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Yamareco

記録ID: 269008
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

激風八ヶ岳 阿弥陀岳→赤岳→横岳→硫黄岳 欲張り一筆書き縦走

2013年02月10日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
13:43
距離
19.7km
登り
1,948m
下り
1,931m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

美濃戸口5:50→御小屋尾根ルート→阿弥陀岳11:05(5時間15分 ほぼ予定通り)
→赤岳13:00(1時間55分 休憩分25分オーバー)
→横岳15:15(2時間15分 ありえない遅さ)
→硫黄岳16:25(1時間10分 強風だから良しとするか)
→美濃戸口19:30(理想的な時間より2時間超、登山届より30分早いだけ)
天候 晴れ時々くもり
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三連休の中日なので美濃戸口駐車場も早朝でほぼ一杯でした。
コース状況/
危険箇所等
新雪のため滑りにくく、美濃戸までの道路は四駆であれば余裕で行けそうだが、駐車場の空きは不明。その前に美濃戸口直前の坂が登れないFF車もおり、車の性能もシビアに求められる。
連休中日なので登山道のトレースはバッチシ。ワカンは使いませんでした。
晴天でしたが、激風のため危険度が高く、結果的に遭難しても救助できない陽気でした。
御小屋尾根への登山道
2013年02月12日 20:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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御小屋尾根への登山道
トレースあり迷わないです
2013年02月12日 20:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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トレースあり迷わないです
気持ちよいルート
2013年02月12日 20:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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2/12 20:51
気持ちよいルート
阿弥陀の雲がなかなか取れない
2013年02月12日 20:52撮影
2/12 20:52
阿弥陀の雲がなかなか取れない
これを登り切れば阿弥陀岳?
2013年02月12日 20:53撮影
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2/12 20:53
これを登り切れば阿弥陀岳?
まだまだ馬の背が続く。写真で見ると怖いね。
2013年02月12日 20:55撮影
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2/12 20:55
まだまだ馬の背が続く。写真で見ると怖いね。
これを登れば…
2013年02月12日 20:57撮影
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2/12 20:57
これを登れば…
阿弥陀岳山頂です。けっこう雪深いです。
2013年02月12日 20:58撮影
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2/12 20:58
阿弥陀岳山頂です。けっこう雪深いです。
山頂直下の日だまりは先客でいっぱい。
2013年02月12日 20:58撮影
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2/12 20:58
山頂直下の日だまりは先客でいっぱい。
みんなが嫌う東側の下り。富士山慣れしているので朝飯前。
2013年02月12日 20:59撮影
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みんなが嫌う東側の下り。富士山慣れしているので朝飯前。
ここの登りは辛そう。
2013年02月12日 20:59撮影
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2/12 20:59
ここの登りは辛そう。
中岳の細尾根は強風の通り道。富士山なら撤退級。
2013年02月12日 21:00撮影
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2/12 21:00
中岳の細尾根は強風の通り道。富士山なら撤退級。
振り返り阿弥陀岳。あまりの風にコンタクトを飛ばされそうなのでゴーグル着用。
2013年02月12日 21:00撮影
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2/12 21:00
振り返り阿弥陀岳。あまりの風にコンタクトを飛ばされそうなのでゴーグル着用。
強風でゴーゴー唸る赤岳を眺め、撤退すべきか考える。
2013年02月12日 21:02撮影
2/12 21:02
強風でゴーゴー唸る赤岳を眺め、撤退すべきか考える。
八ヶ岳は銀座。続々と上から練習パーティーが降りてきます。悪条件でも渋滞。
2013年02月12日 21:02撮影
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2/12 21:02
八ヶ岳は銀座。続々と上から練習パーティーが降りてきます。悪条件でも渋滞。
バテバテながら赤岳山頂。晴れて景色は最高。でも寒いので長居は無用。
2013年02月12日 21:03撮影
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2/12 21:03
バテバテながら赤岳山頂。晴れて景色は最高。でも寒いので長居は無用。
マイナス16度程度だが、風が強くて体感温度は遙か下。
2013年02月12日 21:04撮影
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マイナス16度程度だが、風が強くて体感温度は遙か下。
横岳〜硫黄岳に行くには時間通り。強風だけにお地蔵さんの前で悩む。
2013年02月12日 21:04撮影
2/12 21:04
横岳〜硫黄岳に行くには時間通り。強風だけにお地蔵さんの前で悩む。
キライな鉄ハシゴに加え、いったいどんなルートなのか、初挑戦の横岳。
2013年02月12日 21:05撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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2/12 21:05
キライな鉄ハシゴに加え、いったいどんなルートなのか、初挑戦の横岳。
意外と怖くないトラバースがあったり
2013年02月12日 21:05撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/12 21:05
意外と怖くないトラバースがあったり
振り返れば通ってきた阿弥陀〜赤岳
2013年02月12日 21:05撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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振り返れば通ってきた阿弥陀〜赤岳
強風が吹き付ける鎖場があったり
2013年02月12日 21:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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強風が吹き付ける鎖場があったり
このトラバースが有名なところかな。特に怖くない。
2013年02月12日 21:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/12 21:06
このトラバースが有名なところかな。特に怖くない。
富士山を見れば死亡級の風が吹いている。2週間前は天国の山頂でした。
2013年02月12日 21:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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2/12 21:06
富士山を見れば死亡級の風が吹いている。2週間前は天国の山頂でした。
一方、横岳地獄はいつまで続くのか…
2013年02月12日 21:07撮影
2/12 21:07
一方、横岳地獄はいつまで続くのか…
ようやく横岳山頂。恐ろしく時間が掛かっている。
2013年02月12日 21:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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2/12 21:08
ようやく横岳山頂。恐ろしく時間が掛かっている。
まだまだ続く鎖場。特に怖くない。
2013年02月12日 21:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2/12 21:08
まだまだ続く鎖場。特に怖くない。
このトラバースはヤバイですな。踏み固められて怖くないけど。
2013年02月12日 21:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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2/12 21:09
このトラバースはヤバイですな。踏み固められて怖くないけど。
横岳地獄が終了。なだらかな硫黄岳を見ると鼻歌が出そうです。
2013年02月12日 21:09撮影
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横岳地獄が終了。なだらかな硫黄岳を見ると鼻歌が出そうです。
写真だと穏やかですが、激風が絶えず吹いて吹き飛ばされそう。
2013年02月12日 21:09撮影
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2/12 21:09
写真だと穏やかですが、激風が絶えず吹いて吹き飛ばされそう。
海老の尻尾は強風の証し。
2013年02月12日 21:10撮影
2/12 21:10
海老の尻尾は強風の証し。
激風で硫黄岳山頂にも長居は出来ません。
2013年02月12日 21:10撮影
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2/12 21:10
激風で硫黄岳山頂にも長居は出来ません。
通ってきた縦走ルートを振り返る。激風のため横岳〜硫黄岳は誰もいない。
2013年02月12日 21:11撮影
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2/12 21:11
通ってきた縦走ルートを振り返る。激風のため横岳〜硫黄岳は誰もいない。
シュカブラが七色に輝きます。写真だと伝わらないのが残念。
2013年02月12日 21:11撮影
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2/12 21:11
シュカブラが七色に輝きます。写真だと伝わらないのが残念。
赤岩の頭の下り。みんなよくここを登ると関心。
2013年02月12日 21:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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2/12 21:12
赤岩の頭の下り。みんなよくここを登ると関心。
森林の中に入り、少し雪崩の恐怖が無くなる。
2013年02月12日 21:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2/12 21:12
森林の中に入り、少し雪崩の恐怖が無くなる。
ああ夕焼け。間もなく暗くなる…
2013年02月12日 21:12撮影
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2/12 21:12
ああ夕焼け。間もなく暗くなる…
赤岳鉱泉。テントの数の凄いこと。
2013年02月12日 21:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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2/12 21:12
赤岳鉱泉。テントの数の凄いこと。
北沢をヘッドランプ付けてトボトボ歩きます。銀座も誰もいない時間帯。
2013年02月12日 21:13撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2/12 21:13
北沢をヘッドランプ付けてトボトボ歩きます。銀座も誰もいない時間帯。

感想

仕事の調整がついたので、なんとか連休が確保できた日曜日。
天気予報は晴れ。風も穏やかそう。意を決して静岡を2時に出発します。
美濃戸口に付いたのは5時半頃。駐車場はほぼ一杯です。さすが三連休の中日。

今回はここから御小屋尾根ルートという静かなルートを選択します。
ラッセルに備えワカンを持って行きましたが、トレースばっちり。使いませんでした。

誰にも会わず摩利支天を進みます。森林限界を超えると準アイスバーンになり、アイゼンが効いて登りやすいです。富士山慣れしているので斜面の恐怖感はないですね。
それにしても絶景。このルートは素晴らしいです。

阿弥陀岳山頂には予定通りの時間で到達。強風が吹いており寒いので、山頂直下の日だまりで昼食と思いましたが、先客がいっぱい居たので諦めます。しかし人の多いこと。銀座だな。

阿弥陀岳東側の急坂はハシゴも埋もれており、滑るようにして下って行きます。富士山慣れしているので恐怖感がないです。登りは遅いけど下りだけは早いんだよな。

中岳付近は風の通り道になっており横風がきついです。コンタクトレンズが飛ばされそうになったので、ゴーグルに替えて一安心。日だまりを見つけて昼食とします。

しかし風が強く赤岳がゴーゴー唸っている。この風は富士山なら撤退級です。



休憩しながら戦略を練ります。
でも時間は予定通りだし、雲も取れてきたので赤岳山頂を目指します。

かなりの強風にも関わらず、練習で来たパーティーがたくさん降りてきます。渋滞に悩まされながらも、なんとか山頂に到達。
ここも強風がきついです。
これから先の横岳〜硫黄岳が誘っていますが、断念した方がよい風。




お地蔵さんの前で最後に悩み、いざ鎌倉へ。

横岳。それは予想以上に厳しい行程でした。
すでに登る体力がほとんど無いのに、アップダウンの激しいこと。
みんなが嫌うトラバースや鎖場の数々。
そこに加えて強風が吹き付けています。
もはや誰もいない孤独な時間になってきました。ここで倒れたら誰も救助に来ないだろうなという風。気力で乗り切るしかありません。

ようやく横岳をクリアして硫黄岳に入ります。
鼻歌が出そうな、なだらかな斜面。
ところが激風が襲います。これは台風じゃないか。




困ったら4本足のうぱモードでと覚悟を決めます。ここをクリアしないと美濃戸口に帰れない。
それでも全体重をかけ、時折よろめきながらも、滑落の心配がないだけに気合いで硫黄岳もクリア。
あとは下るだけ!

しかし赤岩の頭の下り。
なんですか、この雪崩そうなヤバイコースは。
一体みんなどうやって登ってくるの?

そんなヤバイ下りを黙々と。
赤岳鉱泉で赤岳以来の人の気配。すごいテントの数々。
赤岳鉱泉を過ぎ、北沢をトボトボ歩く。日が沈み誰もいない。
美濃戸口に着いたのは19時半。予定より30分早かったものの、一般的ではないですね。
本日の実行動時間13時間、歩数計は39,000歩。富士山よりきつい印象です。

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