赤岳 青空＆真っ白な世界＆−17℃の洗礼
山梨県
長野県
mituki
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,780m
- 下り
- 1,774m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | めっちゃP-KAN♪ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
駐車場は赤岳山荘 一日1000円 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
美濃戸口から赤岳山荘までの道路に雪はありません。 行者小屋までは時折凍ってはいますが、アイゼン無しでも歩けます。 ただ、その先はやはりアイゼンがあったほうが安全です。 下山後はもみの湯へ 500円 |
写真
拍手
顔がとっても冷たそうだけど、どなたかのマフラーを巻いてもらってきっとあったかいんだろうな♪なんだかかさ地蔵みたいです
感想
今シーズン初めての雪山は赤岳へ。
登山口までの途中道路では沢山のバンビに遭遇。
目がくりくりしていて可愛い。
でも、どうか車に突っ込んでこないでね。
駐車場で身支度をしていたら、寒い中おば様が駐車場の料金を徴収しにきてくれた。
昨日もいい天気だったし、今日もとても天気よさそうね♪って。
青空にワクワクしてきちゃいます。
歩き始めてすぐに木製の橋を渡る。
ロープが張ってあって、左側を通らせてもらう。
美濃戸山荘では冷たい水が補給できます。
今日は寒いからあったかいポットにお湯を持参してきたから大丈夫です。
行者小屋まで黙々と歩きます。
雪はほとんどありませんが、何日か前に降ったらしき雪が溶け凍っている場所もありました。
行者小屋ではトイレをお借りしました。
まだ、日があたらない行者小屋。
もちろんクローズ。
色とりどりのテントとその先に見える阿弥陀がとっても素敵。
が・・・・ここが一番寒い。。。。
なんとこの時期にマイナス17度。うきゃっ。
手先の感覚がなくなってきます。
さらに足もガタガタ。ブルブル。
簡単な行動食をほおばりそそくさと出発。
左側を通過して前回は文三郎尾根から登ったので今回は地蔵尾根から登ります。
すぐに急登の雪道。
ここでアイゼンを装着。
足に重りをつけたけど、その分ザックが軽くなり滑らずに快適に歩けます。
階段がなかなかキツイ。
でも、文三郎尾根の階段のほうが私は苦手かなぁ。
さっき凍えた手先の感覚が戻ってきました。
高度を上げているはずなのに、行者小屋との寒さと比べ何だかあったかい気がします。
稜線へ出ると風が少しだけあったけど、太陽のあたたかさが包みこんでくれます。
最高の景色に思わず声だしちゃう。
来てよかったぁ。
横岳との分岐にあるお地蔵さまは洒落たマフラーをしていたよ。
誰かかけてあげたのね。
昔話のかさ地蔵を思い出しちゃった。
赤岳展望荘へはほんの5分ほど。
途中から綺麗な富士山が現れた。
この時期だからこその美しい富士山を眺めることができて嬉しい♪
展望荘から頂上小屋までの最後の登り。
これめちゃめちゃキツイ。
心臓もバクバクだけど何ヶ月ぶりかのアイゼンが重くて重くて・・・。
それでもひとつひとつ歩を進め、頂上小屋へ到着。
もう、赤岳山頂までわずか。
そこからはサクサクと歩きます。
無事に登頂。
今日は天気もよく、山頂は何人もの人が記念写真を撮っていました。
いつものごとく、祠の神様に無事に登れたことを感謝してから
少し降りたところに風裏になる絶好のランチスポットへと移動。
本日はマルちゃん正麺とんこつ味。
色々野菜を持ってきたので全部投入して野菜たっぷりのラーメン。
最高の景色と美味しいラーメンにすっかりランチの写真をとるの忘れちゃった。
40分くらいのんびりくつろいで、この最高の景色に後ろ髪ひかれながらも下山開始。
まず、鉄製のはしごがあります。
アイゼンをしてはしごを降りるのとっても苦手。
爪がひっかからないように慎重に下ります。
その先もちょっと狭い急な場所があったりと下りが基本苦手な私は気が抜けません。
下から登ってきた男性の方が・・・
あれ？アイゼンないよ？
その男性の片方のアイゼンが無いことに気づく。
少しだけ下って一緒に探したものの、見つからず。
男性は地蔵尾根を下り駐車場は一緒だとのことで
もし下山途中アイゼンを見つけたら駐車場の小屋の方に届けておきますと約束して別れました。
何組かの登山者とすれ違い、その都度アイゼン見ませんでしたか？って尋ねました。
そのうち単独であがってくる方の手に例のアイゼンが。
よかったぁ。
今ならきっとまだ赤岳の頂上あたりに居るからあの人に会えるね。
その方にそのままアイゼンを託して下山を急ぎます。
八ヶ岳は結構単独で歩いているけれど阿弥陀だけはまだ未踏。
その阿弥陀が目の前にそびえています。
とっても雄大でかっこよくて。
今シーズン、もしかすると北稜を攻めるかも・・・。
私・・・登れる？
ものすごく不安。
12月から本格的にトレーニング開始予定。
レベルをもっと上げなくちゃ。
北稜のとりつきを眺めながら行者小屋まで降りる。
朝の寒さはどこへいったのか、ぽかぽかの行者小屋。
そこにいる人達もみんな笑顔。
やっぱり太陽の威力ってすごいね。
行者小屋からはのんびり雪の道のハイキング。
青空とまだ柔らかい雪とまぶしい太陽と。
ご機嫌で歩く。
が、樹林帯に入ると一転。
登りではそれほど気にならなかった登山道の凍結が・・・。
凍っているところとまだらなので、思わぬところでツルッってくる。
ビビリながらも何とか駐車場へ。
あんなに山頂でくつろいだけど、早めに帰宅できそう。
なのでまずは近くの温泉施設もみの湯で汗を流す。
とっても柔らかなお湯でここ大好き。
まだ時間が早いからか、地元の人が数人入っていただけで
露天風呂はずっと私一人貸しきり♪
何だかちょっぴり贅沢を味わっちゃった。
その後、今日の行者小屋での凍てつく寒さを経験したので
反省会という名目で諏訪のモンベルショップへ立ち寄り
ハードウエアの上下を購入。
散財してきちゃいました。。。。
当分もやし生活を送らなくてはならないみたいです。。。。
でも、今シーズン初めての雪山が最高のものとなりました。
次はどの山登ろうかな。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
まさに、これ以上ない晴天ですね！
最近の山行は曇天の日が多かったようですが・・
ここ一番では、さすが『晴れ女』です。
写真も絶景ばかりで、とても素晴らしいです
楽しいレポ、ありがとうございます
ただ、調子に乗って散財はいけません(笑
これじゃあ当分、テントは無理みたいですねぇ
頑張って、もやし生活に耐えてくださいね
凄く天気良くていい写真いっぱいで楽しく
拝見しました
丹沢での雪山しか経験してないけど、
あ〜行きたいなぁ
盛り上がってきました。
やはり天気
私が温泉でくつろいでた頃、こんなすごい場所に行ってたんですね！
雪の阿弥陀きれいだなぁ〜。
反省会もいいですね♪
それ自体が反省材料のような気もするけど…(笑)
はい
最高の青空に恵まれました。
以前の鳳凰三山を髣髴させるような天気です
山は違うけれど同じ時間にさまざまな事を思い、登っていたのでしょうね
それぞれに素敵な山行でしたね。
そうなんですよ。。。
テント欲しいのですが、冬はテン泊予定ないので
今は冬山装備品をもう少し揃えなくちゃと
本日もモヤシ料理が食卓に登ります・・・。
本当に最高の青空に恵まれましたよ
本物の八ヶ岳の寒さはもっとなのでしょうけれど
風がない分気持ちいい雪山ハイキングができて嬉しかった
私には丹沢の雪山まぶしいです
goechanの笑顔で雪山を登っている姿想像しちゃいます。是非その盛り上がった気持ちを近々爆発させちゃってくださいね
そうです。
utteiが温泉につかって髪の毛がいぶい、いぶい、と言っている時には赤岳にいました
あっ。その時間は散財タイムだったかな？
utteiの言うとおり
反省会が一番の反省になってしまった気が・・・。
やっぱり
ニホンゴムツカシイよね（笑）
こんにちは、Daveと申します。
実は私も25日に文三郎から赤岳に登って、権現の分岐で「あれっ、アイゼンがない！」っていうおじさんの声にびっくり。 慌てて下まで降りて探したんですが、見つかりませんでした。
あの時にあの現場にいらっしゃったんですね。
いや〜、あんなこともあるんですね。
よく気付かずに登って来たもんだと逆に感心しますね。
私もこれからはアイゼンはずれてないか気を付けて登るようにしたいと思います。
別の方の投稿にも、アイゼンが岩の上に置き忘れられてる写真があったんですが、八ヶ岳の頂上からアイゼンなしで下りれるもんなんでしょうかね。。。
（ここから再投稿です）
と、一旦書いて投稿してからMitukiさんの他の記録も含めて良く見てみたら、女性だと分かってびっくり！女性一人で登ってたんですか。 すごいですね。
地蔵岳のオベリスクも登ったと言うことでさらにびっくり！ 私もトライしましたが、途中であきらめました（＾＾；）
あの日-17度だったんですか。。。 もっと暖かいかと思ってました。
これからも山行記録楽しみにしています。
mitukiさんが御留守の地元の山で妄想行脚していた頃
この様なハードな冬山に登っていたとは・・
mitukiさんが親切にアイゼンを探していた時に
僕は 人面魚を探していたなんて・・
僕には「山が好きだ！」なんて言う資格なしだよ・・
誰か・・僕の心を確保してください・・。
はじめまして。
コメントありがとうございます
あの場所にいらっしゃったんですね。
登りはアイゼンなくても何とかなっても
地蔵でも文三郎でも下りにアイゼンないのはキツイですよね。
きっとアイゼンも届けられ無事に下山できたことと思います。
えっと。。仲間には女性扱いしてもらえないのですが一応女性です
オベリスクも最初登るつもりは無かったのですが
あまりにも素敵な立ち姿につい登ってしまいました。
まだまだ私は初心者ですのでお山についてもっと勉強して
安全な登山を続けて行きたいなって思っています。
お互いに素敵な山行をいっぱい楽しみましょうね
ご訪問ありがとうございました
ご訪問ありがとうございます
私も普段の山行はソロが半分くらいです。
takoさんみたいに妄想登山面白そうなので今度実践しちゃいます（笑）
どんな厳しいお山でもまったりハイキングでも
その人なりの素敵なお山が待っています。
みんなお山が大好きなんです♪
だからtakoさんもいっぱい山が好きだー！って叫んでくださいね。
とっても楽しいレポをまた覗きにいきますね
mitukiさん、はじめまして。
「最近の登山であったかも？」に掲載されていたので、来てみました。
で、ルートと時間見ていて、赤岳山頂とかで同じ場所にいたんだろうな〜と思って写真を見ていたら、やっぱりそうでした。
30枚目の「あそこまであと少し」の写真に、私、写ってました。
一番左で、山頂の登山者の写真を撮っているのが、私です。あのあと山頂の祠の裏側で、阿弥陀岳を眺めていたので山頂でお姿お見かけできませんでしたが……。
いいお天気で、絶好の雪山日和でしたね。
そして、足、はやいですね〜。
よっぽどお山によく行かれるのかと思いきや、まだ登山歴1年とか！！
私なんて、山始めて1年目に八ヶ岳の雪山なんて、想像もしていませんでした。すごいっすね！！
阿弥陀の北稜も、がんばってくださいね〜！
はじめまして。
私の写真に写っていたんですね♪
無断掲載ごめんなさい
ちょっぴりニアミスでしたね。
頂上ではササッと写真を写してすぐに文三郎尾根に下るほうの風裏へいってまったりランチしていましたので
お会いできなかったみたいですね。
早いでしょうか？
ありがとうございます
ただ、雪山はまだ数回しか行った事がなく、
アイゼンでの歩行はあまり上手ではないのです。
来週末はアイゼントレーニングを岩で行う予定です。
そうしたらもっと安全に早く登れるんじゃないかと
ワクワクしています。
まだまだ阿弥陀の北稜のレベルではないのですが、
いつかここで報告できたらいいなって思っています。
応援ありがとうございました
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する