記録ID: 24025
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沢登り
磐梯・吾妻・安達太良
吾妻山 大倉深沢遡行 (12)
1972年06月24日(土) 〜
1972年06月25日(日)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 638m
- 下り
- 1,509m
天候 | うす曇 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
梅雨の中休みの時期の入山で、好天に恵まれた。谷地平小屋はイワナ釣りの人達でいっぱい。聞くところによると、この季節の週末は、いつもこんな具合だそうだ。 寒い夜。夜半にライトを点けたら、テントの内面がキラキラと光っている。気温が下がって、水分が凍りついてしまったよう。朝の撤収にてまどった。テントの外の布バケツの水も氷が張っていた。 谷地平を越して、大倉深沢を渡渉したところに分岐があり、踏み跡を少しすすんだところから入渓する。地下足袋、わらじは持っていないので登山靴ですすむ。水になるべく入らないよう、幾度も石跳びの渡渉をしたり、巻き道をさがしたりしたが、靴の中が水でじゃぶじゃぶいいだしてからは、かまわず沢水をこいで進んだ。水量は少ない。 1時間半ほどで二股。そこから20分ほどで最初の滝に出る。落差7、8メ−トルくらいか。黒い岩をぬって落ち込む姿は、いままでの地味な遡行に比して新鮮だ。滝のすぐ左を直登するルートがあり、すぐ上の小さな滝も同じように登ることができる。その上の滝は、落差12、13メ−トルでナメ状。右岸に針金があり、それを頼りに登るが、水しぶきを受けながら滝際の階段状の岩を登る方がおもしろい。間をおいて、4番めの滝は3メ−トル。左岸の足場の悪い短い岩場を登ってやりすごす。すぐに小さなナメ滝が連続していて、これは左岸の水苔の上を伝う。 この最後の滝を越えて少し登ると、右岸に道が切られているとろに出た。深沢の水流がもかなり小さくなったのを見下ろしてこの道を上がる。出たところは、五色沼へと通じるゆるやかな草原。遡行の最中は、さびしくて歌を歌ったり、声を上げたりして進んできたので、明るいこの草原に飛び出したときには、うれしくてバンザイをしてしまった。 (湿原から深い森をぬけて、明るい稜線へ。18歳の夏の初めての、とてもやさしい沢登りの記録) |
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