雲母峰〜鎌ヶ岳 （宮妻峡トライアングルを反時計回りで）
三重県
滋賀県
whitewater
体力度について
- GPS
- 06:46
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,260m
- 下り
- 1,258m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 6:47
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
カズラ谷入口P：約5台。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
雲母峰〜鎌ヶ岳は一般登山道。 落ち葉、積雪により不明瞭箇所あり。 鎌ヶ岳〜宮妻峡は一般登山道。 崩壊による付け替え路が分かりにくい所あり。 岳峠〜鎌ヶ岳山頂は、数センチの積雪で、一部凍結あり。 宮妻峡〜雲母峰の南西尾根は、自己責任の完全なバリルート。 尾根の途中に林業用作業道のようなものがあるが、登山者の踏み跡もテープも無い。 取り付きは、今回の場所はかなりの急斜面で危険なので勧められない。 東側の堰堤のあるマメドチ谷から入る杣道があるようだが、定かではない。 いずれにしても、安全に登るには、地図、コンパス、GPSや、ルーファイ技術等が要求されるので注意のこと。 |
写真
拍手宮妻峡の駐車場には、車がいっぱい。捜索隊の車だ。無事見つかったようだ。
下りで使う予定だった独標尾根の向こうに、小首を傾け微笑んでいる鎌が見えた。
ハッキリしたトラバース道に出る。これが宮妻口からの旧道のようだ。
�曲�の山頂で、一人タイタニック（ちょっと古い）をしてみる。
P791には、宮妻峡の駐車場から真っ直ぐ尾根が上がってきている。予定では、ここからその尾根を下るつもりだった。
割れて一部が欠けた道標が、地面に置いてある。鈴鹿にはこういうのが多い。
西から雲が次々と流れて来る。大きな御在所の右で、陰に隠れしがみつくようにしているのはハライドだ。
白ハゲから見る鎌は、まだ高い。ここまで来たからには、あの上に立ちたい。
岳峠から見上げる鎌は、岩のモザイク。今にも崩れてきそうだ。
キララ峰の上には、白い工場群がぼんやり見える。空に浮かんでいるようだ。
鎌尾根と言うより、ノコギリ尾根か。雪の着いた歯は、見るからに鋭そう。
伊勢平野に突き出た入道ヶ岳と野登山。入道の頭も白くなってる。陽だまりハイクに丁度いい。
武平峠を隔てて、正面には御在所岳が大きい。望湖台、三角点、朝陽台がよく分かる。
人が少ないのは、スカイラインが冬期閉鎖に入ったからだったようだ。
花崗岩の砂礫の道。それに落ち葉と雪をトッピング。ザリッ、カサッ、サクッと贅沢気分。
林道はカズラ谷入口の上で閉鎖されている。水沢峠へは、ここから歩きになる。
思ったより距離がなかったみたい。今は、日も短いから、丁度いい位かな。
感想
気圧配置が冬型になり、鈴鹿も雪が予想されていた。
県境稜線は、風が強く、かなり雪が積もりそうだった。
こんな時は、県境から東側にはずれた入道ヶ岳か雲母峰がいい。
でも、入道は人が多そうだ。
そんな考えから、雲母峰（きららみね）に行くことにした。
基点となる宮妻峡キャンプ場の駐車場に着くと、車が沢山駐車してあった。
なにか変だなと思ったら、案の定、遭難者の捜索であった。
すぐに見つかり、事なきを得たようだった。
こちらも、雲母峰まではバリルートだ。
こんな時に問題を起こすわけにはいかない。
無理せず、慎重に行こうと自分に言い聞かせる。
取り付き点を探すのに苦労したが、何とか尾根に乗る。
途中、林業用の踏み跡があり、利用させてもらう。
植林地を抜けると、落ち葉に薄く雪の被った滑りやすい斜面が続く。
そのうち、感じのいい二重山稜の地形が多く見られるようになる。
アセビが出てきて斜面が緩んでくると、いつの間にか一人の足跡を辿っていた。
こうして無事、雲母峰�曲�に到着した。
山頂では、足跡の主の若者が休んでいた。
これから本峰をピストンし、すぐ下山するという。
しばらくすると、長靴の男性も到着した。
鎌まで行くつもりだという。
僕も、ここまで順調にきたので、後を追って鎌に行くことにする。
キララ本峰の頂上は、白い小さな広場になっていた。
周囲は木に囲まれ、展望がないので素通りする。
ここから、道は鎌に向かって緩やかに下っていく。
途中、登山靴の足跡が増えているのに気づいた。
しばらくは、この2つの足跡を辿ることになる。
P791独標に近づいた頃、男女2人組に出会った。
以前、鈴鹿で何度かお会いしたことのある人達だった。
独標尾根を登ってきたとのこと。
ルートの情報交換して別れた。
独標を通り過ぎると、まもなく稲森谷への分岐に着いた。
登山靴の足跡は、稲森谷の方にと向かって続いていた。
ここからは、馬ノ背コースと合流するまで、また長靴の足跡を辿る。
馬ノ背コースと合流した所で、長靴の人が休んでいた。
鎌は諦め、ここで食事して戻るという。
僕もこの上にある白ハゲまでということも考えていたので、一瞬迷った。
しかし、思ったより雪が少なく、気温も高い。
ここで、鎌を目の前にして戻らなければならない理由は無かった。
長靴の人に別れを告げ、そのまま白ハゲを越し、鎌に向かった。
岳峠に着く手前で、下山する男女のカップルに会った。
横須賀から来て、この辺を回っているのだそうだ。
山頂には数人くらいしかいないとのこと。
いくら雪が降ったといっても、そう悪い天気でもない。
その割には、登山者が少なすぎる。
どうも変だと、その時は思った。
スカイラインが通行止めになったことを後で知り、納得した。
山頂に着くと、二人の登山者が別々の方向に下っていった。
結局、鎌の山頂では一人だけになってしまった。
山頂から雲母峰は綺麗に見えた。
この時、もう下山は独標尾根には戻らずにカズラ谷にしようと思った。
山頂から下り始めるとすぐに下から若いカップルが上がってきた。
鎌尾根を通って来たという。
この後は、カズラ谷入口近くで別のカップルに会うまで、誰にも会わなかった。
林道に出ると、駐車場は、そこからそう遠い距離ではなかった。
今回は、下山をカズラ谷に変更したことで、独標尾根が心残りとなってしまった。
次は、この尾根を絡めたコースで周回してみたいと思った。
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宮妻峡キャンプ場の駐車場でお会いしましたslowlifeです
お声かけていただいてありがとうございます。
とても嬉しく思いました。
whitewater さんのレコ、拝見させていただきました！
なんとなんと山歩きのベテランですね〜
鎌ヶ岳と雲母峰を周回されたとお伺いして家で
鈴鹿の登山地図を見てみたのですが、
通常ルートだとかなり時間がかかりそうだと思っていたら、
踏み後もテープもない上級者のみしか歩けない
バリエーションルートで雲母峰に登られたのですね
（我が家のメンバーは、とても真似できません）
whitewater さんのレコ、これからも参考にさせていただきます。
今後もまた近辺の山でお会いしたいと思います
コメント、ありがとうございます。
実物が目の前に現れ、びっくりして、つい声をかけてしまいました(^^;
帰り支度をしていたら、楽しそうな話し声が聞こえて来たので、
振り向いたら、slowlifeファミリーでした。
隣の車だったので、尚びっくり。
ここぞとばかり話込んでしまいました(^^)
こちらこそ、ありがとうございました。
slowlifeさん達は、鎌から入道に転進されて大正解でしたね。
雪の着いた鎌尾根は、無理しない方が賢明ですからね。
主稜線からはずれた入道ヶ岳や雲母峰は、これからの陽だまり山行にはうってつけですね。
山行形態や目的、地域などが似ているようなので、これからもあちこちでお会い出来そうです。
その時は、またよろしくお願いします。
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