やっと好天 赤坂山〜大谷山周回で山スキー


- GPS
- 05:37
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,048m
- 下り
- 1,035m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 5:34
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
さてお休みも今日まで。山スキーが続いて若干疲れ気味なのでまったりするという選択肢もありましたが、この4日間の中では一番天気が良さそうなのでまたマキノスキー場に向かいました。駐車料金を払う時にさすがにまた一番に来たので顔を覚えられたようで、「登山ですか?」と聞かれました。あまり詳細は語らず「はい」とだけ答えて駐車場へ。
もともとは軽く寒風から大谷山に行くつもりでしたが、稜線が晴れているのを見てこれは行かないと、というわけで欲張って赤坂山から寒風、大谷山。そして寒風から滑って下山というパターンに変更しました。
最初は雪がガチガチに硬いので、途中からクトーを装着します。この雪で今日もポンにしました。実際ラッセルもないのでそこまで必要ないのですが、モナカや重い雪のことを考えて試してみようかと思いました。ネックはやたら重いことですね。あとストップスノーの時のブレーキも半端ないです。
2日前には私のトレースしかありませんでしたが今朝は完全にトレースができあがっています。まるで人工的に作ったかのよう。ゴワゴワ硬いトレースの登りだとシールが食いつかないのでそこはクトーを軋ませました。
本当は疲れていると思いますがやはり天気が良いといいですね。視界が晴れているのは嬉しいものです。その代わり日が当たって頭上の雪がボコボコ落ちてきます。爆弾命中は一回だけで済みました。
標高が上がると雪もサラッとしてきて、無駄に太いポンのシールが食いつきます。急登でも直登できます。
ところが徐々に下駄ができるようになりました。あまりに重いので一度スキーを外して下駄を取り除きますがまたすぐに下駄ができます。閉口していたところにたまたまスキーを前方に押し出すと下駄がごっそり取れたので、下駄ができるたびにしっかり踏みながら足を前方に押し出すと下駄が取れてくれました。これはいいですね。この手を使うことで以降下駄に悩まされることはなくなりました。
前回も前々回も吹雪いていたので赤坂山からの滑りはシール貼ったままでしたが、今日はしっかりシールを剥がして滑りましょう。もうパウダーという訳ではありませんが山頂から緩めの広い斜面を滑り降ります。これぞ山スキーですね。一般的な。
粟柄峠まで滑り込めばまたシールを貼って登ります。途中一箇所だけそこそこの下りがあるのでそこはまたシールを剥がして滑りました。シールを剥がして貼っては10分近く時間を要しますが、体力と脚力はセーブできるのでコンディションが良ければシールは剥がして滑りたいものです。雪が降っている時はシールの貼りつきが悪くなるのでシールの貼り剥がし回数はセーブしたいところです。強風ならシールやチートシート、時にスキー板が飛ばされる可能性もありますので慎重に。
さて寒風に着いたらまたシールを剥がして今度は大谷山に向かいます。大谷山のコルのところは数回しか行ったことがないので地形の記憶があまりありません。GPSをよく確認して滑ります。コルの手前は広いほどよい斜度の斜面なので滑りを楽しめると思います。一般的には。
大谷山にシールを貼って登り、そしてまたシールを剥がして山頂からコルまで滑ります。ここの谷筋からも帰れそうな地形ですが初めての谷筋は事前に無雪期にチェックしておいてからでしょう。どこに滝があるのかなど情報がないブラインド谷滑走はとても危険です。
コルからはまたまたシールを貼って登り返し、途中で休憩中のパーティーにご挨拶して寒風に向かいます。
さて寒風でシールを剥がし、いよいよ本格的な滑りに入ります。斜度もあり、樹林帯の密度も楽しい滑りです。ほどなくしてどんどん雪が重くなりますが超幅広のポンなので何やら波乗りのようです。一箇所だけ登り返しがあるので面倒ですが体力温存でカニではなくシールを貼って登りました。
登山道を忠実に滑ってもいいのですが最後のところは樹林帯がそれほど濃い藪でもないので入ってみることにしました。斜度は私にとっては申し分なく、これは登りでは使えないレベルです。雪はとても重いベトベトしたものですがポンで踏みつけるような感じで滑ります。藪もまあまあ濃いので正確なスキー 捌きと細かなターンが求められます。この斜面転倒は絶対にNGです。
これをクリアすれば旧ゲレンデに出ます。もうストップスノーではないので圧雪されていないところをカーンと滑って、メインゲレンデに入ればツボ足の跡でボッコボコ。まともに滑れるものではありません。べっちゃべちゃに融ければザラメパウダーが楽しめるのですが。
さて明日からは仕事です。7日間の休みのうち山スキー5日、仕事2日(笑)で5勝2敗?いや仕事は引き分けにしましょう。新年は4日連続でしたが近場で滑れたので助かりました。これが4日連続護摩堂山!ですと睡眠時間の確保が難しくなるんです。
さてまた大寒波が来るみたいですね。今日の天気で寒風のパウダーはなくなりましたが、この上に軽いパウダーがどっさり乗るとまた雪崩の危険性があります。
あまり話題になってませんが、下記のレコを見ると雪崩がどれほど恐ろしいかが分かると思います。それは柔らかい足の恐竜に踏みつけられているようなものでしょうか。エアバッグザックの腰ベルトのパーツが金属でできているのは、プラスチックではその強度が持たないからなのでしょう。果たしてこのような雪崩に埋没した時にエアバッグのトリガーを引っ張ることができるのか?エアバッグが開いたとして手足と首がもぎ取られるのではないか?そんな恐ろしいものだと思いました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2831362.html
momochannさん、明けましておめでとうございます。山滑走のレコをいつも拝見させてもらってますが、福井・滋賀エリアは広島からそんなに遠くでもないので、参考になります。
私自身は昨年の2月下旬に福井の取立山一帯とスキージャム勝山〜経ヶ岳の稜線でBCスキーを楽しみ、また滋賀のほうは2015年の3月上旬に、その年のインターハイ登山大会が比良山系・高島トレイルで開催されることもあって、びわ湖バレイ〜南比良峠とマキノ高原〜赤坂山・三国山でBCスキーを楽しみました。びわ湖バレイからは武奈ヶ岳を目指したのものの時間切れで南比良峠までとなりましたが、それでもまずまずのコースでしたし、赤坂山・三国山にいたっては大変すばらしいコースだと思いました。
momochannさんのレコを見て、寒風や大谷山にもいい斜面があるんだなと認識を新たにしたところです。これからもレコを楽しみにしています。
Nissei-babyさんコメントありがとうございます!
いつもレコ拝見させていただいてます。中国山地にも結構山スキーできる場所があるなぁと思ってましたが、チャンスがあれば一度滑ってみたいものです。
寒風や大谷山も雪が積もれば結構楽しめるということを私も再認識しました。まだまだ積もりそうなので楽しみです!
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