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Yamareco

記録ID: 287197
全員に公開
山滑走
白山

ムフフなハートを求めてやっとたどり着いた大長山

2013年04月20日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 石川県 福井県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:22
距離
28.3km
登り
1,709m
下り
1,694m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5:34林道ゲート-(自転車)-6:40自転車デポ地点6:44-8:47夏季登山口駐車場-9:37小原峠付近の稜線-11:19大長山11:39-12:31小原峠-13:02赤兎山13:16-13:27夏季登山口駐車場-14:23自転車デポ地点14:31-(自転車)-14:47林道ゲート
天候 曇り(下山後に雨)
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小原集落、林道ゲート手前の駐車スペース
コース状況/
危険箇所等
小原峠から大長山への稜線沿いは、ナイフリッジや雪の急登があり難易度高めです。
林道ゲートはまだ閉まってます。
奥の看板にありますが、この一帯は私有山なので山菜取りは禁止、以前たばこの火の不始末で山火事があったらしいです。
2013年04月20日 05:34撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 5:34
林道ゲートはまだ閉まってます。
奥の看板にありますが、この一帯は私有山なので山菜取りは禁止、以前たばこの火の不始末で山火事があったらしいです。
重機が通るためか橋を補強してありました。
2013年04月20日 05:49撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 5:49
重機が通るためか橋を補強してありました。
3週間前に比べるとずいぶん林道の雪もなくなりました。自転車でのアプローチは登りがハードです。
2013年04月20日 06:06撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 6:06
3週間前に比べるとずいぶん林道の雪もなくなりました。自転車でのアプローチは登りがハードです。
途中から雪が出てきたので、どこまで自転車で行くか悩みます。(もちろん雪上は走れません…)
2013年04月20日 06:16撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 6:16
途中から雪が出てきたので、どこまで自転車で行くか悩みます。(もちろん雪上は走れません…)
ここらで諦めて自転車デポ。
2013年04月20日 06:44撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 6:44
ここらで諦めて自転車デポ。
デポした後もまた雪がないところが多く、そこは歩きます。
2013年04月20日 07:00撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 7:00
デポした後もまた雪がないところが多く、そこは歩きます。
春の訪れ。
2013年04月20日 07:40撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 7:40
春の訪れ。
奥の木は3週間前にはありませんから、その間に落ちてきたのでしょう。
2013年04月20日 07:59撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 7:59
奥の木は3週間前にはありませんから、その間に落ちてきたのでしょう。
大舟山です。今日の帰りに行こうかなと思ってましたが、林道に戻るルートが雪不足で確保できそうにないのでやめておきました。
2013年04月20日 08:34撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 8:34
大舟山です。今日の帰りに行こうかなと思ってましたが、林道に戻るルートが雪不足で確保できそうにないのでやめておきました。
前回はこの平原を歩きましたが、既に沢が雪を分断してましたので、途中から林道に戻りました。
2013年04月20日 08:39撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 8:39
前回はこの平原を歩きましたが、既に沢が雪を分断してましたので、途中から林道に戻りました。
夏季登山口駐車場です。トイレが埋もれています。下はホースから水が出ているので、雪が融けて林道が顔を覗かせています。
2013年04月20日 08:44撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 8:44
夏季登山口駐車場です。トイレが埋もれています。下はホースから水が出ているので、雪が融けて林道が顔を覗かせています。
小原峠から少し登り、赤兎岳を望みます。
2013年04月20日 09:45撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 9:45
小原峠から少し登り、赤兎岳を望みます。
経ヶ岳、かっこいいですね。
2013年04月20日 09:45撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 9:45
経ヶ岳、かっこいいですね。
大長山の手前が見えてきました。
2013年04月20日 09:48撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 9:48
大長山の手前が見えてきました。
ここは右に巻いて上部の雪庇の向こう側に回ります。
2013年04月20日 09:51撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 9:51
ここは右に巻いて上部の雪庇の向こう側に回ります。
その雪庇の下にある雪の割れ目に沿ってトラバースしますが、緊張するところです。奥は大長山への稜線と、白山。
2013年04月20日 09:59撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 9:59
その雪庇の下にある雪の割れ目に沿ってトラバースしますが、緊張するところです。奥は大長山への稜線と、白山。
焼山で滑落して行方不明になったクトー静香、今回はスーパーファット用の130mm幅のもので代用(このスキーのセンターは101mm)。太静香でも特に問題なく使用可能。
2013年04月20日 10:36撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 10:36
焼山で滑落して行方不明になったクトー静香、今回はスーパーファット用の130mm幅のもので代用(このスキーのセンターは101mm)。太静香でも特に問題なく使用可能。
大長山を目前にしてまたいやらしいところに。右の斜面を巻きたくなりますが、そのまま尾根通りに進みます。
2013年04月20日 10:38撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 10:38
大長山を目前にしてまたいやらしいところに。右の斜面を巻きたくなりますが、そのまま尾根通りに進みます。
写真では分かりにくいですが、かなりの急傾斜です。ツボ足+アイゼンなら大丈夫でしょうけども、スキーなのでクトー静香+カニ歩きで進みました。ひやひやもの。
2013年04月20日 10:43撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 10:43
写真では分かりにくいですが、かなりの急傾斜です。ツボ足+アイゼンなら大丈夫でしょうけども、スキーなのでクトー静香+カニ歩きで進みました。ひやひやもの。
何とか難所をカニ歩きで乗り切りました。赤兎山からの稜線を望みます。
2013年04月20日 10:51撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 10:51
何とか難所をカニ歩きで乗り切りました。赤兎山からの稜線を望みます。
白山と別山です。今日は少し青みがかって見えました。曇っているとこういうことが多いです。
2013年04月20日 10:52撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 10:52
白山と別山です。今日は少し青みがかって見えました。曇っているとこういうことが多いです。
そしてまたいやらしいナイフリッジ。登りはそろそろとスキーで頂点部を歩きます。下りは…ずるずると頂点部を外れて落ちやすいので、落ちたら頑張って戻りましょう。
2013年04月20日 10:52撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 10:52
そしてまたいやらしいナイフリッジ。登りはそろそろとスキーで頂点部を歩きます。下りは…ずるずると頂点部を外れて落ちやすいので、落ちたら頑張って戻りましょう。
遂に姿を現しました!ハートマークの斜面です。大長山まで長い道のりを歩かないと見れないレアもの。
愛の告白に使うなら、積雪期の純白なハートにしましょうね。これだと表面を覆っていた雪が落ちて汚れた本心が顔を覗かせてまるで私みたいですし(笑)
2013年04月20日 11:10撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 11:10
遂に姿を現しました!ハートマークの斜面です。大長山まで長い道のりを歩かないと見れないレアもの。
愛の告白に使うなら、積雪期の純白なハートにしましょうね。これだと表面を覆っていた雪が落ちて汚れた本心が顔を覗かせてまるで私みたいですし(笑)
なんと大長山の山頂には先客が〜早い!この後烏岳に寄ると言われてました。
2013年04月20日 11:13撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 11:13
なんと大長山の山頂には先客が〜早い!この後烏岳に寄ると言われてました。
念願の大長山でパチリ。
2013年04月20日 11:20撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 11:20
念願の大長山でパチリ。
ここから見ると経ヶ岳の見え方も違います。
2013年04月20日 11:21撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 11:21
ここから見ると経ヶ岳の見え方も違います。
大日ヶ岳(右)はまだ雪が残ってますが、そろそろなくなりそうです。
2013年04月20日 11:21撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 11:21
大日ヶ岳(右)はまだ雪が残ってますが、そろそろなくなりそうです。
法恩寺山です。向こう側にはスキージャム勝山があるはず。
2013年04月20日 11:21撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 11:21
法恩寺山です。向こう側にはスキージャム勝山があるはず。
白山の雪も少なくなってきました。
2013年04月20日 11:22撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 11:22
白山の雪も少なくなってきました。
別山に続いて、三ノ峰、ニノ峰、一ノ峰。
2013年04月20日 11:22撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 11:22
別山に続いて、三ノ峰、ニノ峰、一ノ峰。
またこのヒヤヒヤな稜線沿いに小原峠に戻ります。
2013年04月20日 11:49撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 11:49
またこのヒヤヒヤな稜線沿いに小原峠に戻ります。
大長山を振り返ります。遠かった!
2013年04月20日 12:46撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 12:46
大長山を振り返ります。遠かった!
小原峠から赤兎山へは拍子抜けするほど近いです。
2013年04月20日 13:04撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 13:04
小原峠から赤兎山へは拍子抜けするほど近いです。
赤兎から見た大長山。
2013年04月20日 13:04撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 13:04
赤兎から見た大長山。
経ヶ岳も。
2013年04月20日 13:05撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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経ヶ岳も。
法恩寺山。
2013年04月20日 13:05撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 13:05
法恩寺山。
荒島岳。
2013年04月20日 13:05撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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荒島岳。
ここでもセルフでパチリ。
2013年04月20日 13:06撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 13:06
ここでもセルフでパチリ。
赤兎からやっとシールを外して滑降!いつものクオーターパイプも必ず入ります。
2013年04月20日 13:17撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 13:17
赤兎からやっとシールを外して滑降!いつものクオーターパイプも必ず入ります。
この斜面も快適で、雄叫びの連続でした(笑)
2013年04月20日 13:20撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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4/20 13:20
この斜面も快適で、雄叫びの連続でした(笑)
春近し。
2013年04月20日 13:58撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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春近し。
無数に咲いてました。
2013年04月20日 14:36撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
4/20 14:36
無数に咲いてました。
撮影機器:

感想

近くまで来てはなかなか登頂できなかった大長山にようやく登ることができました。
前回は護摩堂峠から鉢伏山経由で狙ったのですが、運悪く新雪がスキーシールのゲタ地獄となり時間切れ。今回はよく冷え込みザラメ雪の表面が軽く凍って朝はツボ足でも沈まなく、スキーもよく走ってこの時期としては申し分ない雪質であったことにも助けられました。

さて前回の時間切れの反省と、天気予報では夕方から雨ということだったので、前夜に現地入り。21:20に出発して23:50に小原(おはら)集落の林道ゲート前に到着します。まだ雲が出てなかったので、星空が結構きれいでした。
ちょっと小腹(こばら)が空いたのでパンを1個食べてから寝ます。就寝は0時過ぎだったのですが、何故か興奮して?(笑)多分1時半か2時くらいでしょうか、寝入ったのは…朝は5時にセットしたアラームにびっくりして目を覚ましました。ゲゲッ!もう明るい!しまった出遅れた〜とばかり慌てて朝食のパンをねじこみ、準備をして出発したのが5:30でした。

久しぶりの自転車登場です。去年の竜ヶ岳〜御池岳縦走で、鞍掛峠から宇賀渓まで自転車で移動して以来です。朝ごはん食べてすぐに全開の運動は結構ハード、若干気持ち悪い(笑)。それでも平坦なところは速い速い、登りでも歩きよりは2倍くらいのスピードで行けましたから、ロングな山行にはありがたいです。
林道は前回4/1ではダム取水口までが除雪されていましたが、今回はそこから先も重機が入って作業された形跡があり、融雪もあってまだまだ進めます。ただ、人工的に除雪されていない林道というのは、途中から雪がなかったり残っていたりと、どこまで自転車で行くか悩ましい限りです。今回も一度デポしたにもかかわらず、しばらくスキー登行すると雪がなくなったので悩んだ挙句また自転車を取りに行きました(笑)
結局自転車は4.7kmのところまで進んでデポしました。ただ、多少は雪の上を押していっても、もっと先まで進んだほうがいいと思います。というのは、スキーの場合は板を脱着するのにビンディングを外したりブーツを緩めたりと色々手間がかかりますが、自転車の場合は下りて押せばいいだけなので、極めてフットワークが軽いからです。

今回は斜面上の雪もだいぶなくなっており、ショートカットは殆どできませんでした。今後更に融雪が進むので、林道はかなりの部分を自転車で行くことになるでしょう。
10kmくらい歩いたところで、夏季登山口の駐車場に到着しました。もちろんまだ2mほどの雪に埋もれたままです。まだまだここまで来ると、残雪はたくさんあります。今回は大長山を目指しますので、小原峠はやや北寄りに登り、出発から約4時間で小原峠に到着しました。
時刻はまだ9:30と早く、今日は余裕を持って大長山に向かえます。で、いきなりの急登です。まずは2つのピークを乗り越える試練が待っています。2つ目のP1505は少し巻きましたが、巻けば巻いたで急斜面のトラバースで神経を使うため、素直に登っても時間的には同じでしょう。

P1530を過ぎた鞍部からは、いよいよ厳しい部分が待ち受けていました。50°を超える急斜面はクトーを効かせながらスキーを斜面に横に向けてカニ歩き、時にピックストックで確保しながら進みます。ここはツボ足(アイゼン)でキックステップが一番確実でしょうね。スキーのまま行くのは単に脱着が面倒だったのと、下手に脱いで板だけが滑り落ちるリスクを考えてのことだけです。
そしてナイフリッジ。西側は薮があり落ちても止まりますが、東側はそのまま急斜面をかなり滑落することでしょう。傾斜はどちらも60°はあります。登りはスキーのままそろりそろりと先端を歩くことができました。
最後はピーク手前の小ピークに至る稜線で、ここは途中から雪がなくなっています。歩きならそのまま稜線沿いに行けそうなので、スキーを脱ごうかなと思いましたが、兼用靴では厳しそうな斜度だったので、結局雪庇の下の平らな部分を歩きました。幸いというか、融雪が進み雪庇も安定しきっていましたが、その下の斜面は雪崩れるのにほどよい斜度だったので、この斜面が一気に崩れたら、歩いてるこの面も下に傾きながら倒れて落ちるのだろうなぁ…そうするとシールとクトーのついたスキーではうまく操作できないで巻き込まれる運命かな?ビーコンつけてるから死体は比較的早く見つけてくれるかな?なんてことを考えながら通り抜けました。
そこを通り抜けた後は、一部ササの出ている斜面をササ登行して稜線に戻り、手前の小ピークにたどり着きます。

この辺りからは噂のハートマークがけ崩れ斜面が見えてきます。確かにハートマーク!残念ながら雪も崩れ落ち、純白のハートではなく茶色のハート。まるで汚れた私のハートのよう(笑)。それはともかく一見の価値はあります。次の冬は是非純白なのを見てみたいので、2月下旬から3月上旬が勝負、取立山から行って狙って見ることにします。

そうするともう大長山はすぐそこです。よく見ると既に先客が写真撮影に興じているようでした。ピークに着くと先客お二方はまだおられ、取立山から来てこれから烏岳に寄って帰られるとのこと。

山頂で行動食を食べ、スキーシールはそのままに小原峠に戻ります。登り返しも多いのでシールを取るのはお預けです。実際、シールがないほうがスキー操作としてはやりやすく、危険箇所も勢いをつけて一気に滑って通過するという技も使えるのですが、その分ミスが命取りになりかねなません。
さきほどの雪庇の下通過は特に問題なくパス。ナイフリッジのところはちょっと勢い余って先端部から外れてブッシュ側に落ちていきます。慌てて止まって、カニ登りで先端部に戻りました。ナイフリッジはエッジの斜度が70°くらいある感じなので、一度落ちるとスキーのエッジに雪が負けて這い上がることができませんでした。
最後の難所の狭い超急斜面ですが、ここもミスをするとそのまま深い斜面を一気に下ってしまい、困難な登り返しに直面します。
なので行きの逆で横を向いてズルズルと斜滑降しますが、雪が柔らかい&超急斜面(ピーク70°くらい)&シールつけてるのでエッジの効きが悪い、と悪条件が重なり、スキー斜滑降と尻セードのコンビネーションで下る情けない下降姿でした。
それをクリアすれば、後は最後の2ピークを除いてほぼ下降なので、シールつけたまま滑り降ります。そして登り返しを2回やり、ようやく小原峠に帰ってきました。
ここで既に12:30、大長山から下ってくるだけで50分かかっています。体力もだいぶ使用したのですが、まだ時間的には余裕があるので、赤兎山に登ることにしました。
しばらく登っていると、上から3名の登山者が下りてきました。聞くと同じ小原から来られたようで、途中の自転車デポとかちゃんと目撃されていました。スキーなので途中で抜かされますね〜と話されて、では颯爽と滑る姿をご覧あれとばかり赤兎山への登りにも力が入ります。
結局赤兎山へは30分で到着。小休止を入れて、ついにシールを剥がし、あとは滑り降りるだけです。今回も山頂から標高1350mあたりまでの滑走は豪快そのもの、いつものクオーターパイプにも寄って雄叫びを上げながらの滑走です。雪質は柔らかいザラメの上が軽く凍っており、よく滑りよく削れて申し分のない雪質でした。赤兎山に登っておいてよかったとつくづく思います。

さきほどの登山者3名はいつの間にか追い抜かしてしまっていたようで、残念ながら颯爽と滑る姿(笑)を見ていただくことはできませんでした。さて林道の下りも、軽く氷の乗った状態なのでよく滑り、快調に下りていくことができます。杉林のショートカットも一部やりましたが、まぁOKでしょう。林道はところどころ雪が途切れているので、その都度板を外して担いで歩きます。それを何度も何度も繰り返し、ようやく自転車デポ地点に戻ってきました。

さて自転車にまたがると、下りは超快適!何もしなくても座って下山できるのですから!気温が低かったのもありますが、逆に寒くなりました。水が流れているところは徐行するのですが、4.7kmの道のりを16分で下山。歩きならざっと1時間15分はかかっているでしょう。

車に戻り、自転車とスキーを片付け(道具が多いので片付けるのにも時間がかかります)、帰路に着きますが、しばらくすると勝山市内でも小雨が降り出しました。おお、予想より早い雨!夕方には本降りに、早く下山できてよかった。

山スキーも今シーズンの集大成を実現できたということで、ゴールデンウイークを最後にそろそろ普通の登山に戻ろうかなと考えている今日この頃です。

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コメント

白〜い!
 わはは! まだまだいけるじゃないですか、GWなんて早い早い!遭難記念日の海の日くらいまで頑張ろう

 昨日御池岳へ行きましたがボタンブチの東側に無理矢理なら滑降できる雪渓が残っており、当日の装備にスキーは不要と書きましたが許可します。
 ただ滑降のアフターは誰もできません、ゴロ谷の谷底で待ってます。  スキーをタケコプターの様にして着陸願います・・・・・オーバー
2013/4/22 4:59
こんにちは!
さすがに海の日まで滑ろうと思ったら、かなり遠征しないといけませんね〜。そこまで山スキーにこだわってる訳ではないので、せいぜい北陸で滑れるまでにしておきます。

ほぅ〜ボタンブチの東側にまだ雪渓が残ってましたか!あそこを滑り降りるのはちょっと興味があるんですけど、どうせ滑るならちゃんと雪のある時でないと
問題は滑り降りた後、テーブルランドにどうやって戻るかなんです。二度と這い上がれないような気がして…その気になれば直登できるもんなんでしょうけどね、ボタンブチって
2013/4/22 12:36
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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