【過去レコ】御嶽山 飛騨頂上・継子岳



- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,097m
- 下り
- 1,084m
コースタイム
天候 | 晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 濁河温泉 旅館御岳で日帰り入浴 |
写真
感想
御嶽山は山頂部分だけでも南北3キロに及び,剣ヶ峰・摩利支天山・継母岳・継子岳・王滝頂上・飛騨頂上の6つのピークと5つの池を擁し,岐阜・長野両県にまたがって,堂々とそびえている.去年の8月に王滝口から王滝頂上,剣ヶ峰のピークを踏んだが,今回は歴史ある小坂口からの道を歩いた.飛騨側の山開きは6月15日に終わっており,ルート上には残雪はほぼないという.また,飛騨頂上から約30分の継子岳には多くの花が咲き乱れているらしい.
夜中に出発するつもりだったが,暑くて寝苦しいため,9時過ぎに岐阜を発った.登山口である濁河温泉へは,岐阜→関→金山→下呂を経て,旧小坂町へ入り,そこから山道を38km走ってようやく到着.0時40分であった.
5時に起床.外に出ると,空気がひんやりしていて,温泉の硫黄臭がただよっている.バイオトイレで用を済ませて,スタート.嶽橋,仙人滝,仙人橋,ジョーズ岩とチェックポイントを通過し,湯の花峠に至る.ここまでは,御嶽山特有の割木を横に敷きつめた独特の道を淡々と登っていく.
やがて,路傍にはイワカガミの大群落が現れ,まさに「イワカガミ街道」といった趣である.左手から胡桃島口の道が合流すると,ほどなくのぞき岩に着く.ここからは残雪を帯びた摩利支天山が大きく望める.のぞき岩からさらに30分ほど登り,8合目のお助け水を過ぎると,森林限界を越え,ハイマツと溶岩の道になる.この辺りではヒメイチゲ,ミツバオウレン,サンカヨウ,ショウジョウバカマなどの花が見られる.どういうわけか,ハエやバカ虫が大量発生していてろくに休憩もできない.それでも,右手に摩利支天山,左手に継子岳を仰ぎながらの展望の道は気分が晴れる.
見頃を迎えたキバナシャクナゲが見られるようになると五の池小屋は近い.コースタイムより随分と早く飛騨頂上に着いた.小屋の前にはキバナシャクナゲに囲まれた五の池があり,その奥に摩利支天山がそびえ,剣ヶ峰も望める.また,小屋の裏手の高みに登れば,残雪をたたえた三の池や継子岳のピークもよく見える.
小屋の前で五の池を見下ろしながら,ゆっくりランチとする.今回持っていたインスタントの卵スープは好評であった.小学生の子供を連れた家族も2組登ってきて,うち1組は摩利支天山へと登っていき,その元気さには驚かされる.ランチの後,片道30分程度で,継子岳を往復する.こちらはキバナシャクナゲ,ハクサンイチゲ,ミヤマキンバイ,イワウメが咲き誇る高山植物の山である.残念ながら,ガスがかかってきて展望はほとんどなくなってしまった.
下山は往路を戻る.頂上直下から湯の花峠までの間,バカ虫の大群に襲撃され,不快指数急上昇.鼻や耳の中に入るし,顔や首にまとわりつくしで発狂寸前.追い払うすべがなく,ひたすら走るようにして下山した.おかげで(?)2時間弱で登山口まで戻ったが,膝が大笑いしていた.
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