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Yamareco

記録ID: 258433
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

安達太良山 (奥岳温泉からピストン) 【くろがね小屋湯治旅?】

2013年01月04日(金) 〜 2013年01月05日(土)
 - 拍手
GPS
29:45
距離
11.0km
登り
774m
下り
759m

コースタイム

1/4: 9:30あだたら高原スキー場 - 10:10馬車道旧道分岐 - 10:50八ノ字 - 11:05勢至平 - 11:25勢至平分岐 - 12:10くろがね小屋

1/5: 8:25くろがね小屋 - 9:15峰ノ辻 - 9:55峰ノ辻入口 - 10:10安達太良山頂 - 10:30峰ノ辻入口 - 10:55〜11:05峰ノ辻 - 11:30〜12:45くろがね小屋 - 13:15勢至平分岐 - 13:40八ノ字 - 14:15あだたら高原スキー場
天候 1/4: 曇り+強風
安達太良高原スキー場:-5℃
くろがね小屋:-13℃

1/5: 晴れ
くろがね小屋:-8℃
安達太良山頂:-10℃
くろがね小屋:-8℃
安達太良高原スキー場:-3℃
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
往路:
郡山7:35 → 7:59二本松
(JR)
二本松8:05 → 8:35安達太良高原スキー場
(昭和タクシー, 5,160円, Tel: 0243-22-1155)

復路:
安達太良高原スキー場 → 二本松
※くろがね小屋でご一緒させて頂いた方に駅まで送って頂きました。
この場をお借りして、御礼申し上げます。

二本松16:21 → 16:45郡山
(JR)
コース状況/
危険箇所等
○登山ポスト
安達太良高原スキー場のスキースクールオフィス脇にあり。

○トイレ
安達太良高原スキー場、くろがね小屋にあり。

○更衣室
安達太良高原スキー場のスキー・スノボレンタルオフィスの脇にあり。
Tel 0243-24-2141
http://www.adatara-resort.com/ski/

○宿泊・温泉
くろがね小屋
http://www.tif.ne.jp/soumu/kurogane.htm
TEL:090-8780-0302
一泊 6,450円
日帰り入浴料 400円
冬季燃料代 200円

○道の状況
注: 天候により状況は常に変化します。参考程度に留めて下さい。

・安達太良高原スキー場〜八ノ字
樹林帯の歩き、馬車道(林道)、旧道ともに道が明確で、道迷いの心配なし。
危険箇所もなし。

・八ノ字〜くろがね小屋
風が強く、前日降った雪が地吹雪になってトレースを消していたが、くろがね小屋までの道は明確。
加えて、赤リボンが処々に付けられているので、道迷いの危険は少ない。
勢至平を過ぎると、道がトラバース気味になるので踏み抜きに注意。
それ以外は、危険箇所なし。

・くろがね小屋〜安達太良山頂
1日目は、地吹雪で視界が悪い上、トレースが消滅する悪条件のため、多くの方は小屋に停滞。
何名かは山頂アタックされていたが、途中で撤退されていた。

2日は、くろがね小屋出立が遅かったため、先行者のトレースがしっかり、残っており道迷いの危険はなく、安心して歩けた。
しかし、早朝出立した方の話を聞くと、視界が完全に晴れず、ノートレースで緊張されたとのこと。

峰ノ辻付近は凍結しているが、斜面での凍結箇所は殆どなく、危険箇所はないが、雪の斜面をトラバースする場合は、バランスに注意したい。

※今回の行程は急斜面での凍結もなく、全行程スノーシューで歩けた。
ただし、天候の状況により、視界、トレースがなくなるため、慎重な行動が必要。
あだたら高原スキー場
本日は曇りで山頂が見えません
あだたら高原スキー場
本日は曇りで山頂が見えません
スキー場の右側を進むと、登山道への標示があり
スキー場の右側を進むと、登山道への標示があり
登山口へ
はじめは、林道
烏川橋を超えて進みます
烏川橋を超えて進みます
雪はそれほど深くありませんので、登山靴だけでも進めますが、スノーシューの方が快適です
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雪はそれほど深くありませんので、登山靴だけでも進めますが、スノーシューの方が快適です
馬車道を外れて、旧道へ
馬車道を外れて、旧道へ
幅の狭い樹林帯の道
幅の狭い樹林帯の道
時折、木々の合間がありますが、曇りで何も見えません
時折、木々の合間がありますが、曇りで何も見えません
八ノ字を過ぎると、樹木の丈が低くなり、風が強くなりました
八ノ字を過ぎると、樹木の丈が低くなり、風が強くなりました
勢至平の標示が埋もれています。
ここらあたりから、時折、トレースがなくなりますが、幅広の道なので判りやすいです
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勢至平の標示が埋もれています。
ここらあたりから、時折、トレースがなくなりますが、幅広の道なので判りやすいです
勢至平分岐を経て、
勢至平分岐を経て、
トラバース気味の狭い道を過ぎると、
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トラバース気味の狭い道を過ぎると、
馬の背カールに出ます
馬の背カールに出ます
ほっとしました
相変わらず、視界とトレースがないので
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相変わらず、視界とトレースがないので
諦めて、風呂にします
ヒマなので3回入りました
ただの湯治客です
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諦めて、風呂にします
ヒマなので3回入りました
ただの湯治客です
くろがね小屋は、中央にあるストーブと小屋番の佐藤さんが暖かい雰囲気を醸し出しています
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くろがね小屋は、中央にあるストーブと小屋番の佐藤さんが暖かい雰囲気を醸し出しています
夜も趣のあります
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夜も趣のあります
東の空は晴れ
西の空は曇りですが、昨日より風が穏やかです
西の空は曇りですが、昨日より風が穏やかです
登り始めると、西の空にも、時折、青空が見え始め
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登り始めると、西の空にも、時折、青空が見え始め
矢筈森方面も見えてきました
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矢筈森方面も見えてきました
鉄山からの尾根筋
紺碧の空がとても気持ち良い
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鉄山からの尾根筋
紺碧の空がとても気持ち良い
湯川渓谷方面も眺め良し
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湯川渓谷方面も眺め良し
今日は、トレースがよくわかります
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今日は、トレースがよくわかります
峰ノ辻に向かってトラバース
雪が締まっていて、歩きやすい
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峰ノ辻に向かってトラバース
雪が締まっていて、歩きやすい
東に晴れた空
西に矢筈森を見ながら
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西に矢筈森を見ながら
峰ノ辻に到着
歩いてきた道
あだたら山頂へ向かいます
まず、牛の背カールに下ります
あだたら山頂へ向かいます
まず、牛の背カールに下ります
ここにかわいいハイマツの実や
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ここにかわいいハイマツの実や
珊瑚になったハイマツ
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珊瑚になったハイマツ
牛の背カールから上って、
牛の背カールから上って、
山頂を目指します
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山頂を目指します
斜面には小さい樹氷がびっしりとついています
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斜面には小さい樹氷がびっしりとついています
山頂へ向かうこの登りも気持ち良いです
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山頂へ向かうこの登りも気持ち良いです
薬師岳からの尾根道に合流
薬師岳からの尾根道に合流
山頂が見えました
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山頂が見えました
突然、雲ひとつない紺碧の空
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突然、雲ひとつない紺碧の空
海中の珊瑚
頂上に到着
歩いてきた道
鉄山方面
西側は雲が湧き上がって、磐梯山、飯豊山などの眺めがありません
西側は雲が湧き上がって、磐梯山、飯豊山などの眺めがありません
こちらは、和尚山方面
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こちらは、和尚山方面
牛の背分岐まで行こうかと思いましたが、風が強そうなので、やめて、
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牛の背分岐まで行こうかと思いましたが、風が強そうなので、やめて、
来た道を戻ります
来た道を戻ります
東側は眺めが良いです
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東側は眺めが良いです
峰の辻に戻りました
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峰の辻に戻りました
ここの眺めも良くなっています
ここの眺めも良くなっています
さっきは見えなかった山頂もはっきりと
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さっきは見えなかった山頂もはっきりと
人が登っているのが判ります
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人が登っているのが判ります
峰ノ辻から篭山、勢至平方面
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峰ノ辻から篭山、勢至平方面
くろがね小屋に戻ります
くろがね小屋に戻ります
今日は、飛行機雲をたくさん見ました
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今日は、飛行機雲をたくさん見ました
馬の背カールに下りてきました
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馬の背カールに下りてきました
篭山の斜面に樹氷がいっぱいついています
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篭山の斜面に樹氷がいっぱいついています
くろがね小屋に到着
くろがね小屋に到着
すっかり
青空です
昼食を摂り、くろがね小屋を後にして、
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昼食を摂り、くろがね小屋を後にして、
勢至平に向かいます
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勢至平に向かいます
名残惜しいですが、
名残惜しいですが、
帰り道は、行きに見られなかった
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帰り道は、行きに見られなかった
景色を堪能
勢至平からあだたら山が見えたんですね
勢至平からあだたら山が見えたんですね
とても気持ち良い
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とても気持ち良い
八ノ字を過ぎて
昨日は何も見えませんでしたが、今日は、ゴンドラ山頂駅からあだたら山頂までの尾根がはっきり見えます
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昨日は何も見えませんでしたが、今日は、ゴンドラ山頂駅からあだたら山頂までの尾根がはっきり見えます
樹林帯に入ります
樹林帯に入ります
この日は、樹林帯の中でも青空が見られます
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この日は、樹林帯の中でも青空が見られます
凍った渓流にかかる
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凍った渓流にかかる
烏川橋を渡り
あだたら高原スキー場に戻ってきました
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あだたら高原スキー場に戻ってきました

感想

○感想

今回の山行の計画に当たり、dai-majinさん、s3214さん/Maieさんの昨年の山行レコを参考にさせて頂きました。この場をお借りして御礼申し上げます。

山行を計画したきっかけは、昨年10月のくろがね小屋訪問した際、小屋番の佐藤さんに、積雪期の登山について説明頂いたこと。これにより、くろがね小屋訪問と安達太良山登山の意欲が高まり、今回の山行となりました。

1月4日、天候が回復すると思っていましたが、生憎の曇り。ゲレンデで山頂の様子を聞くも、強風であだたらエクスプレス(ゴンドラ)を止めるかもしれないとのこと。とりあえず、くろがね小屋まで行き、様子次第で山頂に行くかどうか決めることとしました。
安達太良高原スキー場から八ノ字までは、樹林帯の中。眺めを望むことができませんが、風の影響もなく、道も明確で、のんびりと雪上歩行を楽しむことができました。しかし、八ノ字からは、樹木の丈が低くなり、モロに風を受けます。歩行に支障を来たす様な強い風ではありませんが、地吹雪のため、トレースがすぐに掻き消されます。幸いなことに、八ノ字からくろがね小屋まで道は幅があり、赤リボンが設置されているので迷うことはありませんでした。ただ、やっぱり、冷たいです。地吹雪の中を焼く約1時間歩行し、くろがね小屋に到着し、石炭ストーブであったまりました。

安達太良山頂から帰還される方々によれば、視界が悪く、ノートレースとのこと。山頂を諦めて、撤退された方々も。「こりゃ、私の技量では、ムリ!」と判断して、明日に期待して早々に温泉へ。入浴後は、ビール、ウイスキーを飲んで昼寝してまったり。夕食前、就寝前にも入浴し、完全な湯治客と化した私でした。

1月5日の朝は昨日より風が穏やかで、視界もある。また、予報によれば、夕方に向けて天候がどんどん良くなるとのこと。状態が良くなるのを待ち、スノーシューを装着して、くろがね小屋を出発。歩いていくうちに視界が広くなり、峰ノ辻では、福島市の方向が見渡せるようになりました。さらに山頂に向かって、トラバースを進むにつれて、山頂が姿を見せ始め、到着すると、抜けるような青空。
山頂では、磐梯山、飯豊山のある西側の眺めを見ることができませんでしたが鉄山から和尚山にかけた稜線、東側の眺めをきれいに見ることができました。

山頂からくろがね小屋、さらに勢至平と下るに連れ、天候がどんどん良くなり、昨日視界の無かった勢至平から、安達太良山、鉄山の稜線がきれいに見えるようになりました。下りるのがもったいない・・・と後ろ髪を引かれながら、あだたら高原スキー場に下山。帰路に就きました。

久々の雪山ハイク。カミさんには初めてのスノーシューでの雪山登山でした。初日は「くろがね温泉で湯治だけか?」と諦めかけましたが、翌日は青空の元、山頂を踏めて、良い2013年山行のスタートを切ることができました。

アクセスのところでも記しましたが、くろがね小屋でご一緒させて頂いた方に二本松駅までお送り頂きました。寒い思いをしてバス、タクシーを待たず、時間を節約することができました。この場をお借りして感謝申し上げます。

また、くろがね小屋でご一緒させて頂いた皆様、小屋番の佐藤さんのお陰で、楽しいひと時をすごすことができました。どうもありがとうございました。


末筆になりましたが、本年の皆様の健康と安全な山行をお祈り申し上げます。
今年も宜しくお願い致します。

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コメント

こんばんは
tackerq様、遅くなりましたが本年もよろしくお願いします。

2日目もただの湯治客にならずに良かったですね(笑
和尚山の写真が見事です
夏道が見えてますので牛ノ背ではなく和尚山に行こうとするだろうな、と思いながら拝見しました。
2013/1/8 23:57
こちらこそ、宜しくお願い致します。
1955様、毎度のお越し、ありがとうございます。

一日目の夜は、結構お酒を頂戴しまして、天候も天候でしたので、「もう明日も風呂入って帰るだけでもいいや!」と思っていましたので、上れてラッキーという気分でした。

山頂に着いたときは、紺碧の空だったのですが、はしゃいでいるうち、あっという間に雲に覆われました。
よって、きれいに撮れたのは、和尚山の方面だけです。

暫し、晴れるのを待っていたのですが、時刻が気になり、下山。 峰の辻を過ぎると山頂がピーカンに。
こんなもんですね。
けど、1日目の状態を考えると、山頂 を踏めただけでも良かったです。
2013/1/9 23:54
プロフィール画像
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