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Yamareco

記録ID: 255866
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無雪期ピークハント/縦走
道北・利尻

【2012山開き】前天塩コース〜連絡道〜新道コース〜円山〜天塩岳

2012年06月03日(日) [日帰り]
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tanimana その他30人
GPS
--:--
距離
11.7km
登り
1,092m
下り
1,080m

コースタイム

6:40:天塩岳ヒュッテ到着〜登山準備

7:00:点呼〜安全祈願祭

7:30:登山開始

10:20:丸山通過

11:10:天塩岳避難小屋

11:50:天塩岳ピーク〜記念撮影〜昼食

12:40:下山開始

13:10:天塩岳避難小屋

15:30:下山〜天塩岳ヒュッテ〜記念品を受け取る

15:31:始めての登山で仲間一同感動の嵐!涙涙涙!
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
士別市で用意した送迎バスも有り
コース状況/
危険箇所等
【登山口・ヒュッテ】
前天塩コース登山口前にあるキャンプ場は広く、駐車スペースも広い。
炊事場・トイレも完備されており、車中泊・テント泊の登山者も見受けられた。
新道ルートはヒュッテから1キロ程戻った所にあり、駐車スペースも少なく恐らく2〜3台しか駐車出来ない狭さ。

【前天塩コース〜連絡道】
登山口から暫くは平坦でなだらかなルートを歩く。
鉄製の頑丈そうな橋を渡ると、今度はグラグラする橋というか渡し板が設置されており数か所を渡る。
この辺りから道幅も狭くなり、ぬかるんだルートが続いたかと思うと急に現れる急坂。
倒木や木の根などで非常に歩き辛い。
分岐はうっかりすると見逃してしまいそうなので、視界が悪い日は注意が必要。

【新道コース〜円山】
綺麗に刈られた笹とダケカンバの間を縫うように伸びたルート。
6月〜7月は雪渓が残るようで、ピンクの目印を見失わないように注意。
標高を稼ぐとハイマツ地帯となる。このあたりでピチピチと鳴くナキウサギの姿も見られるかもしれません。
円山では歩き辛いガレ場となり、浮石もあるので注意が必要。
ここもうっかりすると分岐を見逃してしまいそう。

【避難小屋〜天塩岳】
円山を下るとすぐに避難小屋が見える。
避難小屋の隣には嬉しい事にトイレも完備されている。
避難小屋の収容人数は不明だが、広くはない。
ここから暫くはなだらかで歩きやすいが、天塩岳直下からガレたジグザグの急坂を歩く。
山頂はそんなに広くはないが、360度展望が堪能できる。
6月の天気が良い日は滝の上の芝桜公園が一望できる。
天塩岳の手前にあるポンテシオダム。ここではブラウントラウトなんかも釣れるんです。
2012年06月03日 06:15撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
6/3 6:15
天塩岳の手前にあるポンテシオダム。ここではブラウントラウトなんかも釣れるんです。
天塩岳キャンプ場に到着。
山開きとあってか混雑しております。
2012年06月03日 06:56撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 6:56
天塩岳キャンプ場に到着。
山開きとあってか混雑しております。
天塩岳ヒュッテにて点呼を行っておりました。
名前を呼ばれてそそくさと案内を受け取りに行きました。
2012年06月03日 06:57撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 6:57
天塩岳ヒュッテにて点呼を行っておりました。
名前を呼ばれてそそくさと案内を受け取りに行きました。
キャンプ場とあって、立派な炊事場もあります。
2012年06月03日 06:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
6/3 6:58
キャンプ場とあって、立派な炊事場もあります。
7:00安全祈願祭が執り行われました。
2012年06月03日 07:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
6/3 7:13
7:00安全祈願祭が執り行われました。
案内板は新しく、とても分かりやすい。
2012年06月03日 07:33撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 7:33
案内板は新しく、とても分かりやすい。
7:30登山開始。早々から橋を渡る。
2012年06月03日 07:44撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
6/3 7:44
7:30登山開始。早々から橋を渡る。
立派な橋は最初だけで、その後は板を渡しただけの不安定は橋が数か所ありました。
2012年06月03日 07:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
6/3 7:50
立派な橋は最初だけで、その後は板を渡しただけの不安定は橋が数か所ありました。
開始早々だが暑い!早く半袖になりたい!
2012年06月03日 08:07撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 8:07
開始早々だが暑い!早く半袖になりたい!
いきなり急坂が始まる。登山初心者にとっては苦行そのもの。
2012年06月03日 08:24撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 8:24
いきなり急坂が始まる。登山初心者にとっては苦行そのもの。
時折出くわす植物を思わず撮影。
2012年06月03日 09:00撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 9:00
時折出くわす植物を思わず撮影。
なんてゆう植物でしょうか!?
2012年06月03日 09:10撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 9:10
なんてゆう植物でしょうか!?
オホーツク側を見る。急坂をひたすら登り、やっと少し視界が開けてきた。
2012年06月03日 09:32撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 9:32
オホーツク側を見る。急坂をひたすら登り、やっと少し視界が開けてきた。
おっ、飛行機雲だ。
2012年06月03日 10:20撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
6/3 10:20
おっ、飛行機雲だ。
うん、花だ。
2012年06月03日 10:24撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
6/3 10:24
うん、花だ。
円山をひたすら目指す。
2012年06月03日 10:25撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
6/3 10:25
円山をひたすら目指す。
前天塩岳を望遠で撮ってみた。山頂に人影らしき姿が・・・
しっかし、急坂だな〜
2012年06月03日 10:32撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 10:32
前天塩岳を望遠で撮ってみた。山頂に人影らしき姿が・・・
しっかし、急坂だな〜
いやいや、良い眺めだ。
2012年06月03日 10:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
6/3 10:32
いやいや、良い眺めだ。
やっと見えてきた天塩岳と避難小屋。
2012年06月03日 10:40撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
6/3 10:40
やっと見えてきた天塩岳と避難小屋。
とんがってる避難小屋。
2012年06月03日 10:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
6/3 10:53
とんがってる避難小屋。
遭難碑の近くにあった小池にはカエルの卵が無数にあった。
その近くには親!?カエルの姿も。
2012年06月03日 11:20撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
6/3 11:20
遭難碑の近くにあった小池にはカエルの卵が無数にあった。
その近くには親!?カエルの姿も。
通ってきたルートを振り返る。
2012年06月03日 11:40撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 11:40
通ってきたルートを振り返る。
ホントに天気が良くてサイコーに気分が良い眺め!
この景色が私の中で何かを形成した。
2012年06月03日 11:40撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 11:40
ホントに天気が良くてサイコーに気分が良い眺め!
この景色が私の中で何かを形成した。
もうすぐで天塩岳山頂だ!
2012年06月03日 11:40撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 11:40
もうすぐで天塩岳山頂だ!
山頂からみた景色。もうサイコー!
2012年06月03日 11:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
6/3 11:52
山頂からみた景色。もうサイコー!
素晴らしすぎる眺め。
2012年06月03日 12:17撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 12:17
素晴らしすぎる眺め。
天塩岳登頂に成功!始めての登山でしたが、ハマりそうです。いえ、ハマったのです。
2012年06月03日 12:18撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 12:18
天塩岳登頂に成功!始めての登山でしたが、ハマりそうです。いえ、ハマったのです。
天塩岳から前天塩岳を見る。
来年は前天塩ルートを登ってみよう。
2012年06月03日 12:18撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 12:18
天塩岳から前天塩岳を見る。
来年は前天塩ルートを登ってみよう。
山頂は思ったほど広くない。
山開きとあって、混雑してます。
2012年06月03日 12:18撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 12:18
山頂は思ったほど広くない。
山開きとあって、混雑してます。
下るのが勿体ないぐらいの晴天でした。
2012年06月03日 12:18撮影 by  HD2000 , SANYO Electric Co.,Ltd.
6/3 12:18
下るのが勿体ないぐらいの晴天でした。

感想

2012年6月3日 士別市が主催の「第29回 天塩岳山開き山行」に参加してきました。
小学校の時に登山の経験はあるが、社会人になってからは始めての登山。

6:40頃手塩岳ヒュッテ到着。山開きとあって、駐車場は混雑していた。
さっさと準備をし、点呼が始まった。
名前を呼ばれ、案内を受け取り、班を確認。どうやら4班に分かれての登山らしい。
7:00安全祈願際が執り行われ、各班の班長と副班長の紹介。

7:30いよいよ登山開始。
今回はヒュッテ前の前天塩コースから登山を開始するようだ。
最初に出くわした橋は鉄骨製の頑丈そうな橋と呼べる橋だったが、その後に現れた橋は板を渡しただけのグラグラする渡し板で、少々不安があった。
同行した山ガールは、はしゃぎながらもかなりビビっていた。
そんな橋を数か所クリアし、なだらかなルートをウキウキと歩いていると急に出くわす急坂。
唯一の難所か!?と思われたが、そんな急坂が暫く続き、死亡気味の我々一行。
雪渓にやられ、果てしなく続く急坂に天塩岳を甘く見ていた我々一行はここで気を引き締め、何かを悟ったのか口数も少ない。

円山までは笹やダケカンバの間をくぐり、比較的歩きやすいルートだったが急にガレ場に出くわした。
時折、浮石に足を取られながらも避難小屋に到着。
ここでようやく長めの休憩となった。
目前に広がる天塩岳は非現実的な風景でした。

天塩岳ピーク手前まではなだらかなルートを辿ったが、ピーク目前ではまるで軟弱な登山者をふるいにかけるような急坂。この急坂を登りきった者だけが見る事を許された絶景が広がっていると言う。(ガイド談)

我々は見たかった。その絶景を見たかった。同行したメンバーの一人は吐き気に襲われ、また一人は膝の痛みに悶絶し、そして疲れを知らずの初っ端からはしゃいでいる元気な山ガール。
それでも足場の悪いジグザクなルートを辿り、我々一行は登頂に成功したのだ!

山頂は意外と狭く、30分程の休憩を許された。
晴天の中、360度の絶景を堪能した。滝上町の鮮やかなピンク色の芝桜も見えた。雪渓が彩るこの日だけにしか見れない山肌。前天塩岳から続くルートとそれを辿る登山者の姿。
これらを眼にして私の中で何かが変わった。

山頂で食べる昼食は格別でコンビニのおにぎりが何倍も美味く感じた。
同行メンバーの山ガールのRとPはグッタリと横になり、食事も受け付けない様子だが、山ガールNは一人で元気。

登山は下りが大変というが、気にせずドカドカと下っていると・・・
膝をやってしまった。
激痛で動けない程ではないが、急坂を下る際は流石に堪えた。

一時はどうなる事かと心配した山ガール達も無事に下山し、登りきった喜びを噛みしめているようだった。
最後に主催者側から記念品の写真とドリンクを貰い一気飲み。
これほど美味いポカリは過去にはない。
記念写真も良い思い出になりそうだ。

この日以来、登山の事しか頭にない私が生まれた。

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