記録ID: 2711149
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ハイキング
北陸
奥三方山
2020年11月07日(土) [日帰り]


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 10:09
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 2,070m
- 下り
- 2,070m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 10:10
距離 21.8km
登り 2,070m
下り 2,070m
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
MTBで行けるところまで(2.3km、+160m)行き、デポ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
自転車デポ地まで: 特に問題なし。舗装路か両輪轍のはっきりしている砂利道。トレースが1本となるところでMTB終了。 デポ地~登山口: 旧林道。谷筋に入るたびにイベントあり。岩を超えたりへつったり渡渉したり。 崖は高いので落ちれば命はないが、通過が極めて困難ということもない。 トレースは明瞭だが、ヤブはそれなりにある。行きは多いな-と思っていたが、上はもっとすごいことに… 人が通っていることが明白なトレース具合。 ★登山口以降、総じて言えることは 晩秋でほとんど樹木に葉がなくガスもない条件。周囲は十分に見渡せて地形も把握しやすくピンクリボンも先の先まで見える状況だったので、地図と進む方向が照合しやすい状態。 草木の多い夏ではルーファイが難しいだろう。 1250mより上は5-10cmの積雪あり。泥-落ち葉-笹-木の根-雪でよく滑る。 登山口~オージャラ: 前半は小尾根の急登。落ち葉が乗っているがトレースはよく分かる。かなり枝打ちされていた。自分は落ちている枝を横にどかすのみ。 後半はオージャラに向けてのトラバース。リボンマークが沢山あり迷うことはない。ヤブがところどころ覆いかぶさってくるが程度は軽く、トレースもほぼ見失うことはない。倒木の周囲を進む印象。 しかし途中から出てくるわずかな雪と落ち葉でとてもスリッピーで、帰りは3回ほど滑り落ちた。 チェーンアイゼンを用いると歩きやすいかもしれない。本日の装備は4本爪の軽アイゼンだったので使わず。 オージャラ~鏡池: オージャラから一旦標高を落とし平原にでるが、少しルートがわかりにくい。尾根に沿って進むべし。看板が落ちていて間違っていないことを確認する。 その後細尾根にでるが、日当たりが良いのか灌木がトレースの上にかぶさって歩きにくい。左には高三郎などが見渡せる、いわゆる高三郎覗。 行きは高三郎覗でクマに唸られ、帰りは上記の平原部分で唸られた。住処なのだろう。驚かせてごめんなさい。 その後ブナ林に突入するが、導入部はこれでもかと美しいブナ林。必見です。トレースもしっかりと見えて普通の登山道のよう。と思っていると1400くらいからトレースがはっきりしなくなる。1456までに小さなポコが数箇所あるが、進路は右に曲がっていくので右から巻くように進んでみるがトレースを失う。倒れた太い枝に乗って乗り越えながらヤブをかき分けているとトレースに復帰した。リボンも複数のトレースにマークされているようで、より下側はクマの足跡と遭遇したところ。帰りに使用。より尾根側は正しい方か。行きに復帰してから使用。 沢筋に降り立って左に行けば鏡池。雪の鏡池だった。 鏡池~奈良岳分岐: 1456を過ぎて尾根に復帰するあたりで激しく枝を乗り越えるような藪こぎを強いられる。帰りは尾根をまっすぐ抜けているので間違えたのだろう。 一旦鞍部に出て分岐に向けて登り返すが、尾根も細くなり巻くようなルートは出てこない。ひたすら尾根上の濃い枝・笹薮をこいでいく。 分岐には雪が10cmほどあり、標柱などは確認できなかった。 基本的には背丈より高い笹薮が覆いかぶさってきて、灌木の程度も更にひどくなる。ほとんどの場所で潜ればトレースは明瞭なので、かき分ければ進める。 ポコは日当たりが良いのか新しい木が四方八方に枝を伸ばしトレースが消えている。何回か枝の上を綱渡り。体力を消耗する。 ピークが近くに見えるのが救いか。 奈良岳分岐~奥三方山: 上記の部分より更にヤブの程度が増す。泣きそうになるが、ここまで来て引き返す選択肢はない。ひたすらこぐ。 ピークには雪が10cmほど。周囲は雨雲であまりはっきりしない。標柱は立っていた。奥三方岳と書いてあるが、山ですよね。 帰り: 1250mより上は雪が乗っているので、行きの自分の足跡が見つけやすく帰りのルーファイは楽できた。 雪が無かったら登りはもっと楽だったが、帰りに更に迷ったことだろう。 |
その他周辺情報 | 入浴はセイモアスキー場の河内千丈温泉 清流 450円 |
写真
感想
以前から行きたかった奥三方山。
何人かの過去のトレースやレコを確認させてもらい、GPS機器に取り込んで参考にさせてもらいました。ありがとうございました。
皆さんも苦労していましたが、1400から鏡池へ抜けるところで、トレースをロストします。トレース上はやはり歩きやすく苦労が少なくなります。
はずれても根性で突破はできますが、夏は汗だくになってしまい消耗するでしょう。
鏡池以降は激しい藪こぎが当たり前になるので、もちろん言うまでもないかもしれません。
登山口以降はきれいな水が取れそうなところはありません。登山口左の沢はきれいそうではあります。
登山口からオージャラへの後半のトラバース部分はとても滑りやすいので、雪があってもなくてもスパイク系が装備にあると安全だと思います。
高三郎覗周囲で、行きも帰りもクマに唸られました。足跡も多く見かけました。クマさんには常に注意が必要です。ずっと大声を出しながら進みました。
なかなか登頂の厳しい山ですが、高三郎覗の景色やその直後のブナ林は一見の価値があると思います。今日は更に下部の紅葉も楽しめました。
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