奥大日岳-剱岳-別山-真砂岳-富士ノ折立-大汝山-雄山-龍王岳-浄土山-弥陀ヶ原【雷鳥沢ベースに剱・立山を周遊】
富山県
Kazu405
moricoco
体力度について
- GPS
- 64:54
- 距離
- 59.0km
- 登り
- 5,004m
- 下り
- 5,504m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 5:44
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 3:52
- 合計
- 11:21
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 3:26
- 合計
- 10:32
- 山行
- 3:13
- 休憩
- 2:55
- 合計
- 6:08
| 天候 | 9/27(日)雨時々土砂降り（麓） 9/28(月)ガスのち快晴時々ガス 9/29(火)晴れ 9/30(水)快晴→ガス 10/1(木)晴れ時々ガス 10/2(金)快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
▼立山駅駐車場 ・9/28(月)は平日でしたので一番近い駐車場に停めることができました ・5時40分到着時で4割ほどの駐車率 ・10/2(金)13時頃下山時で満車。区画外駐車も多く、出られない車もいるのでは？と思う停め方をしている車も https://www.alpen-route.com/access_new/access/parking.html ▼立山黒部アルペンルート ・立山駅から室堂までは往復で4940円。往復券は5日以内有効 ・本日（9/28(月)）の始発は7時40分。チケットは7時に販売開始しました https://www.alpen-route.com/access_new/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆道の状況 （1日目） ▼室堂⇄雷鳥沢キャンプ場 ・かなり下ります。帰りは登るということ ▼雷鳥沢キャンプ場⇄奥大日岳 ・大きなピークが2つ。アップダウン結構キツかった ・危険箇所はありません （2日目） ▼雷鳥沢キャンプ場⇄剱御前小舎 ・延々と登り（下り）ます ▼剱御前小舎⇄剣山荘 ・剱沢キャンプ場まで大きく下り（登り）ます。危険箇所はありません ▼剣山荘⇄剱岳 ・すぐに鎖場があり、登り下りトータルで13箇所。どれも整備されており、慎重に行けばさほど危険ではありません ・前剱への登り下りと有名なカニのたてばい（登り）・カニのよこばい（下り）は注意。特にカニのよこばいは一歩を踏み出す勇気が必要 （3日目） ▼雷鳥沢キャンプ場→剱御前小屋 ・雷鳥坂ではなく、奥大日方面からの巻く道を選択。展望抜群なので、急いでいる時は雷鳥坂推奨 ▼剱御前小舎→別山→真砂岳→富士ノ折立→大汝山→雄山→一ノ越 ・アップダウン多し。特に富士ノ折立への登りは落石にも注意 ・雄山から一ノ越への下りは登り下りでルートが分けられていました（恐らく今年から？） ▼一ノ越→龍王岳→浄土山→雷鳥沢キャンプ場 ・龍王岳は地図上のルートはありませんが普通の登山道です ・浄土山からの下りは大岩が連続した急坂。転ぶと大怪我しますのでご注意を （4日目） ・雷鳥沢キャンプ場から室堂までの登りは誰もが疲弊するルート。お気を付けください （5日目） ・室堂から弥陀ヶ原まで歩いてみました。序盤と終盤は木道ルート。朝方はこれからの季節確実に霜が降りているので滑ります。ですが、絶妙な滑り止めがついているのでそこを踏めば安心 ・一ノ谷への下りは鎖場となります。個人的にはカニのよこばいよりも大変だった ◆登山ポスト 室堂で提出を求められます |
| その他周辺情報 | ◆登山後の温泉 ※雷鳥ヒュッテ、雷鳥荘ともに外来入浴を制限しています。10/1以降は相当の混雑が予想されるとのことで、さらに制限がかかる可能性があります ♨雷鳥沢ヒュッテ ・9/28〜30で3連チャン外来入浴 ・今年は15時半最終受付で16時退館。人数制限をしているため、たとえ並んでいたとしても15時半までに受付が回ってこないと入ることができません ・700円で内湯と半露天に入れます。内湯は普通の引湯で無色透明。半露天は正に地獄谷のようなカラーですが、60℃くらいあり水で薄め続けましたが入ることができませんでした https://www.raichozawa.net ♨らいちょう温泉雷鳥荘（10/1宿泊） ・旅館と遜色無いレベルの綺麗な脱衣所・浴室。白濁の硫黄泉は最高でした ・外来入浴ですが、今年は15時最終受付とのこと http://www.raichoso.com ♨みくりが池温泉 ・今年は日帰り入浴はやっていません http://www.mikuri.com ♨野の花山荘（10/2宿泊） ・立山からはかなり離れますが、新穂高温泉にある秘湯の宿 ・日帰り入浴もやっています。宿泊者限定の露天風呂あり http://nono87.jp/ ◆飲食店 ▼ドライブイン金龍（9/27） ・大岩山日石寺の有名なそうめんの名店 ・路駐がかなり凄かったのでビビりましたが、9/27(日)12時で待たずに入れました http://www.soumen-kinryu.com ▼番やのすし 大沢野店（9/27） ・氷見港直送の新鮮な魚が楽しめます http://www.banyanosushi.jp/menu/ ▼レストラン立山（10/1） ・名物の白海老唐揚げ丼や黒部ダムシフォンケーキを食べることができます ・営業時間は食事（10時〜13時半）・カフェ（〜15時） https://h-tateyama.alpen-route.co.jp/terminal/restaurant.php ▼みくりが池温泉（10/1.2） ・充実したメニュー。館内でもテラスでも軽食をとることができます http://www.mikuri.com ▼サンダーバード（10/2） ・立山駅から12km手前にあるコンビニ。普通のコンビニではありません。是非一度入ってみてください。オリジナル商品がとてもユニーク ・以下のサイトが詳しい https://www.google.co.jp/amp/s/www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/oishiisekai/18-00230%3famp=1 ◆宿泊施設 ▼立山国際ホテル（9/27前泊） ・立山駅から車で5分。場所的に前泊には良い宿ではありますが、老朽化が進んでいます。部屋等も綺麗とはとても言い難い http://www.tatekoku.com ▼雷鳥沢キャンプ場（9/28〜30） ・初日(9/28)は90張くらいだったでしょうか。シルバーウィークは「前代未聞の張数」だったようですが、平日で90張は混んでいる方とのこと ・アップ遅くなり申し訳ありませんが、今週末（10/3.4）は立山・扇沢駐車場、アルペンルート及びテン場共に相当の覚悟が必要かと思います ・1人1泊500円。2泊以上は1000円（10泊しても1000円）。2人で3泊したので2000円 ・キャンプ場受付に売店はありません ・トイレあり（水洗・ペーパーあり）。水場あり（要煮沸） https://www.info-toyama.com/s/spot/31029/ ▼らいちょう温泉 雷鳥荘（10/1） ・立山最終日に宿泊。部屋・食事・温泉ともに旅館と遜色無いレベル。温泉は当然最高級 http://www.raichoso.com/index.html ▼野の花山荘（10/2後泊） ・立山からはかなり離れますが、新穂高温泉にある秘湯の宿。錫杖岳の展望が良い ・日帰り入浴もやっています。宿泊者限定の露天風呂あり ・食事はこれまで泊まった秘湯の宿の中でも最上級クラスでした。女将をはじめ、スタッフが皆素晴らしかった http://nono87.jp ◆観光地 ▼大岩山 日石寺（9/27） ・立山・剱における山岳宗教の行場として興り、岩盤に彫られた不動明王には圧倒されます ・剱・立山に登られたなら、素麺と合わせて是非とも訪れたい http://ooiwasan.com/home.html ▼雄山神社 芦峅中宮 祈祷殿（10/2） ・雄山に登られたなら是非とも参拝されたい http://www.oyamajinja.org ▼福地温泉朝市（10/3） https://www.okuhida-asaichi.jp |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
素麺の名店です
夏場は混みそうです
立山駅から10分弱の距離にあり、前泊には最適なロケーションです
※日帰り入浴については前述
足場はしっかりしており問題ありません
でも渋滞していたら焦って危険だろうなと感じました
富士ノ折立・大汝山・雄山
その後ろには槍ヶ岳・水晶岳
事故かな？と思いましたが、この後の山頂での神事を撮影するためのヘリだったようです
剱澤小屋に物凄くカッコイイバッジがありましたが売り切れでした
9/30本日は別山から雄山までを時計回りに周回します
雷鳥坂ではなく新室堂乗越経由で剱御前小舎まで登ります
朝焼けに浮かぶ薬師岳
6
本日は別山から雄山までを時計回りに周回します
雷鳥坂ではなく新室堂乗越経由で剱御前小舎まで登ります
朝焼けに浮かぶ薬師岳
地図上はルートはありませんが、普通に登れます
憧れの五色ヶ原を臨む
来年こそは、、、
大変素晴らしい山ですが、室堂への下りは甘く見てはいけない
朝方は雨のためテント内で寝続ける
10時前に撤収して、本日宿泊の雷鳥荘に移動します
とても広くて綺麗な部屋です
いやいや、十分素晴らしいでしょ！
もうひとつ、立山の地下水を汲み上げた温泉もあります（無色透明）
ここに荷物をデポし、本日は弥陀ヶ原まで歩くことにします
とても美味かった
普通には歩けませんが、、、
これまでの木道歩きとは天と地の差
整備された北アルプスから、東北の破線ルートに突如変わった感じ
満車です
日帰りの方も多いと思いますが、明日（10/3.4）は車中泊しないと停められないかと思われます
今年も雄山山頂社務所（今年は既に閉鎖）の宮司さんにご挨拶に、雄山神社 芦峅中宮 祈願殿へ今年も楽しいお話を聞かせていただきました
4
今年も楽しいお話を聞かせていただきました
魅力的な商品が山ほどありますので是非！
朝5時からやっているそうです
久々の秘湯の会加盟宿です
夜は動物が来るからやめた方がいいとか
初めて見ましたが確かにこれは旨かった
リピートしたい宿となりました
林檎がたくさん出てきています
感想
例年通りシルバーウィークを避けての遅い夏休み。
直前まで悩んだ挙句、やはり今年は情勢を鑑みテント主体にしようということになり、雷鳥沢キャンプ場をベースに剱・立山を周遊することに。
テント泊は2018年8月の白山以来、実に2年振り。
しかも事前にテントを広げることもしなかったため、テントが加水分解でボロボロになっていないか、腐って溶けていないか心配でしたが、シームテープが若干剥がれているくらいで問題なく使用できました。
雷鳥沢に3泊して、初日に奥大日岳ピストン、2日目に剱岳ピストン、3日目に別山・雄山・浄土山周回、4日目は雷鳥荘に泊まり余韻に浸る、5日目は弥陀ヶ原まで歩いてバスで室堂に戻る、という夢のようなルートです。
初日は立山駅からのアルペンルートで室堂へ。
自宅からだと扇沢の方が断然近いのですが、なんとなく富山側からの方が気分的に好きなのでこちらを選択することが増えています。
雷鳥沢キャンプ場にテントを設営し、早速奥大日岳へ。
思った以上のアップダウンに初日からバテてしまいましたが、久しぶりの山頂からの大展望に歓喜。やっぱり北アルプスはいいね。
2日目は未踏の剱岳に遂に挑戦です。
雷鳥沢からのピストンとなるため4時前に出発。
剱御前小舎に登り詰めると、トワイライトに浮かぶ剱岳の威容が。
遂にあの山に登る日が来たのかー、と登る前から感慨深くなる。
それぞれに番号の振られた鎖場を8箇所こなし、遂に有名なカニのたてばいへ。
足場はバッチリでしっかりと落ち着いて歩けば問題ありませんでしたが、大渋滞の時などで焦ってしまうと危険かもしれませんね。
タテバイで終わりと思いきや、その後も急登が続き、久々の岩稜帯歩きにバテる。
そして遂に山頂の祠が！360度の大絶景に歓喜。
長かった都外移動禁止期間があっただけに、この展望は感涙ものでした。しかも憧れの山で。
カニのよこばいやら前剱への登り返しなどでヘトヘトになりながら、なんとか温泉にも入ることができ、文句無しの、最高の一日となりました。
3日目は別山から雄山・龍王岳・浄土山へ、時計回りに周回です。
剱ピストンで多少膝にダメージがありましたが、この周回コースは大好きなルート。
周回は4度目かと思いますが、今回は奥大日岳・剱岳に登っているだけに、いつも以上に展望を楽しみながらじっくり歩きました。
大汝山では素敵な出会いもあり、天気も手伝い、話す方々皆が楽しそう。
大好きな龍王岳にも登り、雷鳥にも出逢え、温泉にも入ることができ、最高の一日となりました。
4日目は剱・立山の打ち上げとして、「らいちょう温泉雷鳥荘」に宿泊。
部屋の掃除が終了しており早目にチェックインすることができ、軽装で室堂を散策。
まずはレストラン立山で豪華に白海老唐揚げ丼と黒部ダムシフォンケーキを、みくりが池温泉で閻魔様のホットピザを食し、雷鳥探しへ。
立山に30年通っているというプロの方に教えてもらいながら、遠くではありますが、計10羽を見ることができました。
雷鳥荘に戻り素晴らしい温泉と食事を堪能しゆっくり休みます。
5日目はまだ歩いたことのない弥陀ヶ原まだ散策へ。
室堂から天狗平までのルートでは剱岳の展望が実に素晴らしい。
ガキ田の池塘群も山上湿原としては最上位レベルの絶景。
一ノ谷の鎖場は想定以上に険しく、東北とか会津の破線ルートに相当し、一度鎖から落ちて負傷してしまいましたが、それを過ぎると弥陀ヶ原の絶景が待っていました。
バスで室堂まで戻り、今回の剱・立山周遊も終了。
長いようであっという間の4泊5日でした。
最後に。
今回の山旅で出逢い、お話しさせていただいた人々、皆様とても魅力的な方々でした。
山という場で出逢えたことに心より感謝。
長大なレコにお付き合いいただき有難うございました。
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