雨山峠から鍋割山

- GPS
- --:--
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,155m
- 下り
- 1,152m
コースタイム
鍋割山11:00 - 小丸11:30 - 二俣13:00 - 大倉バス停14:00
| 過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
昨年、変形性膝関節症と診断されました。もうジョギングも登山も止めようと思ったのですが、リハビリのおかげで少しずつ歩けるようになったので、ハイキングに挑戦してみることにしました。丘陵歩きなどで足慣らしができたので、今回は自分が一番よく知っている山、丹沢へ。流石にいきなり雨山峠はどうかと思いましたが、道は悪いが勾配が緩いこと、膝にこたえる階段道が少ないこと、人が少ないのでマイペースで歩けるということで選択しました。痛みが出たときの頓服薬とサポーターが今回の新装備です。
予想通りたまにしか登山客を見かけない沢沿いの道は、自分のことだけを考えて黙々と歩くのにうってつけです。天気にも恵まれ木々の若葉がとても眩しく、久しぶりに嗅ぐ青い匂いとミソサザイやセンダイムシクイ達の声に励まされて峠を目指します。
このコースは徒渉と高巻きを何度か繰り返すのですが、以前歩いたときちょっと分かりにくいなあと思う所にはすべて新しい標識が付けられていました。とくに寄コシバ沢を渡るところは赤テープに誘われてうっかり鍋割峠の方に行ってしまいそうになるのですが、しっかりとした道標があって間違えようがありません。
峠からは稜線伝いに鍋割山を目指します。いきなり急登なのでかなり堪えますが、振り返るとまだ頭が真っ白なままの富士山が励ましてくれます。痩せた尾根を慎重に歩いて、3ヶ所ある鎖場も難しいところは無く、浮いた砂に滑らないよう注意して進めば大丈夫。以前とあまり変わらない時間で鍋割山に着くことができました。
見事な富士の眺めをいつまでも楽しんでいたかったのですが、下りでの膝のことを考えると不安でのんびりできず早々に出発。大好きな栗ノ木胴ルートは最初の急坂下りに自信が無かったので、小丸尾根へ向かいます。下りではストックを出したのですがうまく使いこなせず難儀しました。膝を庇おうと強く支えるとバランスを崩しそうになるし、かといってバランスを取るだけでは膝の負担は減らないし・・。段差が大きな所では後ろ向きになってなんとか降りるという有様。745ピークを過ぎて眼下に林道が見えたときは心底ほっとしました。
まだちょっと本格的なハイキングには早すぎたかな?というのが率直な感想です。もう少し筋力を付けて、安心して下れるようにしなければいけませんね。でもどうしても今、行きたかったのです。年を取ると心身ともにあちこちガタが出てきますが、出来る範囲でケアをして、出来る範囲でこれまでの生活を続けていくことが大事なのだと実感しました。
半年ぶりの山はやっぱり楽しかった!明日からまた頑張れそうです。
nubatama















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