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Yamareco

記録ID: 269473
全員に公開
雪山ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

鈴鹿の上高地・神崎川逍遥

2013年02月03日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 三重県 滋賀県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:41
距離
14.6km
登り
854m
下り
846m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

朝明渓谷P 7:40−8:37 根の平峠 8:40−9:28 上水晶谷分岐 −10:07 コクイ谷出合 10:12−10:51 高昌鉱山跡西 11:08−11:27 コクイ谷出合 11:52−12:17 上水晶谷分岐 −12:28鈴鹿の上高地 12:43−13:19 根の平峠 13:26−13:49 水晶岳 14:13−14:37 根の平峠 14:52−16:08 朝明渓谷P
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス R306から朝明渓谷Pまでは雪無し。
Pには、集金人のおじさんも無し。
コース状況/
危険箇所等
・Pからの林道は、凍結しておりツルツル。
・伊勢谷入口から根の平峠までは、積雪10cm未満。ツボ足でOK。
・根の平峠からは、ザラメ状のグサグサ雪。ワカンでも10cm以上沈む。
 朝方はまだそれほどでもなかったが、気温が上がるにつれ、踏み抜きも多くなる。
・神崎川沿いのトラバース道は、踏み跡無く、雪も少なく緩んでいて気が抜けない。
 特に、小谷横断時は、場所の選定に苦労する。
・コクイ谷出合からは、数回の徒渉あり。靴を少し濡らしながらの石飛で渡る。
 コクイ谷出合の徒渉のみ、丸太橋あり。
・鈴鹿の上高地は、積雪約30cm。踏み跡なし。
【ガリガリのツルツル】
山の雪はどうかなあ。
【ガリガリのツルツル】
山の雪はどうかなあ。
【おお〜かっこいい〜】
いい天気だ。クラシが白い。
3
【おお〜かっこいい〜】
いい天気だ。クラシが白い。
【雨乞も見えてる】
このままだと、気温が上がりそうだな。
2
【雨乞も見えてる】
このままだと、気温が上がりそうだな。
【ランドマークの大岩だ】
今日は、ここを左に行こう。
2
【ランドマークの大岩だ】
今日は、ここを左に行こう。
【ちょっと威厳がない】
雪がまだらで、早くもグサグサになってきた。
1
【ちょっと威厳がない】
雪がまだらで、早くもグサグサになってきた。
【電波入らないよ〜】
このアンテナマークは何?圏外だけど(><)
【電波入らないよ〜】
このアンテナマークは何?圏外だけど(><)
【いくら干支でも】
ドキッとするね。
2
【いくら干支でも】
ドキッとするね。
【誰も通ってない】
コクイ谷出合の橋だ。ワカンの幅の方が広い。
2
【誰も通ってない】
コクイ谷出合の橋だ。ワカンの幅の方が広い。
【ゆったりした流れ】
明るいコクイ谷出合。誰もいないけど落ち着くなあ。
2
【ゆったりした流れ】
明るいコクイ谷出合。誰もいないけど落ち着くなあ。
【今日はここまで】
もうタイムリミット。雨乞岳に挨拶して戻ろう。
1
【今日はここまで】
もうタイムリミット。雨乞岳に挨拶して戻ろう。
【青空はいいなあ】
天気が良すぎて、頼みの雪がグサグサだ。
2
【青空はいいなあ】
天気が良すぎて、頼みの雪がグサグサだ。
【こんなのばっかり】
こんな日の神崎川(愛知川)沿いの道は、時間が読めない。
2
【こんなのばっかり】
こんな日の神崎川(愛知川)沿いの道は、時間が読めない。
【川底で揺れている】
太陽が川底で冷たく光ってる。雪解け水に冷やされたのかな。
2
【川底で揺れている】
太陽が川底で冷たく光ってる。雪解け水に冷やされたのかな。
【来るたび変わってる】
コクイ谷は来るたびに変わってる。以前はあそこを渡ったのに。
1
【来るたび変わってる】
コクイ谷は来るたびに変わってる。以前はあそこを渡ったのに。
【癒しの上高地】
上河内、神香池。癒しの空間は、鈴鹿の上高地。
3
【癒しの上高地】
上河内、神香池。癒しの空間は、鈴鹿の上高地。
【鈴鹿の梓川?】
河童橋は、まだ無い。
3
【鈴鹿の梓川?】
河童橋は、まだ無い。
【一人ではもったいない】
真っ新な雪の平地。遠慮がちに歩いてみる。
4
【一人ではもったいない】
真っ新な雪の平地。遠慮がちに歩いてみる。
【主にあいさつ】
鈴鹿の上高地のカツラの木は、まだ健在だ。
2
【主にあいさつ】
鈴鹿の上高地のカツラの木は、まだ健在だ。
【ただいま〜】
ここで逍遥もおしまい。大岩に別れを告げよう。
2
【ただいま〜】
ここで逍遥もおしまい。大岩に別れを告げよう。
【また来るね】
今日は偵察に終わった。今度はやっぱり直登だ。
2
【また来るね】
今日は偵察に終わった。今度はやっぱり直登だ。
【釈迦はご機嫌】
三重県側はいい天気だ。
2
【釈迦はご機嫌】
三重県側はいい天気だ。
【とりあえずピークを】
今日の山は、水晶岳でお茶を濁そう(--;。
1
【とりあえずピークを】
今日の山は、水晶岳でお茶を濁そう(--;。
【東西南峰よく分かる】
鈴鹿の展望台の異名をとる銚子ヶ口は、すぐ向かいだ。
2
【東西南峰よく分かる】
鈴鹿の展望台の異名をとる銚子ヶ口は、すぐ向かいだ。
【ハライドかわいい〜】
思わぬとこから思わぬ山が見えると、ちょっと嬉しい。
2
【ハライドかわいい〜】
思わぬとこから思わぬ山が見えると、ちょっと嬉しい。
【見える見える】
名古屋のタワー群がぼんやり見えた。
【見える見える】
名古屋のタワー群がぼんやり見えた。
【ひなたぼっこ】
堰堤に腰掛け、足をブラブラさせると、いい気持ちだ。
1
【ひなたぼっこ】
堰堤に腰掛け、足をブラブラさせると、いい気持ちだ。
【あれれっ〜】
もう誰もいない。今日も最後だった。
【あれれっ〜】
もう誰もいない。今日も最後だった。
【ちょっと疲れたなあ】
アップダウンはあまり無かったけど、緩い雪のワカン歩きは疲れる。
【ちょっと疲れたなあ】
アップダウンはあまり無かったけど、緩い雪のワカン歩きは疲れる。

感想

そろそろイブネ・クラシ虫が動き出し始めた。
今年は、雪が不安定で、なかなか機会がなかった。
今日も、天気が良く、気温が高くなりそうだ。
雪は、前日の雨と高温でかなり融けてしまったようだ。
ますます中途半端な雪の状態になってしまった。
こんな雪では、東面の尾根の急登は大変だ。
とりあえず、旧千草街道を進み、うまくいけば、南からイブネに上がってみるつもりで朝明に入ることにした。

朝明Pに着くと、ピッケルを持った団体がちょうど出発して行くところだった。
ブナ清水から国見に上がり、御在所に抜ける予定だという。
車内で食事をしていると、一台の車が到着した。
単独男性で、根の平峠から国見を目指すという。
峠を越える人は、やっぱりいないようだ。

支度をし、団体と単独男性を追う。
伊勢谷は、さすがに足跡がにぎやかだった。
峠に着くと、ここでも団体がちょうど出発して行くところだった。
どうやら、トレースのないブナ清水を敬遠し、県境稜線を辿ることにしたようだ。

峠でワカンを着け、タケ谷の方に進んでいくと、かの単独男性がツボ足で戻ってきた。
上水晶谷を上がるつもりだったらしい。
今日の雪では、ツボ足では沈みすぎると嘆いていた。
朝だというのに、雪は既に緩んできて、ワカンでも10cm以上沈んだ。
これではイブネは無理かも知れないと、弱気になった。
行けるところまで行ってみることを告げ、男性と別れた。

旧千草街道は、上水晶谷までは古いワカン跡があったが、その先は無くなっていた。
神崎川に沿った道は、ズルズルグサグサの雪との格闘だった。
途中の小谷の徒渉が、特に難儀だった。
中途半端に雪が融けて水が流れ、縁の雪は崩れ放題だ。
そのたびに必要以上の高巻きを強いられた。
この辺で、イブネは諦めて、神崎川をどこまで行けるかに切り替える。
徒渉とトラバースの繰り返しが続く。
気がつくと、雪崩が心配になるほどの暖かくいい天気になっていた。

高昌鉱山近くの小尾根を乗越た所で、雨乞岳とご対面。
その先は、南斜面のトラバースが続いてる。
いつ雪崩れてもおかしくないような腐った雪の斜面だ。
いい時間になったこともあり、ここで引き返すことにする。
御池鉱山まで行きたかったが、ここまででも、十分な収穫だ。
さあ戻って、コクイ谷出合で昼にしよう。

ゆっくり休憩した後、春の様な陽気の中、自分の足跡を戻る。
帰りは早い。
このままでは、時間が余ってしまう。
そう思い、鈴鹿の上高地を通って帰ることにした。

冬の上高地は初めてだ。
何の変哲もない平らな空間だ。
シミのような田代池や、早春を思わせるまだらの雪の残った神崎川の流れを見つめたりと、
心赴くままに彷徨う。
人間を忘れてしまうような時空間だ。
カツラの木に挨拶し、上高地の端にくると、やっと帰り道だったことを思い出した。
もう帰らなきゃ。
足跡のないタケ谷を根の平峠に向かった。

峠に着くと、水晶岳の方に足跡があった。
今日は、まだピークを踏んでいないことに気付いた。
よし、水晶岳に寄り道しよう。
そう思い、空身でピストンすることにした。
稜線の雪はグサグサだった。
登るにつれ、もぐる深さが次第に深くなっていく。
やがて、膝上から股下まで沈むようになった。
最後はもがくようにして登っていった。

頂上には、雨量計があった。
永源寺ダムの管理用のようだ。
木が邪魔して展望はイマイチだった。
北西の方だけがやや開けていて、銚子ヶ口がすぐ近くに見えた。
峠までの県境稜線からは、釈迦やハライド、名古屋のタワー群が見えた。

峠の下の雪の上には、おびただしい程の足跡があった。
ブナ清水方面にも、多くの足跡が付いていた。
駐車場に着くと、車は一台しか残っていなかった。
朝明界隈には、もう既に誰もいなくなっていたことに、ここでやっと気付いた。

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