激風八ヶ岳 阿弥陀岳→赤岳→横岳→硫黄岳 欲張り一筆書き縦走


- GPS
- 13:43
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,948m
- 下り
- 1,931m
コースタイム
→赤岳13:00(1時間55分 休憩分25分オーバー)
→横岳15:15(2時間15分 ありえない遅さ)
→硫黄岳16:25(1時間10分 強風だから良しとするか)
→美濃戸口19:30(理想的な時間より2時間超、登山届より30分早いだけ)
天候 | 晴れ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新雪のため滑りにくく、美濃戸までの道路は四駆であれば余裕で行けそうだが、駐車場の空きは不明。その前に美濃戸口直前の坂が登れないFF車もおり、車の性能もシビアに求められる。 連休中日なので登山道のトレースはバッチシ。ワカンは使いませんでした。 晴天でしたが、激風のため危険度が高く、結果的に遭難しても救助できない陽気でした。 |
写真
感想
仕事の調整がついたので、なんとか連休が確保できた日曜日。
天気予報は晴れ。風も穏やかそう。意を決して静岡を2時に出発します。
美濃戸口に付いたのは5時半頃。駐車場はほぼ一杯です。さすが三連休の中日。
今回はここから御小屋尾根ルートという静かなルートを選択します。
ラッセルに備えワカンを持って行きましたが、トレースばっちり。使いませんでした。
誰にも会わず摩利支天を進みます。森林限界を超えると準アイスバーンになり、アイゼンが効いて登りやすいです。富士山慣れしているので斜面の恐怖感はないですね。
それにしても絶景。このルートは素晴らしいです。
阿弥陀岳山頂には予定通りの時間で到達。強風が吹いており寒いので、山頂直下の日だまりで昼食と思いましたが、先客がいっぱい居たので諦めます。しかし人の多いこと。銀座だな。
阿弥陀岳東側の急坂はハシゴも埋もれており、滑るようにして下って行きます。富士山慣れしているので恐怖感がないです。登りは遅いけど下りだけは早いんだよな。
中岳付近は風の通り道になっており横風がきついです。コンタクトレンズが飛ばされそうになったので、ゴーグルに替えて一安心。日だまりを見つけて昼食とします。
しかし風が強く赤岳がゴーゴー唸っている。この風は富士山なら撤退級です。
休憩しながら戦略を練ります。
でも時間は予定通りだし、雲も取れてきたので赤岳山頂を目指します。
かなりの強風にも関わらず、練習で来たパーティーがたくさん降りてきます。渋滞に悩まされながらも、なんとか山頂に到達。
ここも強風がきついです。
これから先の横岳〜硫黄岳が誘っていますが、断念した方がよい風。
お地蔵さんの前で最後に悩み、いざ鎌倉へ。
横岳。それは予想以上に厳しい行程でした。
すでに登る体力がほとんど無いのに、アップダウンの激しいこと。
みんなが嫌うトラバースや鎖場の数々。
そこに加えて強風が吹き付けています。
もはや誰もいない孤独な時間になってきました。ここで倒れたら誰も救助に来ないだろうなという風。気力で乗り切るしかありません。
ようやく横岳をクリアして硫黄岳に入ります。
鼻歌が出そうな、なだらかな斜面。
ところが激風が襲います。これは台風じゃないか。
困ったら4本足のうぱモードでと覚悟を決めます。ここをクリアしないと美濃戸口に帰れない。
それでも全体重をかけ、時折よろめきながらも、滑落の心配がないだけに気合いで硫黄岳もクリア。
あとは下るだけ!
しかし赤岩の頭の下り。
なんですか、この雪崩そうなヤバイコースは。
一体みんなどうやって登ってくるの?
そんなヤバイ下りを黙々と。
赤岳鉱泉で赤岳以来の人の気配。すごいテントの数々。
赤岳鉱泉を過ぎ、北沢をトボトボ歩く。日が沈み誰もいない。
美濃戸口に着いたのは19時半。予定より30分早かったものの、一般的ではないですね。
本日の実行動時間13時間、歩数計は39,000歩。富士山よりきつい印象です。
http://upa114.blog.fc2.com/
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