烏帽子岳 (細野ルート)


- GPS
- 03:48
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 667m
- 下り
- 667m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口は、大垣市上石津町細野集落の林間広場のすぐそば。 細野集落までは、名神関ヶ原ICより約16.5km。 林間広場までの集落内の道路は狭いので注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は、中腹辺りから出現。 積雪は、山頂で10〜20cmくらい。 コース分岐辺りより下部は、腐れ雪で滑りやすい。 コース分岐より上は、傾斜がある斜面のトラバース道。 雪はやや多くなり、やや締まってくるが、崩れやすいので慎重に。 アイゼンが必要なほど固くはない。 積雪量が少なく、夏道以外は歩きにくい。 大岩コースは、夏道のルートが分からず、トレースも無し。 |
写真
感想
用事が予定より早く終わったので、近場の烏帽子岳に行った。
ここなら、半日コースで行けそうだし、雪と青空が期待できそうだった。
上石津の細野集落に着き、林間広場への細い道に入ろうとしたら、広場の方から、軽四が5、6台次々と下りてきた。
この地区は狩猟の盛んなところだったことを思い出した。
広場には、山屋さんのらしい車が3台駐まっていた。
登山道はしっかりしており、管理も行き届いている。
滑りやすいところには、階段が作ってあり、安心して歩ける。
途中から傾斜が急になると、雪が出てきて、滑って登りにくくなる。
道標は、4つの見晴ポイントを中心に随所に設置してあり、迷うところはほとんど無い。
第四見晴ポイント付近からは、雪道になり、更に傾斜が増してくる。
ここで最後の下山者に会う。
上には、もう誰もいないことを確認する。
展望岩コースと大岩コースの分岐は、このすぐ上にある。
展望岩コースは、北の尾根に向かって急斜面をトラバース気味に登っていく。
この斜面は、凍っていると緊張を強いられそうだ。
展望岩は、このコース随一の展望ポイントだ。
伊吹と霊仙がすぐ近くに見え、遠くには白山が望まれた。
ここからは尾根を登ることになる。
この尾根には雪が無く、気持ちよく登って行ける。
やがて2つのコースの合流点に近づくと、再度雪が現れた。
ここから山頂までは、このままずっと雪の上だった。
山頂は、小広場になっている。
真ん中に三角点があり、養老山を背にして、標柱が立っている。
南東面が開けており、養老山、多度山、藤原岳、御池岳が望める。
陽が当たり、風の避けられる南側で昼食とする。
食後は、空身で西のピークまで散策に行く。
青空の下、陽の光を浴びながら、雪の上を歩くのは気持ちがいい。
まるで、残雪期の山のようだった。
山頂に戻ると、ここにはもう誰もいないということを急に実感した。
その不安感にせかされるようにして、急いで山頂を後にした。
帰りの雪は、日が翳ってきたせいか、かなり固くなっていた。
凍る程ではないが、締まっていて歩きやすくなり、不安なく下ることができた。
傾斜が緩んでくると、登山道は落ち葉の道に変わった。
次第に緊張が解けてきて、気持ちが開放的になっていくのが分かった。
さわやかな満足感も湧いてきた。
短時間であったが、思い切って行動出来たことが、痛快でもあった。
林間広場に着くと、自分の車だけが残っていた。
これで、今日の烏帽子岳は、自分が最後だったことを、改めて実感した。
最後に扉を閉めて、施錠して帰る時のような気持ちになった。
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