竜ヶ岳 (金山尾根から遠足尾根旧道へ)

- GPS
- 08:06
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,113m
- 下り
- 1,104m
コースタイム
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
落合橋駐車場:約10台、無料 宇賀渓駐車場を利用しない場合は、1人につき200円の入山料(?)が必要らしい。 R306の石榑北交差点からR421(八風街道)に入り、約3.5km西進する。 落合橋を過ぎると、すぐ左に落合橋P。 更に約100m進み、右に入って行くと宇賀渓Pに着く。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
林道はうっすら白くなるくらいの積雪。 一部凍結あり。 金山尾根は、取り付きから積雪あり。10〜30cmくらいか。トレースはあるが、一部不明瞭。 積雪は、クラ近辺で約30cm、山頂付近約20cm。 遠足尾根新道〜山頂には、踏み固められた幅広のトレースあり。 遠足尾根は、ほとんど夏道に残った雪の上しか辿れない。 雪が少なく、ワカン、スノーシューは不適で、アイゼン、ツボ足歩行となる。 遠足尾根旧道は、10cmくらいの積雪。 尾根末端の林道に下りるルートが分かりにくい。 急斜面で足場も悪く落石を起こす危険あり。 この急斜面を考えると、この旧道はあまり勧められない。 |
写真
感想
正月休みの最後は、竜ヶ岳とした。
天気予報では、北の方が悪かったので、雪を期待しつつ、出来るだけ南を目指した計画だった。
朝、落合橋に着くと、予想に反して、一台の車も駐まっていなかった。
不安を感じつつ、有料駐車場へと向かった。
こちらも数台駐まっているだけだった。
士気が上がらないまま、とりあえずおにぎりを口に運んだ。
この時は、まだ、駐車場から見る竜の上には、青空があった。
少し後に着いた中年夫婦は、すぐ出発して行った。
その後ろ姿を見送りながら、せかされるように準備をした。
こんな時は、何か歯車がかみ合わないものだ。
林道をしばらく歩いたところで、スパッツをしていないことに気付いた。
なんてこった。
雪山に行くのにスパッツを忘れるなんて。
一瞬、このまま行こうかと思ってみたが、どう考えても靴に雪が入る。
気持ちを落ち着かせて、仕方なく車まで戻った。
取りに戻ったせいで、いいこともあった。
新道入口に着いた時、後から追いついてきた人がいた。
長靴姿で、いかにも山慣れした感じの人だった。
挨拶し、少し話をしたら、思い出した。
Nさんの捜索の時にお世話になった岳連の人だ。
通行禁止になっているホタガ谷コースを調査に来たとのこと。
軽快な足取りで、ホタガ谷コースに入っていった。
金山尾根には、二人の先行者の足跡があった。
途中、アイゼンを着けたり、スノーシューを履いたりしていた。
雪が少なかったので、いろいろ苦心したようだ。
二人は、P900を過ぎた所で休んでいた。
途中からガスって来て、もう山頂は見えなくなっていた。
この先どうするか思案しているようだった。
山頂まで行くことを告げ、そこから僕が先行した。
稜線に出て、遠足尾根からのコースに出ると、しっかりしたトレースがあった。
ガスってはいるが、風はそれほどでもない。
樹林帯に入り、風を避け昼食休憩をとった。
ここの名物の樹氷は、残念ながら、さっぱりだった。
休憩していると、コースから話し声が聞こえてきた。
遠足尾根新道からピストンの人たちのようだった。
休憩後、コースに戻り、山頂を目指した。
途中、二人連れが下りてきた。
さっき金山尾根で会った人たちだった。
途中撤退せず、登ってきたようだ。
何だか少し嬉しかった。
聞くと、山頂にはもう誰もいないと言う。
「それじゃ、山頂独り占めだね」などと苦笑いしながら言ってみた。
山頂は、やっぱり誰もいなかった。
風を避けて中道の方に少し下りてみた。
薄く積もった雪の下は、ガチガチの氷の斜面だった。
クラまで戻り、一息ついた後、遠足尾根を目指した。
途中、ホタガ谷分岐では、谷の方から登ってきた足跡があった。
無事、ここまで登られたようだった。
遠足尾根は、上部こそ、雪はそこそこあったが、すぐに笹原の中の雪道になった。
夏道が白い雪の道になっていて、そこしか歩けない。
広い遠足尾根も、これでは全く面白味がない。
竜が混み合うのは、やっぱり遠足尾根が白くなってからだろう。
もう誰もいなくなった遠足尾根を辿ると、もう一つの「なんてこった」が待っていた。
今回は、大日向の旧道を通り、遠足尾根の末端まで行く計画だった。
ところが、青川分岐を大日向分岐と勘違いしてしまい、青川の方に下ってしまった。
標高700mまで下った時点で間違ったことに気付いた。
なんてこった。
分岐を間違うなんて。
すぐに登り返して青川分岐まで戻り、新道分岐へと向かった。
勘違いしたのは、青川分岐までが新道だと思っていたからだ。
そこで遠足尾根に乗るものと勘違いしていたのだ。
新道分岐からは、遠足尾根を末端まで順調に下った。
旧道には、1人の足跡があった。
長靴の足跡だった。
あの人もここを下ったようだ。
最後の急降下を何とか下ると、無事林道に着地した。
駐車場では、管理人さんが心配して待っていてくれた。
2つの「なんてこった」の分、予定時刻より遅れてしまった。
登山届は、最後の一枚だけになっていた。
管理人さん、心配をおかけして申し訳ありませんでした。
こんな具合で、今回の竜ヶ岳は、何かと反省点の多い山行になってしまった。
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