ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 254626
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

八子ヶ峰東峰

2012年12月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:42
距離
4.4km
登り
265m
下り
249m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5:52 トレッキングコース専用駐車場→6:41 親湯分岐(C地点)→7:14 スズラン峠分岐(D地点)→7:28-7:41 八子ヶ峰東峰山頂→7:52 スズラン峠分岐→8:07 親湯分岐→8:24 トレッキングコース専用駐車場
天候 曇り後快晴、無風、-8℃
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東急リゾートタウン蓼科のトレッキングコース専用駐車場を利用。
コース状況/
危険箇所等
・ルート状況
ルートの危険個所は無い。全般的に道標、テープも充分にあり、急登箇所にはロープも張ってある。でも親湯からのルートに出合うまでは多少迷いやすい所もあった。雪のお陰で登りやすい所も多々あったと感じる。
・登山ポスト
登山ポストは無かったが、トレッキングコースのトポが沢山入れられたポストがあった。このポストを登山ポスト替わりにしても良いかもしれない。
歩き出して40分近く。漸く八ヶ岳が見える所まで来た。夜明け前の南八ツのシルエット。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:56
歩き出して40分近く。漸く八ヶ岳が見える所まで来た。夜明け前の南八ツのシルエット。
八ヶ岳と反対側、八子ヶ峰からの西側の尾根越しに白樺湖方面の灯りが見える。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:56
八ヶ岳と反対側、八子ヶ峰からの西側の尾根越しに白樺湖方面の灯りが見える。
漸く親湯への分岐(C地点)に出た。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/23 13:56
漸く親湯への分岐(C地点)に出た。
凍り付いたサルオガセのカーテン。寒ざらしと言った方が合っているかも?
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:56
凍り付いたサルオガセのカーテン。寒ざらしと言った方が合っているかも?
トレッキングコースの踏み跡はシカ?冬のトレッキングコースは動物が主役のようだ。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/23 13:56
トレッキングコースの踏み跡はシカ?冬のトレッキングコースは動物が主役のようだ。
突然に蓼科山が現れた。落葉松の凍り付いた枝が美しい。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/23 13:56
突然に蓼科山が現れた。落葉松の凍り付いた枝が美しい。
蓼科山と北横岳。北八ツの重鎮二人。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2
12/23 13:56
蓼科山と北横岳。北八ツの重鎮二人。
こちらは南八ツ。横岳西壁から赤岳が険しい。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/23 13:56
こちらは南八ツ。横岳西壁から赤岳が険しい。
ヒュッテアルビレオが樹間から見えた。頂上も近い。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:56
ヒュッテアルビレオが樹間から見えた。頂上も近い。
ヒュッテと蓼科山と樹氷。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2
12/23 13:56
ヒュッテと蓼科山と樹氷。
ここがD地点。もう少しでスズラン峠分岐。ここで漸く人に会った。スズラン峠から登って来た写真愛好家4名。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:56
ここがD地点。もう少しでスズラン峠分岐。ここで漸く人に会った。スズラン峠から登って来た写真愛好家4名。
スズラン峠分岐に立つ巨大看板。もう少しで日の出。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:56
スズラン峠分岐に立つ巨大看板。もう少しで日の出。
丸山からの日の出。気温は-8℃。写真愛好家の方が気温が高くてヘイズが出てると残念そうに漏らしていた。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/23 13:56
丸山からの日の出。気温は-8℃。写真愛好家の方が気温が高くてヘイズが出てると残念そうに漏らしていた。
ヒュッテアルビレオ前の瀟洒な道標。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:56
ヒュッテアルビレオ前の瀟洒な道標。
雲海を通して南アルプス方面を見る。今日は南から西への展望は無理かと諦めていたが…。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:56
雲海を通して南アルプス方面を見る。今日は南から西への展望は無理かと諦めていたが…。
ヒュッテアルビレオ。白鳥座の星なんだ。今度は開いている時に来てみたい。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/23 13:56
ヒュッテアルビレオ。白鳥座の星なんだ。今度は開いている時に来てみたい。
ヒュッテを過ぎて八子ヶ峰東峰の頂上を目指す。でも殆ど平坦。スノーシューのトラックあり。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:56
ヒュッテを過ぎて八子ヶ峰東峰の頂上を目指す。でも殆ど平坦。スノーシューのトラックあり。
だんだんと青空が広がって来た。頂上域は草原で好展望が約束されている。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:56
だんだんと青空が広がって来た。頂上域は草原で好展望が約束されている。
蓼科山。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
3
12/23 13:56
蓼科山。
八子ヶ峰東峰山頂に到着。
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:56
八子ヶ峰東峰山頂に到着。
ノウサギだろうか?
2012年12月23日 13:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:56
ノウサギだろうか?
鹿島槍が遠望できた。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2
12/23 13:57
鹿島槍が遠望できた。
こちらは穂高から槍、常念。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:57
こちらは穂高から槍、常念。
車山と乗鞍。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:57
車山と乗鞍。
御嶽。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:57
御嶽。
中央アルプス。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:57
中央アルプス。
南アルプス。仙丈ヶ岳、鋸岳、甲斐駒、北岳。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/23 13:57
南アルプス。仙丈ヶ岳、鋸岳、甲斐駒、北岳。
北アルプスの全景。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:57
北アルプスの全景。
ヒュッテアルビレオの階段を借りてセルフタイマー撮影。スノーシューは持っては来たけど使わず。アイゼンも同様。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
3
12/23 13:57
ヒュッテアルビレオの階段を借りてセルフタイマー撮影。スノーシューは持っては来たけど使わず。アイゼンも同様。
落葉松の樹氷。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2
12/23 13:57
落葉松の樹氷。
またまた落葉松の樹氷。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:57
またまた落葉松の樹氷。
北横岳。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2
12/23 13:57
北横岳。
ひとつひとつの枝がこんな風に凍り付いていた。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:57
ひとつひとつの枝がこんな風に凍り付いていた。
明るくなって結構急な登路だったと納得。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:57
明るくなって結構急な登路だったと納得。
大きなシカのような。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:57
大きなシカのような。
ここが登り口。ポストは登山ポストではなく、トレッキングコースガイドが用意されていた。
2012年12月23日 13:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/23 13:57
ここが登り口。ポストは登山ポストではなく、トレッキングコースガイドが用意されていた。
撮影機器:

感想

度々家族旅行で東急リゾートタウン蓼科には来ていながら家族サービスが忙しくてその裏山の八子ヶ峰にはとんと登る機会が無かった。でもリゾートタウンの一番標高の高い駐車場からだと頂上往復も2時間余りかと踏んでみんなまだ寝ている間、朝食前の雪山ハイクを計画した。

当初の計画では5:00に宿を出ることにしていたがいかにも早すぎと思えたので少しばかり惰眠を貪り、クルマを出したのは5:22、東急トレッキングコース専用駐車場に滑り込んだのは5:33だった。夕べの雪は積雪1-2cmと言った所だが路面は完全に凍っていてタイヤが回転する毎にパリパリと音を立てて行く。

誰も駐車していない駐車場で装備を整えてヘッドランプを灯して道路を横切ってトレッキングコースに取り付く。ここには案内板と共に登山ポストと思いきやコースガイドが多数用意されたポストがあった。取り付きは幅が広く、最近の踏み跡は無いもののトラックはしっかりと残っている。空は曇天のようだが北極星だけが覗いていた。まだまだ暗い時間、ヘッドランプの灯りが頼りだが踏み跡と黄色テープとトレッキングコースの標識がそこここにあり迷うことは無い。しかしすぐに急登が続くようになり息が上がる。小休止を挟みながら支尾根に上がると南八ツが目に飛び込んで来た。夜明けまであと30分位か、まだシルエットが見えるだけだが、反対方向を見ると八子ヶ峰の西側の尾根越しに白樺湖方面の灯りがほの白く見える。十分に明るくなってきたのでヘッドランプを切った。そこから親湯からのルートとの分岐点であり、東急トレッキングコースで言うC地点まで約10分。

親湯分岐でも人の気配は無く、替わりにトレッキングコースにはシカと覚しき足跡が点々と続いていた。シカも整備された楽なルートが好きなのかも?そう言えばシカの鳴く声があちらこちらで聞こえた。明るくなって来ると木々の枝が凍り付き氷の結晶が長く美しく成長しているのが解った。落葉松も広葉樹も低木もみんな凍りついて樹氷になっている。尾根歩きになって随分と楽になったが樹々が多くて展望はそれほど得られなかったが、分岐点から10分も歩くと蓼科山が正面に見えてきた。振り返ると曙光の中で横岳西壁も輝きを見せている。さらに数分で赤い三角屋根のヒュッテアルビレオが見えてきた。

もう蓼科山登山口への分岐も近いなと思える頃、新しい踏み跡に出逢いしばらく行くと写真愛好家の方々に出逢った。それぞれにマイポイントがある様子だけどお一人と話した所、気温が高くてヘイズが出ていて今日はイマイチとのこと。気温が高いと言っても-8℃なんですがと言うと-15℃位だとサンピラーが立ち、より紅色が強い日の出になるとのことだった。今日はこれから天気が崩れるとのご仁の予報であり、確かに南アルプスまでは何とか見えるもののそれより西北はガスの中だった。随分と立ち話をしていたようでスズラン峠分岐を過ぎたところで丸山辺りから陽が出て来た。そこからもうヒュッテアルビレオまですぐだ。ヒュッテアルビレオは瀟洒な道標もあるが赤い三角屋根の山小屋でぜひ開いている時に訪れたいと思わせる。アルビレオは白鳥座のデネブと反対側にある星だと小屋の壁の表示で教わった。

そこから八子ヶ峰東峰の山頂まで数分。スノーシューのトラックもあった。スノーシューだけでなくクロスカントリースキーにも実に適している高原地形だ。実は今回は新雪も予想して10数年前に買ったMSRのスノーシューも持って来たけど充分に歩きやすい雪質だったので全然出番が無かった。もっともこのスノーシュー、靴を留めるバンドが劣化してパキパキに割れてしまったので1週間前にスリングロープを切ってこれで縛るように準備して来た。宿に帰って朝食を食べた後のスノーハイキングの時に嫁さんが使ってみると言うことで漸く陽の目を得た。

八子ヶ峰東峰に着くとほぼ晴天が広がり、素晴らしい360°の好展望!双眼鏡を出して北アルプスを見ると穂高から槍、常念、そして鹿島槍までくっきりと見え、南に転ずれば乗鞍、御嶽、中央アルプス、南アルプス、そして八ヶ岳と見える限りの全てが望める。素晴らしい。凍り付いた樹々、獣の足跡、誰もいない山頂、全てが素晴らしい。十数分を山頂で展望を楽しんで過ごして引き返すことにしたが、いやぁこれはこれまで来なかったのはミスだな、とつくづく思った。

帰路はちょっと急いで1時間で駐車場まで戻って来た。明るくなって改めて見ると尾根からの下りは登りで感じた以上の勾配だった。道理でキツかった訳だと納得。宿所に戻ったのが8:35、部屋に戻るとちょうど朝食の時間だった。計画通りのジャストタイム、ちょっと早起きして2h30mの運動が出来てそれ以降の家族サービスにも影響が出ない。ちょっと理想的な隙間時間活用雪山ハイキングの巻であった。今度はゆったりと時間を取って一周グルリと巡ってみたいものだ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1605人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら