本仁田山 まずは都内の山で自粛解除


- GPS
- 04:55
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 945m
- 下り
- 972m
コースタイム
天候 | 雲 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が解除されました。3月下旬から登山自粛をしていましたが、一先ず状況が落ち着いたようなので、ソーシャルディスタンス等々に気を付けながら山行解禁してまいりました。
都内限定の近場で、この2ヶ月半での体力低下のリハビリという目的のため、今回は駅から駅を繋ぐ奥多摩・本仁田山を選びました。
青梅線に揺られて久しぶりの奥多摩駅へ。出口には‘来町自粛’の張り紙も。登校する小学生達や奥多摩のランドマーク・氷川工場を横目に見ながら山へ向かって車道を進む。40分位で民家脇にある安寺沢登山口に着く。
登山口から程なくして‘乳房観音’の標識。興味を覚えて寄り道参拝。子育て信仰の観音様とのことだが、とりあえず山行安全を祈願する。
登山道はいきなりの急斜度。この大休場尾根は奥多摩三大急登の一つと呼ばれているらしく、リハビリにしてはかなりハードな内容。延々と続く九十九折の登りと雨上がりの湿気に、息は切れ脚は止まるはで、なかなかの苦戦を強いられる。40分ほどの頑張りで大休場の平地に到着し、ホッと一息入れる。普段なら絶対に厄介に思える行程だが、久々の‘山登っている感覚’に楽しさを感じる。
そこから斜度はだいぶ緩やかになり、整然と並ぶ杉の植林帯を抜けて行く。高度が上がるにつれガスがかかり始め、辺りは幻想的な様相。これでは展望は望めそうもないが、今日はこれはこれで雰囲気は気分は悪くない。これも久々の効果か。
時期的に最後だと思われるツツジがチラホラ見え始めた頃、本仁田山山頂に到着。小さな山名標識と石に囲まれた三角点がある小広場。所々で視界が開けているが、今日は生憎のガス模様で真っ白。されど久々の登頂は心地よい。ベンチでのんびりと食事休憩。後から来た登頂の方と久々の山話も何だか新鮮。
たっぷり休んでから鳩ノ巣駅へ下山開始。杉ノ尾根という文字通りの杉林の緩やか下り道を進む。尾根を境に植生が二分されてるのが明らかでおもしろい。標高が低い場所では、ガクウツギやマルウツギの白い花々に囲まれる。地味な花だが群生すると結構華やかである。
大根ノ山ノ神の祠に着く頃には、空はすっかり青空。気温も上がって夏模様。登山口を出、坂道の集落を抜けて鳩ノ巣駅にゴール。電車まで時間があったので、近くの「鳩美」という蕎麦屋さんでもりそばをいただく。
久しぶりの山行は、普通ならテンションが下がるような要素(九十九折の急登、低標高での蒸し暑さ、ガスって展望無し)も逆に愛おしく感じてしまうくらいで、‘空腹は最高の調味料’という格言が山でも全く当てはまるものだとしみじみ思われました。8キロばかしの行程もリハビリとしては丁度良かったです。
なかなか先行き不透明な状況ですが、次回は越境したいものです。どうかこのまま落ち着きますように。
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