山頂では誰とも会わず、下りで一組の家族連れとすれ違っただけでした。下山後、温泉にもメシ屋にも寄らずに家に戻ってきました。最初は(散歩)ってタイトルに入れたかったのですが、とてもそういう道ではなかったです。しかし、かつて藪漕ぎが好きだった自分にとっては、ひさしぶりにとても楽しめました。もともとは、hi-roさんのレコに触発されたのですが、とても参考になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
二週間自宅に居て何も運動しなければ、数年分の筋力が衰えると科学的に言われています。カラダの免疫や精神的な衰えは尚更でしょう。人間として運動は必要欠くべからざるものと言えます。帰りに家の食材を買いにスーパーに寄りましたが、そこそこ混んでいて、危険を感じました。ストレス発散のためでしょうか、家族ぐるみで来店している人が多いです。これこそが不要不急です。ソーシャルディスタンスどころではありません。いま、なにが不要不急の行為なのかを各個人がよく考える必要があると思いました。
‐
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kuma-sanさんお疲れ様でした
筱見四十八滝はからの登りは等高線から急登とは分かってはいたのですが観光地だと思っていましたがとんでも無かったですね、楽しいコースでしたが。
私もですが、kuma-sanもヒカゲツツジの群落に魅かれ左へ左へと、ちょうど長滝の上部辺りだと思われますが光景を見ると引き付けられた様子で、トラックを拝見するとかなりの位置まで行かれているようで
下山後のつまご坂〜駐車場間も苦労されたでしょ
コロナ問題で山行き行動考えさせられますね。
hi-roさん、
いつも的確なレポート、ありがとうございます。
今回のみならず、何度も参考にさせてもらってます。
滝の上部でルートを喪失したとき、なんとか標高を下げずに、正規ルートに復帰しようと、クライミングもどきの際どいトラバースを繰り返しました。そのせいで弁天池からの倒木地帯もそんなに苦労を感じなかったです
新型コロナ問題に関して、『登山などで県外へ出るな!』と喧伝され、それがあたかも社会的倫理(?)であるかのように言われます。岐阜県や長野県の登山口などに、神戸ナンバーのクルマを駐車しようものなら、警察に報告されそうな勢いです
お互い、つらい日々が続きますね
クマ
くまさん、こんにちは。
私も単身東京でしたがこの騒動で京都戻って在宅勤務です…
娘らも学校休みなので毎日散歩してるみたいですが、たまに付き合って散歩して裏山付近を歩いたりしてます。
二週間自宅にいて…そうか、それで裏山でバテバテになったんですわ
ちなみに我が家近くの裏山ではまず誰にも会いません
おとうさん、ご無沙汰です。
ボクはずっと三田にいたのですが、
仕事と親の介護で、しっちゃか・めっちゃかになってしまって、
しばらく、山(したがってヤマレコ)はお休みしていたんです。
しかし、いまだに娘さんらが山につきあってくれるんですね。
いやいや、世間的には想定外ですよ。
お互い、体力的にはメロメロでしょうが、
自分をいたわりながら、がんばっていきましょう。
クマ@自宅テレワーク中
P.S 信州の山の登山口などに、関西ナンバーのクルマを駐車しようものなら、警察に通報されそうな雰囲気ですよ。しばらく近くの低山がいいかもです。
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